見出し画像

スタートアップはCMO(的人材)に何を求めるべきか

昨日たまたまCMO(弊社ではなく、職位としての。しかしややこしい社名だ)についてつぶやいたんですが、CMOに何を求めるべきかという話。


(スタートアップにおいて)CMOという職種は何をやるか

マーケティング専任担当を置く場合、100人くらいまでのベンチャーでようやく1〰3人、300人くらいに行って10人いたら多い、くらいの感じだと思います(事業形態にもよりますが)。

つまり、CMOという職種は「マネジメントチームの長」ではなく、「マーケティングっぽいことは全部やってね」という意味でのCheif、になってしまうことが多いです。


創業者=マーケティング責任者

基本的にマーケティングというのは、エンジニアやデザイナー、営業のように人手が足りなくなるということが少ないです(全部インハウスとかじゃない限り)。

しかも、基本的にスタートアップというのは創業者がマーケティングの構想を持っている(それが正しいかは別にして)から伸びているわけです。

創業者が技術がわからないとかバックオフィスがわからないということはあっても、(戦略という意味での)マーケティングがわからない、ということはなくて、あって例えば広告運用を知らないとか、検索エンジンの仕組みがわからないとか、そういうレベルの話になります。

つまり、後からポコっとCMO的職種の人が入っても、創業チームのほうがマーケティングに関する意見としては強くなっちゃうんですよね。


CMO的職種に必要とされるもの

実際、ベンチャーではCMOという職種を求めているようでいて、創業者が「マーケティング戦略は俺が作るぞ」と思っているケースが多く、実際は経営層というより、専門知を持った社内代理店を求めているケースがほとんどです。

マーケティングチームというのは小さいし、ないならないで会社が潰れるわけではないので、遊撃隊みたいな立ち位置になりがちで、社内での発言権が微妙に小さかったりします。

ということで、CMO的職種に求めるものを一回分割して、CBO(Chief Business Officer)と、Head of Marketing に分ける。


こういう感じから↓

画像1


こういう感じへ

画像2


「現場感」と「経営者目線」というのは往々にしてトレードオフになりがちなので、経営者目線の人をCBOにして現場感あって取りまとめられそうな人をHead of Marketing にしたほうが現場が回ります。

全部出来る人なんてほぼいないですし、そういう人は往々にしてフリーで稼いでるか自分で創業してたりするので、あんまりCMO的な職種にいろいろなものを求めすぎないほうがいいかな、と。


宣伝

CMOが見つからないときはCMO社へどうぞ(宣伝)




励みになります!これからも頑張ります。