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会社という組織は無責任な人ほど得をする

僕は損な役回りをしてしまう方の人間だと思う。例えば目の前に仕事が転がって来きたとして、誰も我関せず「誰かやってくれるだろう」という雰囲気を出していると「なんで誰もやらないんだ」とぶつくさと文句を言いながら腹を立てて手を出してしまう。

そのせいで自分では決して仕事が出来る優秀な人間ではないと思っているが、それなりに責任を負わされてしまう。もちろん選ばれるのは嬉しいんだけど、自分は厳しい環境に持ち上げられて努力しているのに、相変わらず無責任な同世代の同僚を見ていると「自分は真面目が故ただ損をしているだけなのでは」とやりきれない気持ちになる。

役職により手当はついたり、今後の評価は上がっていくのだろうが(そうでないとおかしいんだけど)月数万円程度の給与増では人より時間奪われるという現実に折り合いをつらけれない。

今の仕事は残念ながら無責任な人ほど得をしてしまう会社だ。それなりの役職が付かなくても給料はそこそこ良いから、下手に責任を負わされたり仕事をする時間が増えるくらいなら役職手当くらいは別にいらないと考える人も多い。

考えるだけならまあみんなしているからいいんだけど、本当に無責任にただ仕事なんてやり過ごせば良いと思っている人も一定数いる訳で。そんな人間を見ていると正直腹が立ってしまう。

仕事に応じた評価によって給料の差が大きかったり、アメリカのようにリストラ対象になるような厳しい環境下であればこんな不平等は生まれなかったのだろうけど。それはそれで緊張感が強すぎて自分の心も潰れてしまいそうだ。僕自身も仕事のやる気が起きずサボっていたような時期もあったから難しい。

働き蟻の法則と同じで、結局会社というのは同じような環境になってしまうものなのかもしれない。僕も人目を気にせず、働かない側に立てていた方が人生気楽で幸せだったのだろうか。

しかし人の目ばかり気にする自分は、他人からの評価が悪いのが嫌だからどこの会社にいても今のような気持ちを抱えているのだろう。ある意味気にしないでいられる人が羨ましいような。

#会社員でよかったこと  を見つけて会社員についてふと考えた記事を書いてみたけど、今回は僕にとっては#会社員で悪かったことの記事になってしまった。


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