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私の最も苦手な人。そして危機感。

私の最も苦手な人、それは「クチャラー」だ。
※食べ物を口に含んで口を閉じずにクチャクチャ音を立てながら食べる人。

昔から人の“食べ方”がとてもとても気になる。

たぶんきっかけは、子どもの頃、私の母に口酸っぱく言われていたこの言葉。

「食べるときは口を閉じて噛みなさい」

母が父と結婚してから、母が父に一番最初に直してもらったのが「食べ方」だと言っていた。
父のクチャクチャ音を立てながら食事する姿がマジで許せなくて、我慢できなかったらしい。

この癖はきっと、常日頃から指摘する人が周りにいなけば、一生なおらないと思う。

子どものころから、そして今でもクチャラーに出会うと(気づくと)、私は一気にその人の印象が変わってしまうのだ。

ああ、こんなところで品格を落としてしまっている・・・

もったいない・・・

でもこれからなおすことは難しいでしょう・・・・・

という考えが頭の中でグルグルグルグル。

これ、そもそも原因はどこにあるのか・・・・・・?

親がクチャラーなら、その子も間違いなくクチャラー説

私が信じて一ミリも疑っていないのが、
「親がクチャラーなら、その子も間違いなくクチャラー」説。

つまり、クチャラーになる原因は育った環境にある、ということだ。

一番近くにいる大人が、そんな食べ方をしていたらそれが普通になるし、おかしいことだとは思いもしないし、マナー違反だと気付くことは、少なからず子どものうちはない。
(家庭が基本になるのは、食べ方に限らないことは言うまでもない)

これを目の当たりにした出来事がある。

結婚してすぐ義実家で食事をしたときのこと。

義母、義姉、姪っ子ちゃんが3人並んで食事をしていた時に、見事に3人から響いてきた……

「クチャクチャ」

「クチャクチャ」

「クチャクチャ」

やばすぎるクチャラー三重奏。

(書いてるだけでも気持ちが悪い)

何を隠そう、夫も元クチャラーだったので、なんとなく予想はしていたのだが(夫には、付き合い始めたときから私が必死に伝えてなおしてもらいました)、
代々クチャラーが受け継がれているのが、衝撃すぎて。

「もし将来自分に子どもができたときにはまじで気をつけなきゃ……!!」と身を引き締めた一件でもあった。

さらなる衝撃事実

クチャラー問題に関して、大人になってから別のケースがあることも知る。

冒頭で話した私の母。

昔からクチャラーは許さなかったタイプの母。

そんな母が、最近クチャクチャ音を立てて食べるように……!

それに気づいたときは、「えっ!?まさか!?」と思ったのだが、なぜだ、なぜなんだ、、と考えた結果、ひとつの理由に辿りづいた。

もしかして、老化による口まわりの筋肉の衰え・・・・・??

「これまでは当たり前に無意識にできていた人、クチャクチャはよくない!とわかっている人でさえ、老いとともに自然とできなくなるのか・・・」

「しかも自分がクチャラーになってしまったことに自分では気付けないのか・・・」

と、クチャラーに関する新たな事実に私は本当にショックを受けた。

筋肉は使っていないと落ちる。
特に顔の筋肉は、表情が乏しいとどんどん垂れ下がっていくそうだ。

コロナにより当たり前になったマスク生活。
人から見られなくなった口元。
多くの人がこの渦中、約3年で着実に緩んでいったのではないだろうか。

老化だけじゃない。年齢は関係ないかも!
確実に顔の筋肉は衰えてるという危機感持たなきゃ……と焦り始めた私です。

とにかく意識と環境と声掛けと

7歳の娘ちゃんともうすぐ4歳の息子くんには、かつての私の母のように日頃から口酸っぱく伝えている。

そのせいか、特に娘ちゃんは最近は他人のクチャクチャ音も気になりだしたよう。

子どもたちは口を閉じることには気をつけて食事をしているので、意識づけはできてきただろうか。

私たち親も、急に、自然に、できなくなる日があるだろうから……

夫には「クチャクチャ音を立てていたらお互い即注意しよう」と伝えている。

まわりに不快な思いをさせたくないというのはもちろん、それだけで品をガクンと落としたくない!とあらためて強く思っている。


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