『コックと泥棒、その妻と愛人』

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急に人を食べる映画を観たくなったので(私は人を食べたくはないです)、原点に戻って『コックと泥棒、その妻と愛人』を観たよ。たぶん、これが初カニバリズムだったはず。今観ても面白かった。

初めて観た時はティム・ロス目当てだったんだけど、彼を差し置いて世界観に圧倒されてしまってね。ピーター・グリーナウェイ監督って誰よ?すごい!って興奮して、携わっている作品を片っ端から観賞したかったんだけど、田舎のレンタル店にはなかなか置いていなくてね…結局、2作品くらいしか未だに観れていないと言う。

左右対称を多用したセットや部屋毎に変わるインパクトのある色彩。駐車場は青、厨房は緑、レストランは赤、化粧室は白。それに合わせてキャストの服の色も変わったり。ちなみに衣装はJEAN PAUL GAULTIERだって。

大泥棒のアルバートを演じるマイケル・ガンホンがほんとにガサツで野蛮な関わりたくないDV夫なんだけど、それでもジョージーナへの執着は凄くて…なんかこういうめんどくさい奴居るよな…って思いつつ観てた。妻ジョージーナ(ヘレン・ミレン)と愛人マイケルは後半ほぼずーっと裸だった気がする。

マイケルを殺されたジョージーナはコックに協力を要請して夫に復讐をするんだけど、そこのシーンが最大の見せ場なのかな。久しぶりに見たけど焼け具合としては流石コック!って感じだった。

あ、若いティム・ロスやっぱり美しかったよ!意外と出番あるし!


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