心ちゃんに出会う前⑥
第7話につづく……
〜おまけのあとがき〜
期限までに間に合わすことができない!!!
誰しもこんな経験はあるとおもいます。しかし自分の人生が左右されると理解していても、それができない人もいるのです。
こんなの自業自得では…
自己管理ができないあなたが悪いのでは…
大多数の人たちはそう感じ、そう心の中で思います。
しかし、できないことを言い訳にし、
何も努力をせず胡座をかいてるわけではないのです。
しかし、どれだけ気をつけていてもできない時は誰しもやってくる。
わたしは、まさにこの時でした。
提出期限が間に合わない、あと3時間もない。パニックな頭をフル回転させ、なにをトチ狂ったか導き出した答えは「先生に自分の状況を伝えに行こう」でした。
途中であきらめ、逃げて、そんな自分を責めて自己嫌悪に陥るパターンから抜け出したくて、必死の思いで先生のもとへ事実を伝えに行きました。
そして先生は、冷静にわたしのこれまでの「功績」と「可能性」を示してくれた。
パニックになっていた頭の中はみるみる冷静さを取り戻し、最後の「可能性」にかけてレポート作成に取り組みました。
自分の身を一つ置けば、しっかり目の前のことに全力で取り組む。けれどアフターケアの自宅での組み立てがまるで出来ない。
レポートにどう着手していいかわからなかった私は、先生の「そのノートはどうするのですか?」の一言でスーッとごちゃごちゃした頭が冴え渡ったのです。
ほんの少し、ちょっと背中を押してもらえるだけで、突破口は開く……
ADHDグレーゾーンの人たちは、毎日その思いやりを誰かから、いただいてます。でもそんなことしてくれる人は本当に少数派なのです。
だからこそ、今でも先生のこの台詞と情景はくっきりと思い出せます。
わたしも誰かの背中を押して、その人の行き詰まってる何かが解消されてほしい。私がたくさんの人にそうされてきたように、今度は私自身がそうしたい。
そんな想いで、“ゆまりえ”の活動をし、そしてこの漫画を描いてます。
ひとりでも息苦しさを感じてる人のもとへ、この漫画が届きますように!
何年留年しても、だいじょうぶ!
あきらめない心さえあれば!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
時間の切り売りを今やめようと足掻いてるよ!いただいたサポートは全て“ゆまりえ”としての活動に使用させてもらうね。ここでは主に画材購入に使用させてもらうのだ!!!!!