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薬草も昆虫も嫌いな人に無理強いはダメ

持病がわかる前から蕁麻疹が出やすく、お腹を壊しやすかったので、お腹が緩くなったものは食べないということを10代から続けてきました。
あるいは、お腹を緩めたいなというときは、あえて甘いものを食べるなどということをやってきたのです。

けれども、今年からは、食べられるものを少し増やそうという生活を始めています。持病のことを考えたらこれは間違いで、なるべくなら食事は腹八分目、お腹に悪いものはすべて避けた方がいいに決まっています。

しかし、それだと食べられる料理も限られてしまっていました。
今年流行っている「黒烏龍茶」。
脂質を洗い流すというあれのように、食事で傷んだ体を食事で治すというのもありかなと思いながら実践しています。

体調がよくなった実感はないのですが、病院の検査結果がよく、食べるのに痩せてきました。
単に痩せているだけだったら、胃腸が弱ってきただけなのかなと思うところです。
しかし、気力は出ないものの、何か食べなきゃとか庭からハーブを毎朝採ってくると決めるだけで動くきっかけになるものです。

一方で、今一番気に入っているのは、わざわざホームセンターから買ってきて植えたハーブではなく、庭に勝手に生えているキランソウなのです。
これは、いい。何より虫がついてない。
群生しておらず、庭のあちこちに隠れるように這いつくばって生えているのを探すのもよいのです。手でぽきんと折れて、根っこから抜けて土がつくという心配もありません。触ってもかゆくないです。

こんな利用しやすい野草はありません。
おまけに万能薬っていうんですから。
我が家で繁殖させて世の中に広めようかと一瞬考えましたが、きっと生態系への影響があるから駄目ですね。いくらどこでもそこそこみられる雑草とはいえ、意図的に大量繁殖させてはいけないでしょう。

同じシソ科のカキドオシを陰干ししていますが、これがなかなか乾燥しません。こちらは迷惑なほど大量繁殖していて、ちょっとひっぱると、根っこごと抜けてしまいます。土がついてくる上、葉っぱが食べられているようなことはないものの少し虫もついています。

野草はとにかく天ぷらにするといいと書いてあるので、これまで天ぷらは作っても自分ではあまり食べてこなかったものの、天ぷらにして、自分でも食べてみようと思い立ちました。

しかし、油は価格も上がっており、ユキノシタなど天ぷらで食す有名な野草もなかなか採取する気になりません。
とはいえ、とってきたキランソウをなんとかしなければと天ぷらには数が足りないので(油がもったいない)庭からカキドオシをさらに採ってきた次第です。

水にさらしてジャブジャブ洗って丁寧にゴミをとって、天ぷらに。

ところが、不味いと言われました!

二度と食べたくない苦味らしいです。
私は薬草の苦味に慣れてしまったのでしょうか。恐らくカキドオシよりキランソウが苦いのだと思います。これまでパスタや炒め物やお茶にしてきた中で確かに天ぷらが一番苦味が強かったのですが、私は食べられないほどだとは思いませんでした。

他人に食わせるなと言われたので、まあまあな量を作ったのに、もう誰にも食べてもらいことができません。

とりあえず食べきれないので冷凍。
思ったより火が通らなかったのか?
全草食べられる。作り方の手順がまずかったのかもしれません。

他人に食べさせようと思うなら、味を確かめてからにしなければなりません。家族であっても同様てます。

冷凍して、私の非常食にすることにしました。
干してお茶まで作っているのですが、これも不味いと言われそうですね。
その場合は、食用以外に使います。

私は胃腸が弱い割に好き嫌いがないので、好き嫌いのある人に草は無理だなと今更ながら思い知りました。

ちまたでは、昆虫食が活気づいています。
野草だって食べないのに一足飛びに昆虫は行き過ぎでしょう。日本には牛乳も野草も捨てられるほど余っています。

カルシウムが摂りたければ、まずはハーブティーから始めればいいじゃないですか?

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