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THE SECOND雑記

漫才賞レース“THE SECOND”を観た。

結成16年以上の漫才師が、対マン形式で戦う賞レース。
漫才トーナメント。

審査員はなんと会場で観ている一般人。

結成16年以上といえば、そこそこに、いやだいぶベテラン。
その漫才師がセカンドチャンスをつかむ!というもの。

M-1が結成15年までだから、その決勝戦にたどり着けなかった者たちのセカンドステージ。
”おもろいヤツが報われる”
いいじゃんいいじゃん!

お笑い好きの私は、毎年M-1は敗者復活戦からガッツリ観る。
お笑いつうではないので、予選会までは観に行かない。
敗者復活戦と決勝戦をテレビで観るだけだ。

事前のM-1オリジナルプロモーションビデオもしっかり観る。
毎回とてもドラマチックに作られていて、M-1制作陣のセンス、熱量の高さを感じる。
一昨年のテーマ曲はわれらがエレカシ宮本(ソロ)の『昇る太陽』。

昇る太陽 俺を照らせ
輝く明日へ 俺を導いてくれ

昇る太陽/宮本浩次

シビれる。

そして昨年はウルフルズの『暴れだす』。

最高。

無名から頂上へ。戦いに挑む漫才師たちの姿とリンクする素晴らしい選曲だ。

そして“THE SECOND”のテーマ曲は、イエモンことTHE YELLOW MONKEYの『バラ色の日々』だった。

追いかけても 追いかけても
逃げて行く月のように
指と指の間をすり抜ける
バラ色の日々よ…

バラ色の日々/ザ•イエロー•モンキー

かっちょええ!

ザ•セカンド(以下カタカナ表記)決勝戦は、さすが結成16年以上とあって、有名どころの名前がたくさんあった。たくさんと言っても、出場メンバーは8組。
名前は知ってるけど漫才は観たことないなーっていうコンビもいた。

私は金属バットを推していた。
毎回M-1でええところまで来て負け続け、ついに昨年のラストイヤー、決勝戦に出ることなく終わった。もうM-1に出ることはない。
だから今回ザ•セカンドの決勝戦に居てくれることがすごく嬉しかった。

金属バットはいきなり第一試合の1発目だった。
M-1と違って持ち時間は2分長い6分。4分と6分。どっちがやりやすいのか素人にはわからない。

時々思想入ってくる、らしいネタでとても面白かった。

対戦相手はマシンガンズ。

一般審査員のジャッジは……。

金属バットまさかの敗退。トーナメントだからもう終わり。
いきなりもう終わり⁈
もう残念で残念で。
やっぱ見た目の印象悪かったかなぁ。友保、ツルっツルのサラサラヘアーでええ感じやったけど。最近生やしてた顎ひげがいかんかったかなぁ。
ハゲとロン毛やもんなぁ(本人たちがそう言ってる)。

その後も戦いは2回戦、3回戦……と続いていくが、一つ一つ解説したり感想を言うのはひとまずやめておく。

ザックリ感想を言うと、みんな面白かった。さすがベテラン。ベテランなのに埋もれていたコンビもいて、これを機に広く名前が知られて良かったと思う。
楽しかった。ありがとう。

金属バットを破ったマシンガンズは、結局最後まで残った。
優勝したのはギャロップだったけど。

金属バットが負けた時は「マシンガンズうるさいだけやん!」とか一瞬思ってしまったけど、最後まで残って、大会アンバサダーのまっちゃん(松本人志)も言ってた通り、この人ら平場強いかもと思った。自分たちが残ると思ってなくて、3本目のネタはほぼ無かったみたいだが、即興力で乗り切った。ちゃんと漫才観たの初めてだったけど、やはりずっと続けてきた漫才師は力持ってるな。素人がこんなこと言ってすみません。

テーマ曲の話に戻るが、M-1一昨年の宮本浩次、昨年ウルフルズのトータス松本、ザ•セカンドのイエモン吉井和哉はそろって66年生まれのロック歌手。
揃いも揃ってカッコいい。やはり制作陣のセンスを感じる。

ちなみにザ•セカンドの出囃子でばやし、芸人さんが通路を通って登場するまでの曲は10-FEET。
あのスラムダンク劇場版の曲『第ゼロ感』を演ってるこれまたバリバリのロックバンド。

「エゴ」「エゴ」はしばいたれ!
「じゃっかましいんじゃ!」としばいたれ!

2%/10-FEET

で、いよいよの決勝2組の出囃子はOKAMOTO’Sの『BROTER』だった。
又吉直樹「火花」のドラマの主題歌だったらしい。そこから持ってくるのも泣ける。「火花」は芸人が主人公だから。

最後に、CM明け、決勝の結果発表(優勝者が決まる)の前に流れていたのは泉谷しげるの春夏秋冬。

今日ですべてが終わるさ 
今日ですべてが変わる
今日ですべてがむくわれる 
今日ですべてが始まるさ

春夏秋冬/泉谷しげる


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制作陣営の音楽スタッフになりたい。

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