志賀直哉

人間失格 太宰治と3人の女たち 感想徒然

「人間失格 太宰治と3人の女たち」を見た。
太宰ファンであるので義務だった。

感想は、良いか悪いかで言えば良かった。
これを観て、「蜷川実花は文学を舐めている」とかいうレビューを書いている人はその人こそ文学を舐めている、というか太宰を知らないのだろう。

蜷川実花の耽美な世界観は嫌いじゃないし(ファッションが何よりサイコーだった)、太宰の描き方も解釈違いというわけでもなかった。なので良かった。

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ささやきの小径の先に

春日大社の境内の中に、静謐な森林の小径がある。

「下の禰宜道(しものねぎみち)」
通称「ささやきの小径」と呼ばれる道だ。

この道に一歩足を踏み入れるだけで、
観光客で溢れかえった落ち着きのない雰囲気から脱することができる。

馬酔木(あせび)と呼ばれる木が生い茂り、陽の光を遮って美しい木陰を作っている。
涼しい風が通っていて、小川の水の音も清らかだ。
訪れたのは8月下旬だが、汗ひとつかかなかっ

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関西旅日記(46):のんびりできそうな高畑地区

こんにちはこんばんは、ナオティです。前回までに東大寺や春日大社のパートを紹介してきました。今日ご紹介するのが、高畑地区です。

といってもわからない方も多いのではないでしょうか。実は奈良市内でも古くから文化人が多く集ったり住んでいたりする地区として知られています。

行き方ですが、春日大社の一の鳥居から南へ走り、そのあと左折した先に向かうルートです。自転車で出かけたのはいいのですが、緩い坂道が長く

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ありがとうございます!あなたの記事もぜひ読んでみたいです!!
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文学コラム・「幸福な王子」(ワイルド)と「小僧の神様」(志賀直哉)の差

こんばんは拓也です!(・ω・)ノシ
 今回は小説でも、似たテーマでも書き手によって大きな差が生まれる、というものを紹介したいと思います。タイトルにも有る様に「幸福な王子」と「小僧の神様」ですね。
 このケースは「十五少年漂流記」と「蠅の王」なども良い典型例ではあるのですが、テーマが明確な前者2作品を例にしたいと思います~

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 「幸福な王子」は現在青空文庫などでも読めるワイルド作の寓話、

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ありがとうございます!次回の更新も頑張ります!
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小説の神様『志賀直哉』旧居へ行ってきました。

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奈良市にある志賀直哉旧居です。

門構えから、雰囲気があってもうワクワクしながら中へ入りました。

入館料が安い!

靴を入れるためのビニール袋が用意されていました。

こちらで入館料を払います。

順路はまず二階からでした。

いきなりこの眺め。

お庭もステキなんですが、この窓の取り方。

座って外を眺めるのに良い高さ。

部屋と部屋の間にこのスペース。

ここが『暗夜行路』終章

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嬉しいです♪
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志賀直哉旧居にて。奈良に行ってきました。

(^^♪
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vol.39 志賀直哉「小僧の神様」を読んで

説教くさい志賀直哉を時々読みたくなる。

この短編、実際に志賀直哉が、鮨屋に客としていた時、ひとりの小僧が入って来て、一度持った鮨を、お金が足りなくて、また置いて店を出ていくのを見かけた。それだけのことから作り上げた物語らしい。

<あらすじ>鮨を食べたいと願う小僧と、彼にごちそうしてあげたいと思う貴族院議員Aのお話。

小僧の仙吉は神田の秤屋で奉公していた。彼は噂でうまい鮨屋話を聞いて、自分でも

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スキありがとうございます。
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いい文章を書く秘訣

小説は文章が腐り易い。
制限は表現を彫琢する。
和歌や俳句の芸術性はそこにある。本来なら100字200字欲しいところを31字や17字に絞り込む。字数を使えない分、言葉の響きや文字面(もじづら)や非日常の組み合わせで、意図を示唆せざるを得ない。この時、読者内部の体験をも利用する。ここに読み手の能動性が生じ、感動にまで伝播する可能性が増す。
文字数だけでなく、漢詩の場合、漢字のみということも平仄も制限

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押忍!
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103「小僧の神様」志賀直哉

148グラム。志賀直哉を褒めておくと小説をたくさん読んでる人っぽい感じが出せる、というイメージがある。一方で「ほほお、私も好きなんですよ」などと言い出すホンモノに出会ってしまうと一気に逃げ場がなくなるというイメージも、ある。

 「小説の神様」と教科書にまで書いてあるからには、志賀直哉という人は何か複雑で高度なことをおどろくべき緻密な計算の上で破綻なく完成させるとか、あるいは、あのクオリティのもの

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