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自宅での訪問リハビリ利用について 訪問マッサージも良いですよ


訪問リハビリテーション

通所リハビリテーションと対になるサービス、訪問リハビリテーション。
同じ医療機関が実施していると思います。利用率は少ないです。
私の場合、ケアマネとして30~40人担当していているうち1人か多くて2人の割合でした。

自宅に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が来てくれます。大きな病気(脳梗塞など)やケガ(骨折など)をして退院後に外出できない場合に利用することが多いです。自宅で機能訓練を行うとともに具体的な動作(入浴・トイレ・段差昇降など)練習や福祉器具の活用の指導を受けることができます。
20分単位ですが、40分か60分が多いです。

ふつうはあまり長く続けません 続ける場合もありますが

目標期間を3か月、6ヶ月で定めて目標を達成できれば終了します。

退院時に利用開始することが多いです。医師の指示書が必要です。
何処で聞いたか、なんとなく、訪問リハビリが良いなと言われても・・・


指示書を書いてくれている医師に定期的に受診する必要があります

➀訪問リハビリをしている病院や医院へ定期受診している。
②定期受診していない場合、訪問リハビリ申込みをし、その後受診へ。
③通所リハビリを利用できる場合は通所を優先します。併用する場合、ケアマネは訪問リハビリ併用の必要性をケアプランに明記し、念にため保険者に了承を得る場合もあります。通所はできるが、自宅内の動作練習の必要がある場合があげられます。

通知「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について」 訪問リハビリテーション費 (3)

「通院が困難な利用者」について 訪問リハビリテーション費は「通院が困難な利用者」に対して給付することとされているが、通 所リハビリテーションのみでは、家屋内におけるADLの自立が困難である場合の家屋状況の確認を 含めた訪問リハビリテーションの提供など、ケアマネジメントの結果、必要と判断された場合は訪問 リハビリテーション費を算定できるものである。「通院が困難な利用者」の趣旨は、通院により、同 様のサービスが担保されるのであれば、通所系サービスを優先すべきということである。

厚生労働省

 指示書を書いてくれる医師のもとへ3か月に1回程度受診する必要があります。受診時にケアマネが同席するか、書面を提出する手間(ごめんなさい、ケアマネ忙しいのです)がかかる場合があります。

 ハードルが高めです。ケアマネさんから積極的に進めるサービスでなく、訪問リハビリテーションを系列でしている病院の退院時に開始するか、退院後に定期通院する地元の病院を決める時に、訪問リハビリテーション・通所リハビリテーションを併設している病院を紹介してもらうとスムースです。


訪問マッサージ

医療保険で、自宅(や施設)にてマッサージ等を受ける仕組みです。
訪問マッサージでは、ソフトな施術、リハビリ的な動きをやってくれます。
依頼先によっては鍼治療もしてもらえます(近所の行きつけの治療院が訪問マッサージもやっている場合が考えられます)。
介護保険を使わないので、単位数をオーバーする心配がありません。
デイサービスで、介護整体を交代で受けるのと比べると、自宅で(施設の自室で)、じっくり施術を受けられます。

医療保険1割負担の場合、ザックリ1回500円位です。契約時に細かく料金を確認してください。前のお客さんからの移動距離などで、料金が多少違ってきます。


「通院できない方が」とは、治療院へ通院できない方という意味です。

医療保険の適用には医師の同意書が必要になります。

ここがポイントです。
かかりつけ医に、同意書を書いてもらえるか打診してください。
内科でも、整形外科でも、「科」は問われません。

地域の医院で、高齢者を多く見ていらっしゃり、なじみの医師なら書いてくださる確率は高いです。「スタスタ歩いているじゃないか、書かないよ」という医師もいますが。

整形外科の医師は書いてくれない場合があります。

「うちのリハビリに来れば良いじゃないか」
「うちの通所リハビリテーションに来れば良いじゃないか」
マッサージで治そうとする患者を良く思わないのか書いてくださらないことが多いです。

大学病院の医師や循環器病院など専門的な医師は、懇意で依頼しやすい関係でない限り、書いてくださらないと思われます。

訪問マッサージ利用までの手順


医師に同意書を書いてもらえるか確認し
ケアマネに探してもらう
お試しに来てもらう ここで断ったり選び直し可能
訪問マッサージの業者が、医師に同意書を貰いに行ってくれる
訪問マッサージ開始

たとえば
業者のホームページ紹介








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