Deep forest

糸島出身の元ラガーマンによるガストロミーの研究。 会社員、JBBQA上級インストラクタ…

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糸島出身の元ラガーマンによるガストロミーの研究。 会社員、JBBQA上級インストラクター、パエリア検定上級、元ラグビーU19日本代表、U21候補。 趣味は釣り、キャンプ、BBQ、カレー&ビリヤニ、パエリャ、日本史研究、製麺、工作、ミリオタ、半アニオタ、最後に「弾幕はパワーだよ。」

最近の記事

【スネークメソッド】     ビーフブリスケットの焼き方(Weber57cm)

Weber57cmケトルでブリスケットを焼く方法です。 [食に関するレシピやメソッドに著作権はありませんが、特にまだ簡単には教えたくないものについてはある程度の情報の保護のため、有料化することにしました。この記事はその初めての試みです。] 直接知り合いの方は、実際にやってみたいという際にはご連絡下さい。 [用意するもの] ・weber57cmケトル ・チャコールブリケット(キングスフォードかweberのもの) ・スモークチップ(出来れば粗めのもの) ・使い捨てア

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    • 頚胸椎靭帯骨化症って何?え?難病指定!?

      身体は丈夫な方だと思っていましたが、何だかんだでけっこう入院しているワタクシ。小6の時には学校の裏山にある戦没者慰霊碑の石燈籠に登って、ポキっと折れた燈籠の首とともに落下して、左太腿を40針縫う大怪我がありました。 大学2年の時には健康診断からの大学病院での精密検査で心房中隔欠損症と診断され、入院からの手術直前に誤診と分かり、ラグビー関東大学対抗戦の真っ只中に2週間の戦線離脱という事件がありました。大学4年時には、兼ねてよりの椎間板ヘルニアでついに足が動かなくなり、手術からの

      • カレーの学校24期、そして名古屋マサラバの発足

        もう既に昨年の3月の話になりますが、日本カレー界の超有名人、水野仁輔さんによる「カレーの学校24期」が名古屋で開催されました。東京カリー番長の伊東リーダー、名古屋カレー番長ことガネさんを副講師に迎えての一泊二日の短期集中開催でした。 カレーの学校って、ずっとカレー食ってるわけではなく、カレーに関する講義とグループワーク、デモンストレーションでカレーを作ってくれますが、ほぼ座学です。料理教室だと思ったら大間違いです。 だけど、ここの生徒は全員アタマのネジがどこか変になっている

        • 舞いあがれ!ジャガンナート♪(凧製作までの顛末その2)

          材料は会長さんにもらったものの、これを割って、幅と厚みを揃えながら削ると。 はい、りーむー、チーン。 なんて、投げ出したくなるような気持ちを何とか抑えて取り掛かります。 割っては削り、割っては削り、デジタルノギスで細かく幅と厚みを測りながら夜な夜な地道な作業の毎日が繰り返されていきました。 とにかく幅と厚みが合格圏内の竹ひごを量産し、電気ヒーターで曲げたりしながら設計図通りの形になるように整えていき、糸で結んで繋げていきます。 曲げているときにボキっと折れたりするので

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          舞いあがれ!ジャガンナート♪(凧製作までの顛末その1)

          私は生来、凧を作った記憶は無いし、凧上げの経験と言えば正月にコンビニでも売っているような三角のビニール凧くらいです。 そんな私が伝統的な和凧の製作にかかるなど若干無謀な気もしましたが、今時この情報化社会にインターネットを使って出来ないことはないと、タカをくくくってもいました。 しかし、いくら探しても長崎の鬼凧、とりわけ鬼洋蝶の作り方に関する情報は皆無で、いきなり壁にぶつかった形になりました。 いやいや、わかりましたよ。それなら実物があれば良いんでしょ?という事で、今時だい

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          ジャガンナート戦車で行く悠久の旅路

          インドの中央東岸、ベンガル湾に面した地域にあるオディシャ(オリヤ、オリッサ)州にはヒンドゥー教と土着信仰が習合した宗教があり、プリーという町にはヒンドゥー教の四大聖地に数えられるジャガンナート寺院があります。 この寺院の名を冠する祭神がジャガンナートと言い、その姿は愛らしくコミカルなキャラクターの様でとても親しみやすく、恐らく世界中どこを見渡してもこんなに可愛い神様は存在しないと思います。 なのに、ヒンドゥー教でも最高位に近いヴィシュヌ神やクリシュナと同一的な扱いをされるそ

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          インド料理店の軒先に置いてあったタンドールの思い出話を聞いていたら、タダでくれた件

          私は昨年から南信州のとあるキャンプ場の手伝いをしておりまして、緊急事態宣言下でなければ毎週のようにそこに通い、優雅なアウトドアライフを楽しんでいます。今はまた緊急事態宣言の中で引きこもり生活を余儀なくされていますが。 そのキャンプ場の主と仲間達がまた私を含め「料理の変態」が勢揃いしていまして、アメリカの本格的なBBQ機材を導入し、重さが80kgもある機関車みたいな形のグリルで大きな肉の塊を10時間くらいかけて焼いていたり、スペインから輸入した焼き台で焚き火で巨大なパエリアを

          インド料理店の軒先に置いてあったタンドールの思い出話を聞いていたら、タダでくれた件

          インドを所有すること

          「インドに行ったら何が変わるんですか?」 先日、カレー界のレジェンド水野仁輔さんと、その水野さんをして名古屋No.1と言わしめた幻の名店ガネーシャのガネさんこと豊嶋光男さんのスペシャル対談に参加させていただき、こんな質問をいたしました。 これは他でもない水野仁輔さんに聞いて見たかった質問でした。 あ、このnoteはその対談の内容をレポートする記事でも何でもありません。ただ、そこはかとなく書いたダラダラ文です(笑) カレー好きが高じてスパイスからカレーを作るようになると、

          インドを所有すること

          南インド料理「ドーサ」が異様に美味いという話

          最近はインド料理というのがマニアックな存在では無くなった感がありますが、それは正確にはネパール人が作る何となくインドっぽい料理であったということもまた知られつつあります。 今やインネパ系カレーにナンのお店は明らかに衰退を始めたように思います。しかし、それは終焉に向かっているということではありません。それはインドカレーとして一括りにまとめられてきた様々な料理が本来の個性を主張するようになってきたという喜ばしい状況でもあります。 例えば、南インド料理専門店で提供されるミールス

          南インド料理「ドーサ」が異様に美味いという話

          バターチキンの本質とは

          とあるカレーの大御所から聞いてなるほど!!と思った話をしたいのですが、ここはひとつ、インド人はただインド料理を作っているだけで、(外国人が勝手に名付けた)カレーを作っているつもりはないという話を前にしましたので、そういうことを念頭に置いていただければと思います。 カレーに関する一考|Deep forest @FORESTFISHING #note https://note.com/yumegamegamori/n/n283b97785b62 インド料理

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          お寿司も自分で握りたい

          世界に誇る日本の食文化の中でも、外国人にとってやはりセンセーショナルだったのは江戸前の握り寿司ではないでしょうか。 そもそも、魚を生で食べる行為そのものが一部を除いて海外のほとんどの国では敬遠されてきた様ですが、日本人がこれほど生魚を愛してやまない理由は何なのでしょう? 様々な理由が考えられ、提唱されていますが、何ら根拠の無い主張を申し上げれば、醤油と握り寿司があるからでしょう。いや、握り寿司というものが生まれるまでの背景や歴史があるのでしょうが、今日の日本人が生魚を好き好

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          自然発酵でピクルスを作った話

          初めて実際に作ったのは去年の話で、今年は漬け終わったタイミングでのnoteになるんですが、私、実は生のキュウリが嫌いです。サンドイッチに挟んであるキュウリを除いた後にパンに染みてる汁の香りさえ苦手で、同じ瓜系のスイカやメロンも好んでは食べないくらいなんですが、ピクルスだと大好きなんです。 しかし、どうもピクルスに使う酢の匂いが無ければもっと良いなと思っていて、これはワインビネガーやリンゴ酢を使えば解決する話でもなくて、私はきっとあまり酢が好きではないのでしょう。酢が嫌いだか

          自然発酵でピクルスを作った話

          スパイスが多過ぎて持運びもできるスパイスラックを作った話

          DIYは好きなんですが、最大のメリットはコスパではなくて、自分の都合に合わせて作ることができることだと思います。まあそのうち、作ったものに自分が合わせるようになっていくものですが、ホームセンターで都合の良いサイズのものが売ってるなんてことはあまり無いので、木材をカットしてもらったり何たりでそれなりにお金はかかります。 さて、まずは図面引きです。行き当たりばったりで事を進めるとかなりの確率で失敗しますからね。 ここで組む順番も考えておいた方が良いですが、緻密に計画することよ

          スパイスが多過ぎて持運びもできるスパイスラックを作った話

          在宅勤務なので一週間カレーを作り続けた話。

          よく、飲食店の経営者だったり食に関する仕事をしていると思われている私ですが、職業は会社員です。 更に金融機関のバックオフィサーなので、普段は何かを作ったりもしていないのですが、だからこそ何かを作りたくなるのか、本格的で面倒な料理が割と好きです。 さて、新コロナによる緊急事態宣言で月の半分以上が在宅勤務になりましたが、交代制で人数減なので出社している時の仕事量やストレスが倍以上。そんな時は活力のみなぎるカレーが一番です。そこで、どんなに帰宅が遅くなろうとも1品以上の新作カレー

          在宅勤務なので一週間カレーを作り続けた話。

          パエリャ、ビリヤニ、松茸ご飯 世界三大炊き込みご飯祭り 日本ビリヤニ協会ビリヤニ太郎くん参戦♪

          日本○○協会とか日本○○連盟とか、我々こそは日本の○○を統べる存在ぞと一旗掲げる人って本当に尊敬すべきだと思ってます。もちろん、組織としての大小や活動の内容には差があるものの、日本に○○を広めたい!という大志を抱いているのは皆同じでしょう。 そんな中で私が取り上げたいのが日本ビリヤニ協会です。 リンクに飛んでいただければ、何をしているのかは書いてありますが、とにかく私もビリヤニがとても美味しいものだということを知っていただきたいのです。 私のビリヤニに関する記事はこちら

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          二郎インスパイア自作ラーメン

          自宅で本格的なラーメンを作ってみたい。 そんな欲望を抱く人は、多いとまでは言いませんが、とりあえず思うだけなら、特に男性ならばそう少なくないはずですよね。たぶん。 しかし、本当に実行する人は間違いなく大馬鹿野郎です(笑) まあ私も小野式製麺機を使って製麺に勤しむ大馬鹿野郎ですが、余裕のある週末にでもいかがでしょうか? 今回の材料(約10杯分)は以下の通り↓ 【スープ】 ・豚骨1.2kg(ゲンコツ、背ガラ) ・背脂300g(結果的には少なかった、、、のかな?二郎としては。。

          二郎インスパイア自作ラーメン