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不登校2年目。わが家の方針と長女の高校受験

長女中2夏休み明けから不登校、次女小2終わりから不登校。
現在、長女中3、次女小4の、不登校のお話です。

適応教室の小学校クラスが開始

長女は中2途中から適応教室に通っています。
適応教室とは、何か。

適応指導教室とは、不登校児童・生徒指導や学校生活へ復帰を支援することを目的に、教育委員会および首長部局によって学校以外の場所や余裕教室等に設置された施設のことです。
教育支援センターとも呼ばれ、児童・生徒が在籍する学校と連携を取り、個別カウンセリングや教科書を用いた指導、集団での指導などを計画的かつ組織的に行います。教育相談室のように、児童・生徒の相談を行うだけの施設は含みません。

読売新聞より:https://www.kyoiku-press.com/post-223944/

どの地域にも設置してあるのかわかりませんが、わたしが住んでいる地域には各地区ごとに設定してあります。
これまでは主に中学生が対象でしたが、今年度から小学生も対象になりました。

中学生はフリースクールがあったり、不登校対応している塾があったり、長女の通う学校では午前中のみのクラスなどが設置されていたりと、比較的不登校でも行き場所や居場所を確保しやすいのですが、困るのが小学生。
本当に居場所がない。
フリースクールくらいしかないかもしれません。

なので、適応教室の小学生クラスができたとの話を聞いて、すぐに見学に行きました。これから面談があり、書類を提出し、お試し通級後に正式通級開始という流れになります。

現在見学を終え、面談予約を取っているところ。
なんせ間に担任と教頭が入るので、予約の往復だけで3日くらい掛かります。
学校への連絡が、夕方にしか電話できないっていうのも大きいんですけどね…。(学校側は容赦なく好きな時間にかけてくるのに笑)

愚痴は置いておいて。

わが家は、今年から(次女の面談〜お試し通級が順調にいけば)2人とも適応教室に通うことになります。
小学生は週4日、中学生は週5日(どちらも内1日午前中のみ)。

長女は適応教室の居心地が最高に良いみたいで、中学校に戻る気はゼロ(苦笑)
次女は学校も気になるけれど、大人数が苦手すぎてまだそこまで気持ちは前向きにならないそう。
適応教室は10人以下なのでそちらで慣れてから戻れたらな、といったところ。
まぁ、戻れなくてもいいです。適応教室に通えるのなら。
とりあえず、居場所ができてよかった、というのがいちばんですね。

担任との関係と考えの共有

学校によるのかもしれません。
わが家、担任とは必要な連絡のみしか取っていません。

長女の今年の担任は1年生のときと同じ担任。
「僕からは必要な連絡以外はしないです。とにかく家で勉強だけはするように、そして、適応教室にがんばっていくように伝えてください。」と言われています。
手際もよく、適応教室への通級開始もとてもスムーズに再開できました。

次女の担任は、転任してきたばかりだったからか、最初こそ学校への復帰を強めに促すような感じでしたが、最初だけで今は必要な連絡だけです。
週に1回、カウンセリングのために学校には行っているので、そのときに顔を合わせたら話して、学校の様子を伝えたりする程度。
先日は少し時間があったので次女と体育館でバスケットボールをしていました。
30分ほどでしょうか、時間をとってくださってありがたかったです。

人によるのかもしれませんが、わたしは学校から復帰のプレッシャーを掛けられたくないと感じているので、この距離感はとてもありがたいです。
最初に親側の意思を担任と共有するのも大きいかもしれません。

小学校は昨年度校長をまじえて面談、中学校は改めて担任と面談し、当面の方針を共有するようにしています。

「考えを共有する」というのは大事だととても思います。
子どもと共有、学校と共有。この2つ。
正直、親が不登校についてどうこう考えても仕方ないんですよね。
学校に行くのは子どもですし、子どもが通う場所は学校なので、わたしたち親ができることは、子どもの様子と子どもの意思を確認し、それを学校に伝えることだけです。

「親としてどうしたいのか?」というのは子どもと考えを共有できてから改めて考えることなんじゃないかと思います。

わたしはどうしたいのか? どうしてほしいのか?

適応教室という居場所ができたことで、学校へどうしても戻ってほしい!という気持ちはほぼなくなりました。たまには思いますよ、だって手続きや送迎が大変なので(笑)
そういう意味では、学校に戻ってくれたらラクになるなぁ、とは思ってます。
ただそれだけですね。

どうしてほしいのか?については、ほぼほぼ生活習慣ですね。
切実だと思います。

家では昼夜逆転せずに生活してほしい。
三食きちんと食べてほしい。
たまには運動がてら散歩にいってほしい。

といったところでしょうか。
だからこそ、わが家では夜11時までにタブレットとスマホをリビングに持ってくるように決めています。
ゲームやスマホの時間の制限は設けてませんが、寝る時間だけは決めています。
適応教室が朝10時からなので、朝8時30〜50分までに起きてきて、夜11時には布団に入ること。
そして、買い物に行くときはなるべくついてくること(散歩兼ねて)。
これがわが家での、不登校をするなら絶対に守るべき約束です。

親のメンタルの安定が最優先でいい

子どもの不登校を大きな問題として抱え込まないことって大事だと感じてます。
勉強の不安とか、進学とか就職とか、正直、この学歴が最優先される社会で不登校は不利でしかありません。
だから、深く考えると不安でいっぱいになります。

わたし自身、そんな不安は、不登校対応の高校(通信制・定時制)を見つけたり、通信制の大学を調べてみたり、たとえば子どもがやりたいことができる専門学校を調べてみたりと、「不登校でもなんとかなる!」という情報をかき集めて、メンタルを安定させていたりしています。
意外とあるんですよ。
調べれば調べるほど、なんとかなりそうだな、と安心できました。

そうやって、自分自身の不安が子どもに向かないようにしていました。
自分の不安は自分のものであって、子どもにぶつけるものではありません。

長女は中3、受験生。
プレッシャーに弱く、テストのたびに体調を崩してしまうくらいメンタルよわよわな長女だけど、実力テストの結果はそこそこ良かったので、少し勉強し直せば高校受験は問題なくこなせると思っています。

「高校受験の7割が中1・2の内容。中3は3割ないくらい。
だから、秋までにごっそり抜けてる中2の勉強をしておきなさい。」
そう担任に言われた長女、やる気を出して「がんばります!」と回答するも、早速今日、適応教室をお休みしていました。
もうちょっと本気になってくれるといいんだけどなぁ(遠い目)

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