9/1より株式会社ミキサーにジョインしました。

といってもやることは今までとまったく変わらず、マンガワンを中心に、各社・各媒体にて編集業務に携わります。「フリーランスとしての窓口をミキサーに一本化した」というようなイメージで捉えていただければ。

HPをご覧いただいてもちょっと伝わりづらいかと思うのですが、ミキサーはアニメ作品の製作委員会組成や宣伝協力、コンサルティングなどを主な業務としている会社で、編集プロダクションではありません。ですが、いろいろとご縁がありまして、元comicoの北室美由紀氏とともに二人だけの漫画編集者としてジョインすることになった次第です。

コルク、ストレートエッジ、スピカワークス、コンパス…と、版元の編集者が独立し新規に立ち上げする法人は、作家さんのエージェント業もひとつの柱としているところが多いと思いますが、今のところそれはあまり考えておらず。また、遊軍的なスタッフがいるわけでもないので、編プロというよりも「フリーランス漫画編集者のギルド」というのが近いと思われますし、また、目指している形でもあります（すでにある会社にジョインする形なので、あんまり偉そうなことは言えないのですが…）。

一方で、日本での「縦カラースクロール作品」づくりにおいては先駆者にして第一人者でもある北室氏の仕事を僕は非常に尊敬しており、そんな北室氏とチームとして活動できることをとても心強く感じています。ちなみに、北室氏とは数年前に人を通じて知り合って以降、精華大学での講義ゲストにいらしていただくなど交流を続け、さらに僕がずっと口にしていた（口にするだけだった）「フリー漫画編集者のギルドがあったらいいのに！」という考えを真正面から受け止め、結果、氏がミキサーに繋いでくださった…という経緯があります。

前述の通り、これまでと何かが大きく変わるわけではなく、日中はだいたいマンガワン編集部にいたりもするのですが、これまで以上に作品および作家さんと真摯に向き合っていきたいと思っておりますので、お力添えのほど、何卒よろしくお願いいたします。

ミキサー編集室（仮）を飯田橋に構えましたので、ぜひお立ち寄りください…と言いたいところなのですが、いない場合があるので、事前にご一報をお願いします。なお、ミキサーの事務所と編集室は、同じ物件（住所）の別の部屋になりますので、来訪の際はご注意ください。

あと、仕事ください（直球）。作家さんと動かしている作品企画は山ほどありまして、もっともっとたくさん作りたいと思いつつ、掲載先については鋭意営業中という。各社各媒体さま、ぜひ相談させてくださいませ……切実！