自分を好きな自分でいられるために
「綺麗になったな」
鏡を見て、そう思えるのが嬉しい。
ありがたいことに、人からもそう言っていただけることも増えてきた。
でも、私が元々綺麗だったかというと、違う。
自分の全てが嫌いでブサイクだと思っていた。
子どもの頃に「かわいい」と言われた記憶は全くない。私を通り越して天使のように可愛かった弟への「かわいいね」という言葉なら山ほど聞いていた。
そして、弟は可愛いけど、私は可愛くないんだって思うようになっていたな。
だからこそなおさらに「可愛くなりたい」「綺麗になりたい」という気持ちが強かったんだと思う。
美容やファッションに興味を持つのも早かった。
ファッション雑誌を読むようになり、お水をいっぱい飲んだり、毎日のストレッチは今でも欠かさないし、メイクしたりヘアアレンジの練習をするのも大好きだ。
そして、中学の時に不登校になってからは自分の心と向き合うことも増えて、大嫌いだった自分のことを少しずつ認められるようになってきた。
すると不思議なことに顔の表情や雰囲気までも変わってくるの。
そして、かなり効果があったなと思うことは「綺麗だね」と鏡の前にいる自分に向かって言ってあげること。自分で伝えてあげるのが大事だと聞いてから実践したことで、少しずつ大嫌いだった自分の顔も好きになってきた。
大人になってからは、自分に似合う髪型やファッション・メイクが少しずつわかるようになって一気に垢抜けたんだと思う。
だからこそ、人からも綺麗になったねと言っていただけるようになったのだろうな。
自分という人間と一生付き合っていくのだから、どうせなら自分の内面も外見も好きでいられた方が絶対いい。
自分を見るたびに、自分の感情を感じるたびに、嫌だなとネガティブな気落ちになるのはとてもしんどいから……
この人生を楽しんで生きていくためにも、私は両方を磨き続けていきたい。
自分のことが好きだと思えるように。自分で自分のことを誇れるように。
自分の心も、外見も大切にしていこう。
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