本日、高校野球の準々決勝が行われ、大阪桐蔭・済美・日大三・金足農業の4校がベスト4入りを決めました。

金足農業の躍進や圧巻の王者・大阪桐蔭など記念大会なだけあって何かと話題の多い今年の高校野球ですが、150キロ越え投手が4名出るなど高校生投手のレベルアップも目につきます。

その中で最も注目を浴びている投手と言えば、金足農業の吉田輝星で間違いないでしょう。

秋田の田舎の公立高校の躍進はこの男無しには、語ることができません。

エースで打者としても主軸を任され、4試合連続2桁奪三振を記録し、なおかつバックスクリーン左にホームランをぶち込むなど投打にわたって野球ファンを魅了し続けています。

投手としてのスペックは、ノビのあるMAX150キロのストレートに、ランナーがいない時は多少抜き気味に投げて、ランナーが得点圏に行くとギアを上げる、といったクレバーさも兼ね備える素晴らしい投手です。

150球以上投げても、力を入れたときのスピードは落ちることなくスタミナも申し分ありません。

以上のように投手としてのスペックは非常に高いものがあるとは思いますが、ドラフト1位候補にも挙がっているとのことですが、個人的にはそれは上がりすぎじゃないかな、というのが本音です。

確かにこのノビのあるストレートは圧巻ですが、スライダー・スプリット等変化球の質はまだまだといったところで、身長も176㎝とタッパの無さも気になるところです。

何よりこの甲子園という舞台で投げ過ぎているというのもマイナスポイントではあります。

そう考えると、将来性には多少の疑問符はついて回るのではないでしょうか。

この吉田以上に私個人的に衝撃を受けたのが、タイトルにもありますが浦和学院の渡邉勇太朗です。

大谷を意識したフォームからMAX149キロで常時145キロ付近を出せる馬力もさることながら、何よりスライダーがスラットしているのが非常に素晴らしいです。

高校生でこれ程のボールを投げる投手はそうはいないでしょう。(根尾もこのスライダーと同じようなボールを投げてはいましたが)

一昨年の優勝投手である今井達也の少しレベル落ちる感じでしょうかね。

190㎝/90㎏と体格も立派ですので、投手として大谷2世に成り得る可能性は十分にあるでしょう。

また浦和学院は複数投手制を取っている高校ですので、肩肘もそれ程使い減りしていないでしょうから、故障のリスクも少なそうです。(メカニクスの観点から見るとあるかもしれませんが…)

そう考えると、純粋な実力プラス将来性の観点から見ても、浦和学院の渡邉勇太朗の方がよっぽどドラフト1位にふさわしいように思います。

ですので、個人的なNo1投手は浦和学院の渡邉勇太朗ですね。

広島に来てほしいですが、将来性のある遊撃手、大学社会人の即戦力投手優先で取れないのでしょうね泣

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