サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキル…

サクラ

元教員🌸妊娠・出産を機に退職してライターの道へ。7歳と3歳の男児ママ。第2の道でスキルアップを目指して奮闘中⭐️複数の企業と契約し、インタビュー記事をメインに執筆。インタビュイーの言葉の奥にある熱い想いに目を向けた記事に仕上げます。ローカル新聞記者としても活動中。さとゆみゼミ道場生

マガジン

  • エッセイ「未知しるべ」

    日々感じたことや、これまでの体験などをつらつらと書いたエッセイ。

  • ブックレビュー〜思考のキセキ〜

    おすすめ書籍をつらつらと紹介。思考をおすそわけします!

  • ライター業のあれこれ

    Webライターの知られざる?実情を曝け出します(あくまでも個人の主観)。

最近の記事

不自由さに「自由」を見出す

近藤康太郎先生の新刊「Work Is Life 〜宇宙一チャラい仕事論〜」が、2024年4月26日に発売される。イベント参加者の特典で4月18日に手元に届き、その日のうちに読了した。 「チャラい仕事論」と聞き、おふざけを連想する人もいるかもしれない。しかしこの本は正反対、例えるならば「チャーラー、ヘッチャラー」の、あのアドベンチャー。194ページで冒険できる。著者の人生をたどっている気分になる。そんな1冊だ。 最初から、楽しい仕事ができるわけがない近藤先生の直球どストレー

    • Win-Winな関係づくり

      お互いにとって何らかのメリットがある「Win-Winな関係」。仕事はもちろん、夫婦、友人、さまざまな人間関係を円滑にする。 ならば!親子だって例外ではないはず。 イライラが止まらない夫に似たのか、幼稚園のころから片づけが得意だった長男。諸用で学校を訪れたときに道具箱を抜き打ちチェックしても、まぁまぁ整頓されていた。しかーし、最近「やりっぱなし」が増えている。本棚から顔を出す靴下。ソファに脱ぎ散らかされたパジャマ。 人間だもの。たまには仕方ないわよね、と「次からは気をつけ

      • アナログさいきょう説

        前職のころ、週に1回のペースで学級通信を発行していた。出産して復帰するまでは、パソコンで作成、管理職などにチェックをしてもらって発行する流れが当たり前。 ただ、子どもが生まれると別だ。「保育園のお迎え」というタイムリミットがあるので、パソコンで学級通信を書く時間がない。 学級通信は任意だけれど、保護者とのコミュニケーションにかなり役立つ。実際に数名の保護者から「子どもが学校の様子を話してくれないから、学級通信を楽しみにしている」という声も聞いていた。 そこで、大量のFA

        • 死してなお、生きる

          私は義母に会ったことがない。夫と出会う十年ほど前、卵巣がんで亡くなったそうだ。 読まれることのない手紙写真に映る義母は、どことなく夫に似ている。義母の弟さんと初めてお会いしたとき、「シャキシャキした感じが姉さんに似ている」「母親と似た相手を選ぶって聞くけれど、ほんまやなぁ」と言われた。 結婚後、初めての母の日を前に、私は義母宛てのプリザードフラワーを用意し、手紙を書いた。 夫は何をしだすんや?という表情で、「そんなんしても、読んでもらえへんよ」と申し訳なさそうに言う。

        不自由さに「自由」を見出す

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        • エッセイ「未知しるべ」
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        記事

          ひとりって孤独?

          私は1人が結構好きだ。1人でフラッと散歩に出かけるし、ラーメン屋や映画館にも入る。そんな私だけれども、高校2年生のある時期までは1人が超絶苦手だった。 「悪口に同意しない」は大罪小学校は4人グループ。中学校は8人グループ。高校は、7人だったかな。当然のようにグループで行動し、行きたくもない場所に付き添う。隣にクラスメイトはいたけれど、あのころの私は、多分孤独だった。 グループのメンバーだったYちゃん。ある日、Yちゃんからその場にいないMちゃんの悪口を聞かされた。「どう思う

          ひとりって孤独?

          「いまの私」をつくった友人の言葉

          先月から「WILL」という本を読んでいる。私は人よりも思考に時間がかかるタイプなので、じっくりと少しずつ進めている。 過去から現在、未来へとつなげていくワークで、ようやく過去を振り返ったところ。過去を振り返るうち、私は友人たちの言葉に影響を受けてきたことに気づいた。思考のおすそ分けとして、今の私の根幹となっている友人たちの言葉をちょっとだけ紹介する。 「私、めっちゃうれしかってん。やから、私もやろうと思って」J-POPに目覚めた小学校5年生のころ、友達同士でお気に入りの曲

          「いまの私」をつくった友人の言葉

          「無償の愛」はだれから?

          「無償の愛」は母から子へ注がれるっていうけれど、私はむしろ逆だと思う。母から子に注がれる愛が「無償の愛」なら、なぜ耳をふさぎたくなるような悲惨な虐待や赤ちゃんの遺棄が絶えないのだろうか。 反対に幼少期の子どもの母に対する言動は、無償の愛だなぁって思う。見返りなんて求めず、当たり前のように愛情を注いでくれる。 小学2年生になった長男は、とにかく私を褒める。少しでもメイクや髪形を変えようもんなら、「あれいつもと違うね」って真っ先に気付く。髪ボッサボサかつすっぴん、メガネの日だ

          「無償の愛」はだれから?

          「言葉」が人の心を壊す可能性

          心を壊す。人間である限り、だれにだって可能性はある。たまーに「打たれ弱いから心を病むのよ」なんて聞くけれど、そんなことはないと思う。 マイナスな言葉の威力いじめやパワハラの恐ろしさは、言葉にあるような気がしてならない。少なくとも私はそうだった。「死ね」「あなたはダメ」「消えろ」など、毎日のようにひどい言葉を浴びせられ続けると、少しずつ、でも確実に心は弱っていく。ブラックコーヒーに入れた数滴のミルクがじんわりと広がっていくように、心を蝕んでいくのだ。 「そんなことはない」「

          「言葉」が人の心を壊す可能性

          点じゃなく、線で捉える。

          2024年3月26日、さとゆみさんのトークイベントに参加した。イベント前に道場仲間と再会、「アフターフォローどうだった?」と近況を簡単に報告しあった後、青山ブックセンターに向かう。 著者・参加者でつくるトークイベント生まれて初めて参加したトークイベントは、著者と参加者の境界線を感じない内容だった。参加者から感想と質問を投げかけ、さとゆみさんとりりこさんが答える形でイベントが進行する。 参加者の質問をさとゆみさんとりりこさんが深堀りし、「本には勝ち筋がある」「届ける相手がは

          点じゃなく、線で捉える。

          幼虫からさなぎへ。さとゆみさんとの出会い

          2024年2月、私はさとゆみさんが主宰する「さとゆみライティングゼミ東京道場」に参加した。 私は昨年、以下の記事で「お金をかけなくてもライターの知識は学べる」「経費で割り切れる月額2,000〜3,000円程度が無難」と熱弁している。 そんな私がなぜ、決して安くはない講座を受けるに至ったのか。私の価値観を変えたさとゆみさんとの出会いを語ってみる。 出会いさとゆみさんを知ったのは、所属しているコミュニティの公開インタビューだった。コミュニティ運営者(以後:Eさん)が、さとゆ

          幼虫からさなぎへ。さとゆみさんとの出会い

          「小さな負け」が心を育てる

          重松清さん「かあちゃん」539ページ、5時間ほどで読了。とにかく泣けた。多分私、全ての章で1回以上は泣いていた気がする。 読んだ瞬間、広がる親子の世界 ドラマの撮影現場でよくある「3・2・1、スタート!」のように、ページをめくった瞬間、物語の世界に引き込まれる。ほんまに、重松さんが言っているんか、登場人物が言っているんか、ちょっと混乱したぐらい。 この本にはさまざまな「かあちゃん」が登場する。20〜30代、そして夫の事故死を機に25年以上笑顔を封印し続けている還暦間近の

          「小さな負け」が心を育てる

          いちばんぼし、見ーっけ!

          教育実習のころからずっと、受け持った子どもたちに贈り続けてきたものがある。過ごした日々で、私が見つけた「その子のいいところ」を記したいちばんぼしカードだ。 私の原点は、「100%無理!」という担任からのひと言。当時はめちゃくちゃムカつき、ほぼ反発心から「ほんなら、私が1%の可能性でも信じ抜く教師になってやろうやん!」って思ったのがスタートだ。 「できない」ではなく「できる」ところに目を向け、自分の良さに気付かせていく。 教育実習・担任を含めて300人以上の子どもたちの長所

          いちばんぼし、見ーっけ!

          義父のはなし

          私の義父は、かなりおもしろい。そして、めちゃくちゃ温かい。 一見ひょうひょうとしていてお堅いけれど、実はめちゃくちゃおもしろい。私は義父が大好きだ。 キャリーするバッグやのに・・・さかのぼること約10年。 両家顔合わせのとき、スーツを着た義父は、キャリーバッグを手に持って登場した。キャリーするバッグやのに、普通のカバンみたいに持っている。しかも「重いわー」ってずっと言っている。 その瞬間、私の「オモロイ人センサー」がMAXを示した。 絶対この人、オモロイわ。 家でも

          義父のはなし

          ハードボイルドな教育実習

          はじめて教員の仕事を垣間見た、教育実習の思い出を書いてみる。 当時50代だった指導教官は、京都生まれ・育ちの女性。翌日からの教育実習に向け、あいさつに訪れた私を見るなり「待っていたのよー!!」と笑顔で迎えてくれた。 「なんてええ人なんや、現場の先生たちからすると結構面倒くさい(らしい?)教育実習をこんなに喜んでくれるやなんて!」と喜ぶ私が連れて行かれたのは、教室裏の農園。 「これ、全部耕してくれはる?(はんなり)」 柔和な笑顔でシャベルを手渡され、まさかの、4クラス分

          ハードボイルドな教育実習

          「AI時代、ライターはどうなる?」の名答、この本にあり。

          さとゆみさん新著書「本を出したい」309ページ、ノンストップ(トイレ・食事以外)で読了した!というか止まらんかった。 このフレーズにずきゅん!古 ほんまコレよ!約40年の人生、AIに秒でまとめられてたまるかい!!言葉にならん、映像があるんよ。多分。間違いなく。きっと。 やっぱ、さとゆみさん好っきゃわー!と居酒屋で酒を片手に語り合っている気分になる(勝手に)。 ✴︎ 最近、Cloude3の話題を耳にして 「ほぼ人間と変わりないスキルやん。というか人間よりはるかに効率的。

          「AI時代、ライターはどうなる?」の名答、この本にあり。

          復活!メモ魔ライフ

          さとゆみゼミ東京道場で、日常にアンテナを張る大切さを学んだ。 しかしアラフォーの私、残念ながらすぐに忘れてしまう。 何か対策は・・・と思いついたのがメモ魔になること。いや、正確にいうとメモ魔ライフを復活させることだ。私は前職で担任をしていたとき、かなりのメモ魔だった。 「えんま帳」といわれる分厚いノートに、子どもたちの記録を残す。発表のアイデアのおもしろさ、成長具合など、可能な限り具体的に書いていた。職員室での仕事中、たまたま後ろを通りかかった同僚が、私の文字ぎっしりの

          復活!メモ魔ライフ