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【ドラマ版】北欧こじらせ日記

以前に「北欧こじらせ日記」の感想文を書きました。

海外移住を考える人の情熱ってすごいなあ、それが悩みでもあり、活力でもあるんだなということを書いたと思います。

現在この「北欧こじらせ日記」がテレビ東京のチャンネルでドラマとして放送されているそうです。残念ながら、私は地方でテレビ東京が映らないので、Amazon Primeビデオで見ました。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B6C75P6R/ref=atv_hm_hom_1_c_1O5khD_brws_3_7

本の中では、北欧に関係することに焦点が絞って語られていました。北欧の観光案内のようなイラストが可愛くて、一方で、それほど多く著者の日本での暮らしぶりや転職後の中国での暮らしが語られているわけではありませんでした。

それをどう膨らませてドラマにするのだろうと見てみたのですが、ドキュメンタリではないので脚色を多えたドラマ仕立てになっているようでした。

本の中で周囲の人の優しさが感じられましたが、ドラマの中の人たちはちょっと言葉が辛辣。特に彼氏さんが北欧移住に関して馬鹿にしているというか、否定的なことばかりいうのです。

さらに、ちょっと現実とは辻褄の合わないところが1話から見受けられました。著者はそんな考えなしではないでしょ?と見ていてツッコミをいれたくなりました。しかし、それも女性を無鉄砲に描いた方がドラマとして盛り上がるということなのかもしれません。

最近の流行りなのか、主人公が北欧の料理を作るシーンが毎回話に出てきました。フィンランドのシナモンロール。わたしも食べてみたいけれども、そのシーン、毎回はいらないかなとちょっと思ってしまいました。ドラマにいちゃもんつけるほど、ドラマの仕様について詳しいわけではないのですが、ちょっと違和感があったので、悪しからず。

そしてそして、ドラマの最大の盛り上がりと思っていた北欧好きの人が集まるオフ会が2話でさらっと出て来たのに驚きました。初めてのオフ会の計画で、著者はいろいろ緊張していたようですが、スムーズに話が進みました。そこはもうちょっとドラマ仕立てなら、本人が工夫したり苦労したシーンを描いてほしかった・・・。

と、こういうところがダメなんですよね。原作を先に読むと違和感を覚えてしまう。自分が期待する展開でないと不満を覚える。ドラマや映画は先に映像を見て、原作は後から読むのが鉄則です。ハリーポッターシリーズもそれをやろうとして、おとなになるまで最終巻を読めなかったというのに・・・。ドラマになること(なってた?)ことを本を読んでから知ったのです。

だってだって、本の中では初めからすし職人を目指していたじゃないですか。それがカフェ経営?そっちの方が女性が目指す職業としてお洒落だから?そういう夢の方向にもっていきたかった?面白かったんですけど、ついツッコミがいろいろ出たのです。

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