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GAFAに転職する方法【求められる人材/キャリア戦略の考察】

【9/23更新】
このnoteを購入頂いた方で、ご希望があれば、外資IT企業の就職・転職の相談に乗らせて頂きます。(気まぐれで始めてみますがいつまで続くかは未定笑)詳細はこの記事の最後に記載
【10/11更新】
・転職エージェントとの付き合い方を一部更新
【11/19更新】
・広告領域で有利になる出身企業を更新

テクノロジーの力で世界を変革して来た「GAFA」

Google、Amazon、Facebook(Meta)、Appleの4社、通称「GAFA」は、いずれも超がつく巨大企業でありながら、なお成長を続けており業績は好調。給与などの待遇にも恵まれ、おまけにワークライフバランスも良い、ということで、就職・転職先としての人気も高くなっています。

実際に、ちまたの就職ランキングでもこれらの企業は軒並み上位にランクインしており、学生やビジネスマンから注目を集めています。

また、GAFAだけでなく、MicrosoftやSalesforceといったその他の外資系IT企業も、日本での存在感が年々大きくなっており、業界全体への就職・転職人気は高まっていると言えるでしょう。

私自身もこの業界に在籍する中で、仕事内容の面白さはもちろん、待遇やワークライフバランスを加味しても、かなり恵まれた業界であると感じています。(外資系IT業界をオススメする理由については、こちらの記事にまとめています)

では、GAFAのような人気の外資系IT企業に入るためには一体どうすればいいのか?

ちょっとググってみれば、「Googleに転職する方法」「Amazonに転職するコツ」といった記事がWebの中にも溢れていますが、そのうちのいくつかは転職エージェントが書かれたアフィリエイト目的の記事で、実態に即していないものも見受けられます。

そこで、この記事では、外資IT業界10年以上の経験があり、現在はGAFAの一角で勤務する筆者が、これまでの「転職経験」「業界知見」を元にして、「実体はこうなっている」という視点で、「GAFAに入るための方法論」について、考察・解説していきます。

具体的には、「GAFA転職に必要なスキルや経験」とはどういうものか解説した上で、それらのスキルや経験を獲得するための戦略について解説していきます。

一応、怪しい情報商材、ではないつもりなので「これを読めば誰でもGAFAに入れる!」などということを述べるつもりはありません笑 実際にGAFAは、どの企業も人気で倍率が高く、一定の経歴や能力がある人でないと選考をパス出来ないのは事実です。
とは言え、「限られた天才やエリートしか入社できないのか?」というと全くそんなことは無く、キャリア形成の仕方によっては多くの方にチャンスがある業界であり、そのチャンスを掴むための効率的なアプローチを考察していくものとなっています。

この記事は、対象の読者として下記を想定しています。

・学生または社会人で、GAFA含む外資IT業界志望の方
・業界未経験からGAFAに入社する現実的な方法を知りたい方
・特にセールス中心とした文系職種の方

キャッチーなタイトルをつけるために「GAFA」とつけましたが笑、GAFAに限らず、いわゆる「外資IT業界」に入るためのポイントを整理した内容になります。

よって、「Googleの面接対策」のような個別企業の攻略方法、というよりは、幅広く「GAFAに入るためのキャリア戦略」を個人的な見解に基づいて、まとめた内容だと思ってください。(記事の後半では各社の面接の傾向については触れています)

GAFAの話をベースにしつつも、IBM、Microsoft、SAP、Oracle、Salesforce、など「外資系IT業界への転職に興味がある方」に全般的に参考になる内容だとは思っております。

また、私自身が、文系卒でセールスの仕事をしておりその経験を元に書いた内容も多いため、エンジニアなどの技術職には当てはまらない部分もあります。一部、技術職にも通じる内容もありますが、セールスを前提とした話が多めですので、ご了承下さい。

自分の転職活動のノウハウを全て注ぎ込もうと、考察と執筆を重ねた結果、数ヶ月の期間を要し、気がつけば、約30,000文字の超大作になってしまいました笑

業界内で、転職を重ねて来た私の、これまでの「転職活動の集大成」(?)として、皆さまに私のノウハウの全てをまとめてお届けして行きます!

注意点として、あくまでこの記事は「私の経験に基づく主観」も入っているので、「いやいや、こういうケースもある」とか「これはちょっと違うんじゃないか」という意見もあると思います。業界経験者の一意見として割り切って頂き、「ランチ一回分?奢って、こいつの考え方を聞いてやるか」くらいの気持ちで購入頂けると幸いですm(_ _)m
(なお読んで頂いた後に、個別に批判・反論を頂くのは歓迎です!)


この記事は、大きく三部構成になっています。

まず「GAFAが求める人材」について体系的に整理して解説します。
その上で、求められる「スキル獲得に向けたアクション」を具体的に考察して行き、最後に「転職活動の豆知識」として、転職の情報収集から履歴書の作成、面接突破の秘訣や、条件交渉、入社までの過ごし方に至るまで、私の経験則を元に、(あまり大きな声では言えないちょっとブラックなやり方も含めて)転職活動におけるポイントを紹介していきます。


GAFAが求める人材とは

まず、GAFAのような外資系企業が求める人材とは何か?というテーマからはじめていきます。

GAFAへの転職戦略を考えるにあたって、まず最も重要なのはこの点。つまり、「GAFAが候補者に求めるスキルや経験」を押さえておくことです。

これはある意味、転職活動の目標、ゴールを見定めることで、つまり「自分がどういう状態になればGAFAに入れるのか」イメージを最初に持つことが大切になります。

転職に必要な4つのスキル

人によって様々な意見があるとは思いますが、私は、この業界への転職に求められるスキル・経験は、以下の4つだと考えています。

①業界経験
②職種経験
③ベースのビジネススキル
④英語力

この4つを持っていれば、「即戦力」として、GAFAだろうが、その他の外資IT企業であろうが、入社できる可能性があるでしょう。

一方で、これらが大幅に欠けている状態であれば、転職活動をする前に、いずれかのスキルや経験をしっかりと補強していく必要があります。

転職をするにあたって、まず自分が、この4つのスキルをどれくらい持っているかを把握していきましょう。

では、この4つのスキルについて、もう少し分かりやすく、図に整理した上で、それぞれについて解説していきます。

外資転職に必要な4つのスキル

4つのスキルは、上の通り「専門的なスキル」と「汎用的なスキル」に分けることが出来ます。

①業界経験②職種経験は「専門的なスキル」
③ベースのビジネススキル④英語力は「汎用的なスキル」に該当します。

以下で、それぞれのスキルがどういうものなのか解説していきます。

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