川渕かおりさんという素晴らしい女優について話したい。

この記事は「女優のごきげんな小話」として、舞台・ドラマの俳優・教育番組の司会や広報番組のリポーター・モーションアクター…様々な現場の中で感じたこと。素敵だなと思った人や出来事のお話を書いています。
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第二回目は、川渕かおりさんです。

みなさん、川渕かおりさんを知っていますか。
知 っ て い ま す か !!!

語気を倍にするほどに皆さんに伝えたい、そんな人です。

実はこの記事を書いている前日、川渕かおりさん(以降、かおさん)がMCを務めるワンクールのみのラジオ「深夜カフェ・世界の夜」第一回目の放送にゲストで出させていただきました。
なのでいいタイミングだなあと思い、記事をカキカキ。

ラジオでもお話したんですが、かおさんとは出会いから8年とかになります。
舞台で共演して、そこから。
当時から本当に目配り・気配りができて、穏やかに多くのことをこなそうとする、たくましくて麗しい美女って感じでした。しかもカッコいい。
初共演の舞台の時は、キャストが全員女の子だったのですが、いつの間にか「川渕ファンクラブ」なるものが誕生していて、謎の領域からみんなの士気をあげていました。(本人はお気づきになっていないかもしれない)
別班が男性キャストだったのですが、そちらからも「川渕さんってカッコいいかと思いきや、意外と小さくて美人だし可愛い」とザワザワ…

当時から「この人、神か何かなのかもしれない」と勝手に悟った部分はありました。

私の演じた役が、周りから「リーダー」って呼ばれていて、ちょっと土方感のある体育会系なキャラクターだったんですけど、殺陣とかアクションとかもあんまりやってきてないので、かおさんにたくさんレクチャーしてもらいました。
かおさんは通称LadySamuraiとも呼ばれていて、殺陣・剣舞師でもあられます。
おかげで、ちんちくりんなアクション力もかおさんに支えられ、身にしっかりつけることが出来ました。

詳しくはかおさんのTwitter
あと、noteも先日から始めたみたいです。わーい!
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美しい…

で、当時から「よしたっちゃん(私)は、うまくなると思うからやったほうがいいよ!」と爽やかな笑顔とかっこいい眼差しで言ってくれてて、素敵なかおさんから言われたら頑張ろうかしらなんて思ったりもしたんですけど

なぜか私は
・新撰組に女なのに紛れ込んだ剣士(弱い)とか
・薙刀練習はするけど戦場には出ない、とか
・ヤンキーだけど喧嘩しない、とか
・山賊だけど戦わない、とか
・戦場カメラマン(撮るだけ)とか
・強い姫(でも戦わない)とか

延々、戦わない時代を生きてきて、なので共演した舞台はたまたま「戦う」なんて珍しいくらいだったと思います。

そして結果、戦わない体になり、戦わない精神と、戦わずして勝つみたいな(最後のは特に意味はないです)雰囲気の女優になりました。笑

その後、ずっと共演の機会もなく、でもラジオで言ったように再共演が絶対にある気がしていて
「いつか大きな演目で絶対共演するんだろうなあ。それまでに色々精進しておこう」くらいに思っていました。

で、時はきた!
FINAL FANTASY XV!!!
私が演じるルナフレーナにとって重要な存在、ゲンティアナ。
個人的に、ゲンティアナに対して思い入れが強くて、キャラクターとしてすごく愛していたので、誰がモーション演じてくれるのだろう、とすごく気になってはいました。

もちろん初めましての女優さんでもいい。どんな方がきたとしても、それが開発スタッフの選んだ方なら絶対間違いないから。
ただ、ある時家で思いにふけりながら「ゲンティアナ…川渕かおり…がいいなあ」とボソッと呟いたのをすごく覚えています。

言霊飛んだのかしら!?
その後、届いた香盤には「ゲンティアナ役 川渕かおり」の文字!!
うひゃーーーー!となりました。(背中に電撃も走った)
でもそこで連絡をしないのが義達クオリティです。
当日収録で爽やかに
「やっと共演できましたね。」(宝塚風)
と挨拶を交わそう。クールに決めよう!と思っていましたが

全然無理だった。
スタジオでソッコーハグしに行きましたよ。飛びついた!

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