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好きな食べものは何ですか?



自分の好きな食べ物、
すぐに答えられますか?




わたしはあまり自分を知らなくて


好きな食べものを聞かれても、
即答できないようなひとでした。


元からこんな調子だったひとが


専業主婦、子育てに
徹していた時期を経て


子ども最優先の日々を
重ねていくうちに

さらに自分のことが
わからなくなっていき、


どんどん自信もなくなっていきました。







あるとき

自分を、現状を変えたいと一念発起。


子どものお昼寝の時間や早朝、
わずかな自分の時間に

あらゆる自己啓発の本を読んだ。

良しとされることはどんどん試した。



その中に、


・自分が好きなこと、得意なこと、好きな食べ物

・自分が嫌いなこと、苦手なこと、嫌いな食べ物

・どんなことをしていると元気がでるのか、

・何をしていると心地よくいられるのか



思いつくだけたくさん書き出してみてください、と

項目が様々書いてあった。




ほとんどの人は
きっと読んだだけで、スルー。

次のページに進み
実際に書き出す人はわずかだと思う。


けれどこちらは必死なので


著者が言う通りに
項目ごとに片っ端から書き出していった。



各項目、思いつくままどんどん書き出し、
A4のルーズリーフがあっという間に

びっしりと埋まっていった。



この作業をするうちに

普段、家族にばかり気にかけていた意識が
自分に矛先が向かう。



そうだ、わたしはこれが好きだったんだ、
そういえば、前は好きでよくやっていたっけ。


そっか、これをしている時って、テンションが上がる…
これは超苦手、ストレス何だよねー…



忘れていた自分を思い出していく作業。
そして新しい自分に気づく作業。



時間にするとほんの10分程度だろうか。


書き出してみてね、と誘導した著者は
次のページにはこう記していた。




「書き出したもの全てに、赤ペンで、1つずつ丸をつけて、
最後に大きく紙いっぱいにハナマルを書いてあげてください。」




えぇーー。。そんなことして意味ある〜?
と思いながら(失礼なヒト。。



”この用紙は誰にもみられたくないな”
”こんなことをしているなんて誰にも知られたくないな。。”


なんて、謎のプライド。(笑

でも、どうせ見るのは自分だけ。



何だか照れくさいような、
の抵抗感があったけど


とにかく指示通りにやってみた。


最後に大きくハナマルをつけ終わると


何だかふしぎ。

ぁ、こんな自分でも良いのか。


と自分で、自分を認める、
受け入れることができたような、



そんな感覚になった。

自分でつけた赤ペンの花丸でも
なぜか案外うれしいものだった。




これは書き出すことで
今の自分と向き合い、

心の中にあるものを
目で確認することができる。



自分のことを知り、
そして自分にマル、をつけてあげることで

自分で自分のことを
認めてあげるワークだった。






そしてこのワークのすごいところは


何だか元気が出ない、うまくいかない。。


そんなとき

「自分が元気になること」を

書き出していたリストの中から
気が向いたもの選んで、それをやるのだ。



・花を見ると癒されて元気がでる


と書いていたら、お花屋さんに行って
好きな花を買ってきて部屋に飾る。


・温泉に入ると元気がでる

と書いていたのなら
日帰り温泉にでも出かけてみる。




逆に苦手なこと、嫌いなことリストに
書いていた項目はできるだけ避けたり、
なぜ苦手なのか掘り下げて、対策を考えておく。



自信がなくなって、落ち込んだら

「自分が得意なこと」リストの中から選んで
得意なことをする。


・料理が得意

と書いていたら、手料理を振る舞い、
喜んでくれる人に食べてもらう。


喜んでもらえたら自分に自信が戻ってくる、
そんな具合だ。





ワークで書き出したものが
自分の取扱説明書にもなるのだ。

この取説は、定期的にリストを見直して
スマホのようにアップデートしていくと面白い。





自分のことがわからなくなったら
自分の「取扱説明書」を作ってみる。




電化製品にも必ず取説がある。


人間にも取説を用意しておけば
不具合が起きたら対処しやすいのだ。




ちなみに…

「あなたの好きなたべものは?」


と今、聞かれたら


「パスタ(しかもフェットチーネのカルボナーラ)です。」


と即答できるようになった、さとゆみです。(進化)


きょうも最後までお付き合いいただき
ありがとうございます。


よかったら試してみてくださいね。


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