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【朗読】暗夜行路 6

猫様とごはん
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親は気まぐれに子供と相撲をしたり、腕相撲をしたりします。けれども、子供はいつまでだってそれを勝つまでやめたくないわけです。大人はそのうちに辟易してしまいます。これは猫を飼っていても同じことで、猫と気まぐれに遊んであげますが、それでいつまでも止めないで突っかかってくるので、不意に苛立ちを覚えることがあります。それはどうしようもないことです。

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