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ぼくらはみんな

(※タイトル変更しました)

ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ

みんな知ってる『手のひらを太陽に』

これって「やなせたかし」さん作詞だったんだね!

みんな大好き「アンパンマン」の作者。
やなせさん、この歌も作ってたんだ!

知らなかったの?

という声が聞こえてきそうだ。

知らなかった。

子どもの頃から聞いてきた歌
歌ってきた歌だ。
アンパンマンが生まれるずっと前から。

(作曲は「いずみたく」さん。
『見上げてごらん夜の星を』なども作曲している)

それでは、その『手のひらを太陽に』の曲に合わせてどうぞ!

ぼーくらは4年◯組だー
男子も女子じょーしも仲良しだー

わたしら4年◯組だー
運動得意な仲良しさー

たまにはケンカもするけれどー
たちまち仲直りー

いーつも咲いーてるー
微笑みのはーな

あの子だーって
この子だーって
いいやつばかりー

みんなでつくろう明るいクーラス
楽しいクーラースー

🎶

小学校の時の、クラスの歌だ。

◯は数字ではなく、当時の組の名称である。独特な名称だった。

作詞は当時の私だ。

クラスの歌を作ろう!ということで、先生がみんなから歌詞を募集した。

曲は『手のひらを太陽に』でいこうと決まっていたのか、自分で選んだのか、もう覚えていない。

元旅館の古い家には押し入れがなく、家族の布団は、陽当たりのいい部屋の隅に、積み重ねて置かれていた。

そこに足を伸ばしてもたれかかり、一生懸命クラスの歌を考えた。

休日だったのだろうか。
授業が早く終わった午後かも知れない。

陽がポカポカ暖かく、埃が光に舞っていた。

転校してきたばかりであったが、布団にもたれながら、嬉々として作詞に挑んだ。
歌っては書き、また歌ってみては書き直したりした。

図らずも、私の書いたものがクラスの歌に選ばれた。
先生が決めたんだったっけ?
たぶんみんな、私が作ったことは知らない。
作ったというより替え歌だ。
オマージュだ。

ちなみに2番は
「男子も女子も」が「先生センセも生徒も」に、
「運動得意な」が「勉強得意な」に変わる。
そして、
「たまにはわがまま言うけれど
いいとこあるさ。今日も• • •咲いてる 微笑みの花」と続くのだ。

それにしてもよく覚えているものだ。

だって4年から6年まで同じクラスだったから。先生も同じ。
学年の数字のとこだけ変えて、3年間、なにかにつけてみんなで歌ってきた。

基本的に真面目で、半径1メートル内の2、3人を密かに笑わせるタイプだったので、今ひとつ面白みに欠ける歌詞ではあるが、ほんとに一生懸命考えた。

3年間すごく楽しくて、全員のことを覚えてる。

今まで一度もこのクラスで同窓会をしたことがないのだけど、もし集まることがあったとして、さてみんなはこのクラスの歌を覚えているだろうか。

覚えてくれてたら嬉しいな。

てっちゃんもターくんも
もんちゃんもわー子もアゴさんも
みんな元気かな。

のぶちゃんはお医者さんになったのだろうか。

そして……

やなせたかしさんってすごいなあ!


アンパンマンのアニメが放送されたのは1988年。
絵本で初めて登場したのは1973年。
当時のアンパンマンは、平仮名の「あんぱんまん」だった。

『手のひらを太陽に』は1961年に制作され、翌62年NHK『みんなのうた』で放送された。

Wikipediaより



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