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立ち止まって見えたもの①

ああちょっと疲れたからとスリランカに行ってみた先にまず感じたものは、歴史。残っている歴史ではなくて、いま生きている歴史。

インドとの関係が深かった長い歴史。スリランカは長くオランダ(1505-1658)ポルトガル(1658-1796)イギリス(1796-1948)と植民地にされてきた。立った10年前まで国土の一部分とは言え、内戦が続いていた。

島国でありながら、日本よりも多くの国に言うならばもみくちゃにされながらも、その時の産業(紅茶、香辛料産業)が生きている。それで生きるしかない内戦の状況とも言えるが。植民地支配に対しての負のイメージが他の国に比べ少ないように感じられた。怒りや復讐みたいな気持ちが少ないように。

だからだろうか、観光地での人種比率が圧倒的に違う

最近行った観光地はどこも東アジアや東南アジアの人種がなんとなく多い気がする。ここからかなり感覚の話になってしまう。自分と似た顔や馴染みのある言語によく気がつくからかもしれないが、感覚としては半分くらい。で、現地の観光客と欧米っぽい顔の人たちが1:1くらい。

スリランカは東アジアや東南アジア系2-3割、欧米5割、現地の観光客のこり2-3割。それがすごく珍しくて、より異国感が増した。日本から遠く離れ、いまのわたしは誰にもみられないという開放感。

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中部のヌワラエリア周辺に限らず全土に紅茶畑が広がっている。

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ヌワラエリアは植民地時代もそうであったように、高度が高く気温が低いため、避暑地と栄える。植民者の別荘がいまはホテルとして使われ、新しいホテルも数多く建設されている。

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キャンディ(Kandy)は世界遺産で、イギリス植民地時代の建物が数多く残る。

日本のように混ざり合い、なんだか日本流にしてしまうというよりも、受け入れそこにはそのまま置いておく、という印象をうけた。受容なのか、諦めなのか。その違いはなんなのかがとても気になる。

あったかい国の歴史をドライバーさんから聞くと平気で紀元前という話が出てきて、時の流れの長さを感じた。


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