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檜扇(ひおうぎ)

祇園祭の花といえば檜扇。
黄色の花もありますが、鬼百合に似たこのオレンジの檜扇が特に祇園祭を思わせます。
祇園祭には、ヒオウギが必ず飾られるという風習があります。
ヒオウギは扇状の葉を持つことから檜扇と名付けられ、古代、ヒオウギで悪霊退散したことから厄除けの花として飾られるようになりました。
そして、祇園祭が元々は疫病を流行らせている怨霊の怒りを鎮めるために始められたことから、悪霊退散に使われたヒオウギは欠かせないものとなったと考えられます。  
また、ヒオウギは黒い種子を持っていることから、この種子が古代「ぬばたま」と言われ、万葉集の枕詞「ぬばたまの」として黒や夜に関するものに多くかかります。

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遠く見えにくいですが毎年お神輿の前に生け花として飾られます。
あと2日で祇園祭も終わりです。夏がどんどん過ぎ去っていきます。
今日もいい一日を。7/29

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