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美術館に行ったお話

福岡市美術館で開催中の高畑勲展に行ってきました。
緊急事態宣言下、行われていた展示はこれだけで常設展示もショップも茶店も閉まっている徹底ぶり。こんな状況にも関わらず芸術のために尽力してくださる美術館の方々には頭が下がります。

今でこそ聖地化される作品のほとんどは緻密なロケーションハンティングでキャラクターの生活風景をリアルに描き出していますが、これを日本のアニメーターとして初めて本格的に行ったのが高畑監督であり宮崎駿監督でした。
今でこそCMのネタ扱いされている『アルプスの少女ハイジ』が誰もが知る人気作品になったのも高畑監督自ら作品舞台に赴き、スイスやドイツの暮らしのスタイル、雄大なアルプスの山々を直に観て写真を撮り、描き出したからだと改めて感じさせられました。

大好きな作品の手書きのノートやセル画を観ていると、パソコン画面と向き合うばかりのコロナ禍にはいい眼の保養にもなります。これが紙にのこす良さですよね(笑)
来館者も少なくゆっくり観れますし、みなさん静かに観ているので飛沫感染の心配も全くありません。この際、画面から離れ芸術鑑賞というのも乙なものではないでしょうか。大濠公園の緑も素敵です🙆

面白いアニメ聖地があれば教えてください。読者様がお望みでしたら、どこでも駆けつけ取材したいと思います。