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俳句10句よんでみた part.46

世間は師走。私は暇。
冬だからひたすら眠たい。
猫とずっと寝ていたい。
けれども、朝から猫が起こす。
早起きを催促する。
そんなに早起きするような用事は無いはず。
しかし、猫にとっては切実。
トイレが我慢できない。
冬の猫はトイレが近くなるらしい。
早く夜中にしたうんちを片付けてもらわないとおしっこができない。
その後、うんちもするつもり。
2回うんちを片付けて、まだ次が待っている。2匹目の猫が後ろでトイレ待ちをしているのだ。
「早く片付けてしまえ臭いんだ!」とばかりに、新聞に包みかけた他人様のうんちに砂をかける真似をする。
自分のものにもいつもそうしているのだろうが、他人様のうんちを手足につけたらいけない気がして、慌てて片付ける。
うんちの片付け、3回目。
暇な師走。
しかし、早朝が忙しい。

2022.11.29
枯野食む野良牛一党雨下がり

2022.11.30
ブロイラー命は冬の箱の中

2022.12.01
BBQ白ソーセージは赤になり

真昼薄切りの冬苺のケーキ

白菜に穴蝸牛かたつむりはいつ冬眠す

2022.12.02
久住山裾野に冬薔薇猫高貴

冬は病み期にて玉ねぎスープ苦し

枯野にはまだトマト生る我が家かな

コーデュロイパンツ出す懐かし黒板

ソファにて猫とおしくらまんじゅうコーデュロイ

冬を病むミサイル音する国の空

猫と暇持て余し毛糸玉

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