望月結真

UIデザイナーの端くれ

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最近の記事

人間の本能から考える情報化社会の落とし穴

久しぶりの更新です。 今回は、まだ読み途中のおもしろい本について紹介したいと思います。(ブログのタイトルは私なりにこの本から読み取った内容を採用してみました) その本はこちら↓ 何か興味をそそられる本はないかと、最寄りの書店に立ち寄った際に出会った本です。 私がこの本に強く惹かれたポイントは、『10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』という見出しです。 これを読めば、知見のある人にわざわざ解説してもらわなくても、情報を見極めることができる、情報に

    • 卒制日記④

      一週間ぶりの投稿です。 他にやることがあったり研究が思うように進まなかったりで、一旦ブログは後回しにしていたら、あっという間に一週間経っていました。 こうして積み上げた習慣は死んでいくんだなと思うと恐ろしくなりましたね(笑) 実際何かを継続しようとすると、質はもちろん大事だけれどスピード感ってそれ以上に大事な要素なんだなと感じました。これは考え始めると鈍足になってしまう自分の性質上の問題が大きく起因していますが。 さて、ここからが本題です。 ワークライフバランスに関

      • 苦しい時間

        春休み明け初めての登校日で、超久しぶりに大学の友人に会いました。 こんなに人に会えて嬉しいと思ったのはおそらく初めてです。 こうした単純な嬉しさと同時に、家に篭りきりでマンネリ化した生活によって一人で考えることに慣れてしまった頭:凝り固まった頭をこの環境がとき解してくれることを期待していました。 しかし結果そう上手くいきませんでした。 ただ待っていても環境は自分に何も与えてくれない。せっかく友人や先生に会えても、結局きっかけを作り出すのは自分自身。 いろいろ考えてき

        • 関心ごとの分析/卒制日記③

          今日は、一昨日から昨日にかけて集めた、ネット記事をまとめていて気づいてことを記したいと思います。 こうした記事を収集する時、とにかく興味を持ったものを本来の調査目的から外れない程度にスクラップしているのですが、収集しているときには気付かなくても、後から収集したものを見てみると自身の関心がどこにあるのかが非常に分かりやすかったりします。 今回がまさにそれで、私が収集したネット記事のほとんどが働き方(働き方改革)について記したものでした。 その要因として考えられることは2つ

        人間の本能から考える情報化社会の落とし穴

          プロセスのことで頭が一杯/卒制日記②

          卒制のキーワードとして教科書から選定した「Public」という言葉に基づいて、自分が関わることができる(直接リサーチ・コンタクトをとることができる)場所、人、そしてその2つの要素に繋げるための出来事を調べる、という工程をこなしました。 これは事例の分析・調査のプロセスの中でも最も大きな(広い)視点からのものに当たると思います。 というのも、大きな視点から調査した方が、調査を突き詰めていくにあたって無駄がないと考えたからです。 その理由は、逆説的に考えれば分かりやすいです

          プロセスのことで頭が一杯/卒制日記②

          ストレスを調べてみた/卒制日記①

          ストレス関連のものを作ってみたいという超ざっくりとしたテーマ(テーマと呼べるのかすら正直危うい)が決まったところで、まずは資料収集開始です。 何かを深く研究するときは、まずそもそも論に立ち返るのがお約束なので、誰でも知っているような内容から調べ直し。これが意外と重要工程な気がしていて、なぜなら自分の中の当たり前が間違っているかもしれないからです。自信を持って研究を進める上で欠かせないことだと私は思っています。後から調べるのは面倒ですし。 言われたことや聞いたことを素直に信

          ストレスを調べてみた/卒制日記①

          新鮮な情報がインスピレーションをくれる

          6月に突入し、いよいよ2020年も半分を過ぎようとしている。いつもならカメラロールが2000枚を超えることは普通だが、今年は500枚程度。どこにも行けていないことがここからもわかる。 今日もいつも通り机に向かって卒制について考えていた。卒制のことは何度も話題に挙げているが、他に考えることもないのでご容赦いただきたい。 元々研究しようと考えていたテーマに行き詰まり、スタート地点から考え直そうとしていた。本の事例を参考にあれこれとやりたいことを探したり、キーワードをヒントに調

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          デザイナー思考とアーティスト思考

          課題にしろ趣味にしろ、何かしら制作活動をしていると他者の作品や成果物を参考にすることは少なくありません。 今の時代、情報へのアクセスは容易のため、優れた作品に出会う機会も多くなります。そしてその度に制作者への尊敬と羨ましさが襲ってきます。 目を引く作品を作り出す人は、その多くがアーティスト気質であると個人的には感じています。その原因は恐らく、これまで見たことがない、斬新であると言うような他者との比較によって評価することが多いからだと思います。 自分自身を表現する=アイデ

          デザイナー思考とアーティスト思考

          若者が希望を持てないのはなぜか

          今日も昨日に続いて興味を持った記事とそれについて考えたことについて書こうと思います。 記事はこちら↓ なんとなく社会や将来に希望を持てない若者が増えているとよく言いますが、その原因について深く考えたことはありませんでした。 想像するに、金銭的余裕が無く生活が苦しいことや生きがいと呼べるものが無いこと、現在の大人たちの姿を見てこんな生き方はしたくないと思ってしまうことなどが挙げられるかと個人的には思っていました。 ですがこの記事を読み、言われてみればその通りなのに全く思

          若者が希望を持てないのはなぜか

          ロールモデルをもとに人生を考えた。/自己啓発本を読んでしまうワケ

          ロールモデル:自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長すると言われます。 (コトバンク kotobank.jp より) ニュースメディアNewsPicksの記事で目に留まったものの中に、自己啓発本について触れたものがありました。そこで気になったのが冒頭に書いた「ロールモデル」という言葉です。 家にいる時間が増えたことで、以前よりも本を読む機会が増えました

          ロールモデルをもとに人生を考えた。/自己啓発本を読んでしまうワケ

          私が描きたいもの。

          久しぶりに趣味としてイラストレーションを制作してみました。課題や依頼としてのイラストを除くと、3年ぶりくらいです。 元々中学くらいまでは、趣味が絵を描くことで何時間描いていても苦にならないほどだったのですが、高校に進学して以降は運動部に所属したこともあって趣味に割く時間は無くなり、全く絵を描かなくなりました。 とはいえ、私の中に絵を描くことが好きだという感覚は変わらずにずっとあったので、大学は芸術系の学部に進学したんですけれど、、、 そんな私ですが、大学に進学してから、

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          泡沫の日常

          今日は用事があって、約1ヶ月半ぶりに電車に乗って静岡市の街へ行った。 行き帰りの車内は、平日の昼間にも関わらず座席を詰めて座る人はおらず、常に間隔が保たれ、ローカル線の無人駅でさえ、降車ボタンを押すまでもなくドアが開く。 驚いたのは、街についてから。 駅近のショッピングモールの一角や歩道沿いに並ぶ飲食店、見慣れたはずのお店が消えていた。 無くなっていなくても、閉店を知らせる貼り紙がチラついている。私が気に入って街に来ると毎回立ち寄っていたアクセサリーショップもだった。

          泡沫の日常

          ブログがもたらしてくれたこと。

          ブログを書き始めて今日で22日目。 毎日700字前後の文を書き続けて、なんとなく自分の変化を感じ始めた。(とは言いつつも今日は短い) 実感したのはポートフォリオの文を考えていた時。 過去の自身の経験を言語化するのにこれまでかなりの時間を費やしてきたが、どこかしっくり来なかった。自分の言葉が見つけられず、当時の資料の中からどうにか抜き出してまとめてみるも、読み直すとどうも気持ちが悪い。 それは経験してから形としてまとめるまでに時間が経ち過ぎたせいだと思っていた。でもそれだけで

          ブログがもたらしてくれたこと。

          完璧主義による弊害

          オンラインミーティングとはいえ、2人以上の複数人で議論をすると、予想外の方向に展開する議論を聞きながら自分の話を考えなければならない。 元々話す前に考え込んでしまうタイプの私には、これがとても難しい。 議論のスピードに乗れなかった場合、何かしら話す内容を考えていても流れ的に言えずじまいということも少なくない。 私が話す前に考え込んでしまう理由として、完璧主義者であることが挙げられると思う。話している途中で分からなくなってしまうなんてマネはしたくないし、自分の発言の責任は

          完璧主義による弊害

          人生って研究じゃね?

          大学の研究テーマを決めるにあたって、多くの参考文献・教科書・webサイトを読み漁っているが、結局のところ決め手は自分の中にしかない。 自分の中の価値観を言葉にしないことには、いつまで経ってもしっくり来ないし、この資料を読み漁る行為もいつまでやっても終わらない。 そのため後悔ばかりの人生だろうが、忘れてしまいたい過去だろうが、今の自分を形づくっている要素である以上、思い出して自己分析するしかない。自分にとって最適な研究をしたいのなら。 自分のことなのにこうして分析しないと

          人生って研究じゃね?

          学びはすべてつながっている

          今日は一日授業で扱うデザインの本を読んでいました。 これから先世界が直面するであろう問題に対し、デザインを通して、デザインを学ぶ私たちに何ができるのか。教科書として提示されたこの本『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて 監修・編著 川崎和也』には、それらの問題をキーワードとして提示し、それに基づいてこれまでのデザインプロジェクト事例が散りばめられています。 私の中でこの本は一言で言うと、様々な分野、様々な角度から見たデザインの、自力で調べても辿り着けな

          学びはすべてつながっている