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「晴れの日は下手の横好き」第三回 猫と花日和

あったかい冬で快適か不穏か?

1月に入って、九州南部の山間地は例年より暖かい日が続いています。
最低気温は零度を下回る事日が多いものの、連日最高気温が15度近くあります。10度を下回らないのです。
YouTubeのガーデニングチャンネルやXなどのSNSでやはり暖冬でえんどう豆が早咲きしてダメになったという発信をちらほら見かけました。
平野はそんなに暖かいのかあとノンキに見ていたら、何と年明けにホームセンターで咲いているえんどう豆を見つけてびっくり。
九州もやはり暖かいようです。

2024年は例年にない暖冬とその影響か能登半島の未曾有の災害で幕を明けました。
温暖化が作物の不作や災害を引き起こす一因になるのなら、今後も気温の変化に敏感にならざるを得ないでしょう。

日本の三大香木

斑入りの葉の沈丁花(ジンチョウゲ)。

とうとうお迎えしてしまいました。
冬だから今月は花は買わないぞと心に決めていたのです。ところが、抑圧するという事は自覚している欲望があるということであり、冬に花が増えております。
何のために昨年の秋にたくさん種まきしたのか。
その花の芽はたくさん出ています。咲くのは春になるでしょう。

春は沈丁花、夏から秋は山梔子、冬は金木犀。日本の三大香木と言われています。
私は香りの強いキンモクセイがそれほど好きではありません。しかし、なぜかクチナシは昨年買いたくなったのです。しかも、買ってみたら確かに香りは強いけれど嫌な感じがしませんでした。残念ながら、挿し木は生き残っているものの親株は葉が落ち、枯れてしまいそうです。

沈丁花はよく知らない花ながら一番ほしいと思っていた花でした。字面と音の響きが好きなのです。
まだ蕾なので、花が開いたら山梔子や金木犀より柔らかな香りがするのではないかと想像しています。
正月に咲いた寒菊のようにゆっくり花が咲いてくれたら。
肥料やりと植え替えについては、まだ考え中です。

沈丁花の鉢植え候補

初売りがどこも終わった頃にショッピングモールに出かけました。

椅子が特にお気に入りです

刑務作業の木工作品が売られていて、母たちとあれもこれもと買い込みました。積み木に小さな椅子にまな板にゴミ箱。そのコーナーには木製のソファまで売られていましたが、さすがに車に乗らないと断念。
母が買おうと言ったものは他にもありました。私用ならもういらないからと、無視しました。母は癌で舌を半分以上切除しているのではっきり話せません。耳も放射線治療の影響とストレスで片耳はほぼ失聴しており、もう片方はもう少し聞こえますが、どっちが聞こえる耳か忘れてしまうので、外ではなかなか会話が成り立ちません。筆談はせず、右左がよくわからないらしくて間違えるので、母が言っているのが右なのか左なのか子どものの頃から状況で判断してきました。
母はそれを子どもの頃転校が多くてよく習い損ねたせいにします。東西南北はそういうこともあるとして、右左は母が覚える気がないだけではないかという気がずっとしています。とんでもない読書好きなのに、字を極端に書かない、ゲーム嫌いなのに数独はする、絵を描くのが苦痛なのに、編み物は好きなんて変わってませんか。

それはともかく、買い込んだものの使い道が決まっていません。まな板は台所にパズルは姪の誕生日にいつか送るとして、問題はゴミ箱と椅子です。

実はゴミ箱は買う時から鉢植えにするつもりでした。その時は、何を植えるか決めないままでしたが、数日後に沈丁花を買ってきて、沈丁花を植えてもいいなと考えています。
ただ植える前にマクラメ編みで鉢を飾り付けしたいんですよね。何色のロープで編むか考え中です。
と、やらないだはろうなぎと思いながらこうnoteに書くとなぜかやる気が出て、翌日にやったりするので書いておきます。

椅子は鉢植えを置く棚にするつもりで買って、猫用に出来ないかなと部屋においてます。
買ってきたその日は、我が家の猫二匹とも椅子にスリスリしてました。しかし、数日経ってもまだ座ってくれないんですよね。

数年前に作った猫用クッションが→。
マクラメ編みコースターが白。

我が家の猫たちは、麻縄編みやロープ編みで作ったものを案外使ってくれます。わざとらしく周りに並べておいたら、そのそばをうろちょろしたり、トンボ猫は爪とぎをはしゃいで使ってました。
しかし、椅子には未だ座らず。
マクラメ編みで敷物も作ってみたのですが。
猫が使わないなら外に鉢置きにすべきですよね。
しかし、猫が使うかもという未練がまだ捨てられないのです。

果たして、来月までに沈丁花をゴミ箱に植えることができるのか。椅子を鉢置きにできるのか。私の決心にかかっています。

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