自分のことを飽きっぽいと思っていたのですが、気がつくとルーティンになっていることがいくつかあります。

数年前、思いつきで始めた早朝の散歩が台風と雪の日を除き、3年続きました。
花鳥風月からたくさんの気づきをいただきました。
人間は自然と共に、この地球に抱かれて生かされているのだということを、一歩一歩踏みしめながら実感した、早朝の散歩でした。

ここ最近は易経に興味を持ち、毎朝コインで卦を読んでいます。
易経の本を通読するのは難儀ですけれど、出た卦を読むことで、少しずつ読み進められそうです。

もうひとつ、気功を始めてみました。
天の氣と地の氣を身体に巡らせることで、なんとなく元氣になるような氣がします。
そして、自分の身体が宇宙の一部だということ、さらには自分の身体はひとつの宇宙なのだという思いも湧いてきます。
顔やスタイルがどうであれ、私に与えられたこの肉体を、最期までちゃんと手入れをしようという気にもなってきます。

始めただけでなく、やめたこともあります。
突然コーヒーを飲まなくなりました。
ほぼコーヒー中毒だったのですが、ある日ぱったりとやめました。
こんな日が来るとは、実に驚きです。
コーヒー豆を挽いて、ゆったりとコーヒーを淹れるところから楽しんでいたコーヒータイムですが、今は欲しいと思いません。

その代わり、様々なハーブティーや紅茶、中国茶などをいただいています。それぞれに味わいがあり、楽しんでいます。
カフェインを断っているわけではないのです。

少しずつ身体に優しいことを選ぶようになりました。

湯シャンはすでに2年くらいになるでしょうか。
肌断捨離をしているので、化粧水もクリームも付けていません。
化粧はミネラルファンデと目周りのポイントメイクだけです。

髪の毛も肌も、素のままの元氣さを保っています。

高級美容液をたっぷりと使っていた時期もありました。
その頃の方が、肌はすぐに乾き、トラブルも多かったです。
過剰に落としすぎ、それを補うために、過剰に塗りたくっていました。

美容皮膚科やエステに毎月ウン万円も支払っていた頃もあります。
今は「笑うこと」が私の美容法です。

洗濯洗剤もやめました。
洗濯物の香りがキツくて、それなのに濯ぎ残った洗剤成分のせいか、生乾き臭がすることもあり、今はセスキを使って洗っています。

だんだん戦前の人のような生活になっていますが、実に快適です。
豊かさをはき違えず、心豊かにこれからは暮らしたいと思うのです。
あとちょっと足りないくらいが、いちばんしあわせな時なのかもしれません。
14番目の月がいちばん好きという荒井由実の歌詞を思い出します。

ルーティンは、楽しいから続けられます。
こうしなければ！というのは執着なので、続けることが苦しくなります。

便利さよりも楽しいこと、心や身体が悦ぶことを選んで、ごきげんな暮らしを営んでいきたいと思っています。
そして、楽しいも好きも移り変わっていきます。
今の最適と十年後の最適は違っていて当然です。
常に変化する自分と時間を愉しみたいです。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。