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【News! AIRS-Lab #121】 凍結胚の人権とは?、ライブ講義の休講(2/26)、AIアートなど

皆様こんにちは、我妻です。

昨日、Udemyで新コースをリリースしました。

「LangChainを学ぼう!」は、LLM(大規模言語モデル)の利用を強力にサポートするライブラリ「LangChain」の使い方を学ぶ講座です。
LLMを使った独自のアプリを開発したい方におすすめです。

今回は、明日2/26(月)のライブ講義が休講であること、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

Udemyコース一覧はこちら。


【ライブ講義の休講】

明日2/26(月)21時からの講義はお休みになりますのでご注意ください。
次の講義は、3/4(月)、21時からになります。


アートには「ナラティブ」が必要との主張。

ナラティブは長い時間かけて作家が築いてきたストーリーやメッセージで、AI絵にはそれが書けているとのこと。
ただ、僕はこの意見には反対で、アートはその作品そのものが美的な満足感を与える必要があると考えています。

過度にナラティブを求めると作品そのものはどうでも良くなってしまいます。
それに、周りの評価に左右されて自分で作品を評価できなくなりがちです。
むしろ、AI絵の方が作品そのものの美を評価できるのではないでしょうか。


凍結胚の人権をどう扱うかという問題。

人間をどう定義するか、によるかと。
この段階では知性を宿していないので、知性の有無を基準にすれば人間ではありません。
しかしながら、人間の定義を受精から死亡までとすれば人間になります。
個人的には、受精卵が全て育っているわけではないし、iPS細胞から人間の部位の再現が可能になりつつあるので、これは人間と認めない方がいいかと思うのですが....


差別や偏見は良くないですが、それに配慮するあまり事実に反するデータが生成される事例が。

Geminiはユーザーが指示した内容に基づいて画像を生成する機能を持っていますが、歴史的な正確さを欠いた事例が確認されました。
特に、1943年のドイツ軍兵士やアメリカ建国時の政治家を描く際に、史実を反映していない多様な人物を生成してしまいました。
これらの例には、ナチスドイツ時代のドイツ軍の黒人男性兵士やアジア人女性、またアメリカ建国に貢献した政治家としての黒人男性が含まれています。Googleはこの問題に対して、改善に取り組むことを表明しました。

このような事例は、AIが歴史的事実や現実に即した画像を生成する上での課題を浮き彫りにします。
AIが多様性を促進することは重要ですが、それが歴史的な事実や現実を歪める結果につながる場合、注意が必要です。


昔僻地工場で腐っていた時に、何度もふろむだ氏の記事に励まされました。

今回は科学の信頼性に関する記事ですが、相変わらず論理的かつ具体例があって分かりやすいです。
基礎研究は真偽の検証にコストがかかりすぎですね。
僕の場合、結局は動く物やサービスを見て技術の良し悪しを判断するスタイルに落ち着いています。
OpenAIは、実際に動くサービスを提供しているので文句のつけようがありません。


【今週のAIアート】

以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourneyを利用しています。

審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。


【Udemy動画の一部無料公開】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。


【書籍】

AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。

Amazonの著書一覧はこちら。


今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。

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