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点じゃなく、線で捉える。

2024年3月26日、さとゆみさんのトークイベントに参加した。イベント前に道場仲間と再会、「アフターフォローどうだった?」と近況を簡単に報告しあった後、青山ブックセンターに向かう。

大好きな「おおきな木」を見つけてテンション爆上がり!

著者・参加者でつくるトークイベント

生まれて初めて参加したトークイベントは、著者と参加者の境界線を感じない内容だった。参加者から感想と質問を投げかけ、さとゆみさんとりりこさんが答える形でイベントが進行する。

参加者の質問をさとゆみさんとりりこさんが深堀りし、「本には勝ち筋がある」「届ける相手がはっきりとしている」など、本の可能性に迫っていく。

「挫折」ってなんぞや?

トークイベントも終盤にさしかかったころだろうか。1人の参加者が、さとゆみさんにこんな質問を投げかけた。

以前さとゆみさんは、コレカラの連載で「自分は挫折したことがない」と言っていましたよね。私からするとテニスの大会前に靭帯を損傷するとか、失恋するとか、結構な挫折だと思うんです。

なぜ、挫折したことがないって言い切れるのか教えてください。

質問の大まかな内容

質問を受けてさとゆみさんは、ある編集者さんから「起承転結って誰が決めるの?」と問われたエピソードを話してくれた。

物語だと起承転結がはっきりしているけれど、人生の起承転結なんて最後の最後、息をひきとる瞬間まで分からない。その人が亡くなってから、後づけされる可能性だってある。

「起こった出来事は同じでも、捉え方はその人次第ですよね」

確かにそうだ。耐えられない出来事が起こったとしても、その人自身が「結」にしなければ「終わり」ではない。

点ではなく、線で捉える。

当時は「この世の終わり」と感じた失恋だって、今は「ああ、そんなこともあったな」って懐かしく思い出せる。むしろ「うまくいかんでよかったわー」「どうかしていたな、自分」と思うことも。笑

切り返しが爽快!

さとゆみさんは、さらに話を続ける。

昔、母から「あなたはいいことばっかり起きているから、今後悪いことが起きるわよ」と言われたことがある。母は「人生にいいこと・悪いことは同じぐらい起きる」って考えだけれど、私はそうは思わない。

だから
「私は"悪いこと"って思っていないだけで、これまでに嫌な経験もたくさんしてる。感じ方の違いだから、私にはこれから先もずっといいことが起きると思う」
って反論したんだよね。

さとゆみさんの話の大まかな内容

いやー!この考え方めっちゃ好き。高校生でこんなスパッと返せる?このエピソードからも、さとゆみさんとご家族の対等な関係がうかがえる。

さとゆみさんにいただいたサイン

挫折・成功も、ハッピー・アンラッキーもその人自身が決めるもの。あーだこーだもがく日々も、人生からすると点に過ぎない。

捉え方を変えて、人生を楽しく。これでいこう。



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