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女性がバリバリ働くことに憧れていた

前回の記事で、
「本当はクリエイティブな仕事がしたかった」という本音に気づいた。

その後も振り返る中でもう1つ気づいた。
それは本当は「女性がバリバリ働くことに憧れていた」ということ。

女性がバリバリ働くってどういうこと?

「女性がバリバリ働く」とは言っても、その捉え方は人それぞれ。
私が思う「バリバリ働く」は…

  • 国内、海外へ出張する

  • ヒールを履いて、ジャケット羽織って颯爽と歩く

  • 周りに頼られる

くらいかな。(改めて挙げてみると案外少ないことに気づいた)


就職活動と嫌いな自己分析

大学3年生になり、就職活動が始まった。
氷河期と呼ばれる就職活動時間で、業種も職種も絞りきれず様々なところに応募した。
やりたことは特になかったから、色々聞いたら見つかるかもと思っていたのかも。

インターンシップはいくつか参加した。長期間のインターンシップは大手製薬会社だった。
製薬会社の営業さんがお医者さん相手に提案する姿を見て、あまり、やりたいとは思わなかった。
その時点で「営業職」に違和感があったのかも。

就職活動の軸は今でもはっきり覚えてない。
なぜなら自己分析が嫌いだったから。

自己分析が嫌いなのは、今思うと「自己肯定感が低かったから」なのかもしれない。

褒められても「そんなことないよー」と言い、指摘されたら真っ直ぐ受け止めて涙がでる。
友人同士でも自己分析をするのだけど、友人から言われる「ゆみってこうだよね」が恥ずかしかったりくすぐったい感じがした。

わざわざ深掘りしていく自己分析。できたらやりたくなかった。
″わからない″が1番楽ちんで逃げ道だったからかな。

新卒で入った会社の面接〜内定まで

就活の中で一番初めに内定をもらえた会社が今の会社。
その会社に決めたのは、
・人事の人が最後まで信じてくれたこと(本当は一次面接で落ちてたらしい笑)
・入社を迷っていることを相談したら、先輩社員と合わせてくれたこと
が理由だった。

特に先輩社員は、女性でバリバリ働いてる方でとてもかっこよかった。
大手デパートに提案し、商品が採用されるような仕事をされていた。
昔から「空間」が好きだった。
この空間は心地いいな、この空間はあんまりだな、と思うところがあった。
なので、わたしも「自分が提案した商品で、店舗空間とかを作りたい!!」と思い、入社を決めた。(実際はそんなお仕事じゃなかったんだけどね笑)

会社の製品、歴史、考え方は今でも好き。 
でも「建築業界」は、想像以上に泥臭い世界だった。

今でもバリバリ働きたいの?

就職活動から、実際の入社後までを振り返って、「本当はバリバリ働きたかった」「女性がバリバリ働くことに実は憧れていた」ということに気付いた。
良い大学を出て、良い企業に入って、バリバリ働く女性に憧れを持っていた。

国内出張がたくさんあったらかっこいい。
海外出張、海外転勤ができたらどんなにかっこいいだろう。
大きなビルに出勤し、大きな会社に営業へ行く。

そんな働き方に本当は憧れていた。

ずっと独身だったらそこを目指していたかもしれない。
でも、結婚をして子供ができたら、私の働き方は大きく変わった。
それと同時に、考え方もがらりと変わった。

私の理想とする「バリバリ働く」は、母である私には難しかった。
私はお母さんになりたかった。
仕事よりも、子供を優先する、普通のお母さんでいたかった。
今の私は、バリバリ働きたいとは思わなくなっていた。

結論:ゆるく心地よく働いていたい

じゃあ働くのやめる?と言われたらそれはまた違う。
3人の育休を経て感じるのは「ゆるく、心地よく、働いていたい」ということ。

・子供の体調不良で会社に迷惑をかける。
・時短を使っていると、時間は短いけれど業務量は変わらないからしんどいだけ。
・転勤なしを選択しているから業務量は変わらないのにお給料はカットされる。
・ずっと働き続けられる気がしない。

など、あげだしたらキリがない。
だから「心地よく働き続けるのは無理だ」と思っていた。

でもね、本当は「ゆるく、心地よく、働いていたい」の。

子供が体調不良で休みたいならいいよ〜と言ってあげたい。
プライベートの時間をしっかり確保してあげたい。
仕事のやりがいを見つけていたい。

これまでは、そんなの無理だと諦めていた。
でも最近はこれを望んでもいい気がしてきた。やっと。

”働く=頑張らないといけない”という構図はもう終わり。
頑張るフェーズは必要だと思う。
でも、たまには休息をあげたいし、息切れしない程度にゆるさも欲しい。
自分の大切なもの(家族、子供、プライベート)をしっかり大切にしてあげたい。

そんな理想の働き方を、手に入れたいな。

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