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休学前半総括

2023年の4月に1年間の休学がスタート。9月で6ヶ月が経過して10月より後半戦が始まった。文字起こししないと成長してないと錯覚して暴れ出す面倒な人種故それなりに記録する。


東南アジア

まずは専攻分野関連の充実に着手。異国同士の文化的な連なりと現代の様相を知るため、各国のエリア・スタディーズを小鬼のように読み漁った。

他には東南アジア美術の入門書、現代アジア各国の本に触れ、紋様や美術の背景に隠れる視点を獲得。文化が社会とそれに属する人間から生まれる過程をイメージできた。フィールドワークの一助になるはず。

僕は東南アジアマニアになりたいのではなく、現地で触れた自身と波長の近いエネルギーの正体を探っている。創作されるものと人間の関係、生活環境の構造を自分も取り入れて、アジア圏で合作してアジア観を再解釈してやろうという算段。120楽しいもん。

そうなるとやはり現地に触れたくなるのがヒトの性。

クラウドファンディング

豊富な体力と時間に対して壊滅的な経済力。私が持つ唯一の学生らしさ。
その節はありがとうございました。多くの方々に助けられて無事40万円を達成、3ヶ月間東南アジアへ渡航できることに。

10月中にクラファンの経験もまとめるよ。学生にもっと活用されていいシステムだよ。

気づきたくさんあり。焦りと思惑は簡単に伝わってしまうし、言葉にできていないものが沢山あると知った。特に大きな変化は、「勉強」の価値観。
無駄にせず意義ある渡航にすることを伝えるため、「フィールドワーク」「学習」などの言葉を多く使っていた時のこと。

勉強や創作に取り組む時、強迫的になってしまうのは何故だ?
自分を隠して結局自分の好きじゃない文体を採用してしまうのは何故だ?

家庭

東南アジア研究も創作も自分で選んでやっているのだが、時折「〜しなければならない」という考えに囚われて立ちゆかなくなる時がある。
原因を知るためにこれまでの経験を遡ってみると、家庭での経験と高校の勉強に心当たりが見つかった。

自分を縛り付けてきた「誰がお金を払ってると思ってるんだ」という言葉。バレエを辞めてさらに申し訳なくなり、高校で良いテスト結果を持ち帰ると親が喜ぶのでつまらない勉強をやめられなくなっていた。
2回取った100点とほぼ8-9割のテストは完全に親のためだった。心的に疲れ果てた状態で大学を選ぶという発想なんてあるまい。
ようやくたどり着いた。自分の感情を隠して優等生ぶろうとして失敗していた理由が一歩言語化できた。

ならば創作も認められるため、他人のためにやっているのか?


創作

そんなことはない。そうじゃなくあって欲しい。
現代の能力主義的な社会は合わない。だが合わないことばかり愚痴って擦り切れていくのもごめんなので、少しずつ自分の周りの環境を楽しいものにするために作り始めた。さいあくななちゃん、カオスちゃん、eiko otakeみたいに身を投げ出して物を作るひとに自分を重ねて作り始めた。
ステージで踊るために音楽を作るという過程を踏んでいる。

僕は自分のためにバレエを踊っていた。
過程を経て、一番大切なこともわかった。

作ったものを届けたくなった。


動画

最近方向性に迷って休んでいる動画投稿だが、自分の見ている東南アジアの解像度が上がるようなものがほしくて作っている。

実を言うと「うたがわ」という名前と対になる「うみなり」という創作用の名前が存在する。

うたがわ-知識。栄養を豊かに取り込む川
うみなり-創作。川から注ぎ広く冒険に満ちた海

つうわけ。
ずんだもんに働かせr手伝ってもらう解説動画はうたがわ、創作はうみなりで投稿予定です。


一部ですがこういう感じで多少成長しました。
一番の意義は「1人で向き合う時期」を経たこと。強い自我があるとはいえ、ずっと気づかないくらいナチュラルに他人のために生きていたので、自分で選ぶ時間をまとめて長く取れたのは始めてだった。

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