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私のご近所付き合い

結婚してから 戸建てに住むのは初めてだ。
向こう三軒両隣
住むにあたっては粗品を持ってご挨拶に伺った。

どんな人が住むんだろう。
どんな人が住んでいるんだろう。

ご挨拶はとても大切だ。

それから7年経った。

最初の頃は右のお向かいさんから
「お芋が沢山あるので食べて下さい」とお裾分けいただいた事があった。


また隣の方が、
「海外の息子の所へ行きますので留守します」
と声をかけていただいたりした。
帰って来られたら海外のクッキーをお土産をいただいた。

駐車マナーの悪いお家の事を
お向かいさんと お隣りさんと 私の
3人で 朝のコソコソ会議を道の真ん中でした事もあった。

こんな事をしながら ご近所付き合いが深まるのかなあ。
と考えていたけれど それきり関わりと呼ぶほどの事は無くなった。

それから事件が起きた。
お迎えさんの猫が お隣りさんの敷地内に糞をしているんだかどうだか…。
お隣りさんは お花を愛でる人。
お迎えさんは 猫を愛でる人。

私に
「猫でイライラしてるんです!
お宅は糞などされていませんか!」
と怒って話をしていた。

コソコソ会議のメンバーはあっけなく解散。
駐車マナーの悪いお家は こちらとしても被害を受けた訳でもなく 今も車が道にはみ出たまま駐車されている。
コソコソ会議は コソコソと話をしただけで終わってしまった。

そして 左のお向かいさん。
かつてのコソコソ会議のメンバーのひとり。
こちらの奥さんがとても優しい人なんだ。
私の笑顔が良い。と言って褒めて下さったり、お手紙を下さったりする。
お会いしたら 「えらいね〜。」
と言って下さる。

褒めてもらって調子に乗るような年齢ではないけれど お向かいの奥さんは
丁寧に褒めてくださる。イヤミが無い。

先日は ドレッシングをいただいた。
「賞味期限が近いですが。」
という事だった。私が留守の時の事、旦那さんが受け取ってくれた。

全然大丈夫!
我が家は 賞味期限の確認は舌でしています。ほどほどにですが。
おかしな味がしたら捨てますから。

そのお礼に私もクッキー買ってお渡ししてきた。こちらも受け取りは旦那さんがして下さった。 奥さんはお風呂中だったからだ。

お向かいの優しい奥さんとのやりとりも 3ヶ月に一度くらい。
お会いしても お互いに話せない場合もある。
話せた。としても長くなることはない。

こんな距離感がちょうど良い。

若い頃は 友達と一日中喋って笑ってしていた。
子育て中は母親同士の関係に救われたり疲れてしまったりしていた。

そして今の私は
特に 友達など欲しいとも 思わず。
ひとりの時間が穏やかで尊いと思い
願っている。

ご近所付き合いも お会いしたら気持ち良くご挨拶できるようにしていたい。

挨拶の賞味期限は 「気持ち良い」が
目安なんだ。





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