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動物

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一緒に暮らした犬のこと、一緒にいる猫のこと。
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犬のローザがむこうの世界にかえった翌朝は優しい春の雨でした。

ローザが虹の橋を渡りました。 3月13日の真夜中1:07に。 眠っていて今にも起きそうなローザです。 2022年3月13日(日)は 太陽がふりそそぎあたたかく青空で 風がある爽やかな日でした。 奈良の、日の入りは17:48 ピンクとオレンジのグラデーションが美しい夕焼け空のもと火葬のお迎えが来て お花で埋もれて行きました。 春はお花がいっぱいです。 用意したお花、いただいたお花をできるだけ使ったので、色とりどりすぎるほどになり、それも幸せなことでした。いちごショートが

難しい選択

難しい選択その夜、20:00から22:45まで お世話になっている二人の獣医の先生は ビオラに声をかけながら、真っ直ぐに向き合って 最善の道を模索してくださいました。 泣き叫ぶのが止まらない、のたうち回る、凄い形相である。目は正気ではなく 呼吸は荒く、舌は長くだらりとなって涎を垂らし、激しく吠え続ける。 筋肉注射 3回 ルート取ってショットを入れる 持続点滴(滴下速度管理するもの) 薬剤や量を調整しながら投与し、観察する。薬が効かない。 病名としては「血管肉腫」。 ビオ

ビオラとお花

昨日、 朝からおひさまが眩しく青空で 光が溢れていました。 掃除をして部屋を整え 最期のときを過ごしたお気に入りの場所に ビオラを横たえました。リビングの南東、 南にも東にも窓があるすみっこです。 このつぶやきを書いているのは葬儀の翌朝 今ふと、心にふわっと キンモクセイのイメージが浮かんできました。 花の時期にはいちにちじゅう窓を開け 香りに包まれて過ごしたものでした。 爽やかな風がキンモクセイの香りを次々と運んできて、夜は夜で暗闇に香っていました。後肢麻痺で歩けな