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泡沫の日常

今日は用事があって、約1ヶ月半ぶりに電車に乗って静岡市の街へ行った。

行き帰りの車内は、平日の昼間にも関わらず座席を詰めて座る人はおらず、常に間隔が保たれ、ローカル線の無人駅でさえ、降車ボタンを押すまでもなくドアが開く。

驚いたのは、街についてから。

駅近のショッピングモールの一角や歩道沿いに並ぶ飲食店、見慣れたはずのお店が消えていた。

無くなっていなくても、閉店を知らせる貼り紙がチラついている。私が気に入って街に来ると毎回立ち寄っていたアクセサリーショップもだった。

たった一二ヶ月の間に日常だと思っていた風景は消え去っていた。

日常は変化していくものだけれども、儚すぎるこの日常の一部を守りたいと感じたとき、一人ひとりにできることはあるのだろうか。


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