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コロナ下で行く海外旅行~スウェーデン~≪帰国時の成田空港検疫は?≫【エールフランス航空】

つい先日、スウェーデンを旅行してきました。 現在、日本から海外旅行へ行くことについては、多くの国に対して外務省が危険情報をレベル3(渡航中止勧告)にしており、ご意見もあるかと存じます。 ただ、感染に注意して行動すれば出かけても特に問題ないと私は判断しました(感染症危険情報でなく通常の危険情報でしたら、レベル3の場所へは決して行きません)。

入国時に検疫等の必要がなく、現在すぐに入れる国は、主にヨーロッパにあります。 その1つであるスウェーデンを渡航先に選びました。 他にはフランス、スペイン、スイス、バルト三国、フィンランドなどがそういった対日本オープン国です(注:フランスに関しては2020年12月下旬から、フィンランドに関しても2021年1月から、2021年2月からはほとんど全てのヨーロッパの国に、自由に入国できなくなりました。 こういった状況はよく変わりますので、必ずご自身でご確認下さいね)。 飛行機の乗り継ぎが必要な場合は、経由地もオープンな国にすることを強くお勧めします。 私は今回、行きはヘルシンキ(フィンランド)経由、帰りはパリ経由にしました。 なお、オープンな国のエアラインではありませんが、カタール航空、キャセイパシフィック航空などは現在乗り継ぎ時に検疫がありませんので、使っても良いと思います。

帰国時の検疫はどんな風?

日本に帰国すると、空港で検疫(PCR検査)が待っています(検査費用は無料)。 まず、機内で配られる質問票に記入しておきます。

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今回は成田に到着したので、これは成田の例となります。 到着すると、同じ飛行機に乗っていた人が40人ずつを1グループとして集められ、まずは待機。 検査は入国審査の前に行なわれます。 

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順番が来ると、問診の後、検体採取です。 検体は唾液で、試験管のようなものに1ml入れます。 検体の提出が済んだら待合スペースで番号が呼ばれるまで待ちます。 最近は数か月前に比べて1/3ほどの時間で検査できるようになったそう。 実際、検査はかなりスムーズに進み、飛行機の着陸から空港外へ出るまで2時間弱でした。 以前は6時間ほどかかっていたそうですが、今回検査にかかった時間は1時間半くらいということですね。

検査結果は・・、陰性でしたよ。 ちょっとドキドキしました。

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ちなみに、成田空港で現在陽性判定が出るのは、100人に1人くらいです。

そして、ここからが一番の問題(?)、14日間の自宅待機です。 検査結果が陰性であっても、14日間は人と会わずに自宅やホテルに待機しなければなりません。 私は普段もあまり家から出ないので良いのですが、これが、多くの人が現在海外へ行かない一番の理由でしょう。

成田空港から公共の交通機関を使って帰ってはいけないので、レンタカーを家の近所までの乗り捨てで予約していました。 ただ、「レンタカーの予約確認書を見せるよう言われる」「送迎車に乗るまで係の人が見張りについてくる」などという噂(?)があったのですが、そういったことは一切なく、ちょっぴり拍子ぬけ。 なお、厚生労働省からの健康チェックの連絡が毎日LINEで送られてきます。

成田空港では現在の10倍くらいまで検査人数が増えても対応できる体制を整えているそうですが、こうした流れがいつまで続くのでしょうね・・。

エールフランス航空 

さて、ここからはいつもの旅行記です。 まず、帰国時に乗ったエールフランスについて。 今回、当初はフランスへも行こうと思っていたので、デルタ航空のマイルでパリ⇒成田を予約しました。 エールフランスってちょっぴり不親切(ゴメンなさい)なのですが、今回はコロナ下であることもあり、特にひどめでした。 予定の便が翌日に変更になり、しかも判明したのが当日の空港。 事前に連絡くれていたらいろいろ助かったのに(まあ、オンラインチェックインとか、リコンファームとかしない私も悪い)。 

成田へのフライトが翌日に変更になり、思わぬ時間ができましたが、パリ街中まで行く気力が出ず、エアポートホテル 『プルマン』 へ。 プルマンは、ドゴールのエアポートホテルの中で一番好きです。 新しいし、食事もおいしい。 フランスはかなり真剣にロックダウン中で、エアポートホテルのレストランもやっていなかったので、ルームサービスを楽しみました。

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翌日便への変更は仕方ないですかね。 今こんな時で、多くの飛行機が1回は何らか事前に変更になります(空いている便の旅客を別の便に振り替えて、飛行機をそこそこ埋めて飛ばすため)。 こうしたことにめげないことも、コロナ下での旅行で必要なことです(と申しますか、そうまでしても、旅行へ行きたい気持ちが圧倒的に勝るのですよね)。 ちなみに、ストックホルム⇒パリもエールフランスで、元々は当日乗り継ぎのはずが、日本出発1週間前に前日便に変更(おかげで、ストックホルムのホテル1泊分[←事前決済]がパー)。 行きの羽田⇒ストックホルムも、JALのファーストクラスの予定が、経由地をヘルシンキに変更されてビジネスクラスにダウングレード、などなど。 JALのファーストクラスのレポート(カンテサンス機内食)を楽しみに(?)していて下さった方、申し訳ありません。

搭乗します。 クラスはビジネスクラスで、並びは1-2-1。

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このシートに当たったのは、便が変更になって良かったことです。 通常のパリ⇒成田の機材は2-2-2の並びで、もっと古めのシートなのです。 このシートはフルフラットになるのでゆっくりくつろぐことができました。 エンターテインメントのメニューも映画、音楽ともけっこう良かった。

配られたポーチには以下のようなものが入っていました。 何だかあんまりワクワクしない感じ~(写真が下手なんですね、ゴメンなさい)。

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ウェルカムドリンクはシャンパーニュ、オレンジジュース、水からの選択。 シャンパーニュとオレンジジュースをいただいて、自分でミモザにしてみました。 離陸後、再度シャンパーニュとおつまみが配られます。

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シャンパーニュはデュヴァル ルロワ。

エールフランスの一番のアピールポイントは機内食。 いいとこ見せていただかないとね。 昼食の内容を掲載させていただきます。 

【前菜】フォアグラのテリーヌ、クリスマス・スパイス入り洋ナシのチャツネ、スモークサーモンとディルのクリーム

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フォアグラはさすがに素晴らしく、これだけでいろいろあった事が帳消しになるくらい(笑)。 フォアグラはとっても冷えていて、堅くて最高でした。

【サラダ】

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ドレッシングはどの航空会社もよく使っている、オリーヴオイル+バルサミコ酢。 これは、各社ともそろそろやめてもいいんじゃないかなあ・・。

【パンとバター】

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パンは2種類ともいただきました。 これ、温めてあるととてもおいしいのですが、感染症対策として、パンは温めてはいけないそうなんです。 バターはイズニー♡ 無塩なのですが、塩があるので問題ないです。 

【メインコース】ワイルドマッシュルームとヘーゼルナッツのロワイヤル、ラベージ入りクリのクリーム

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メインは4種類からの選択で、そのどれもがミシェル・ロト(Michel Roth)氏の監修によるもの。 ベジタリアンのこのお皿を選んでみました。 大きなロワイヤル、周りのクリームとも良く合って、おいしかった! マッシュルームは大きめに切ってあり、それがまた良かったです。 きのこ&栗を満喫しました。 ラベージの独特な風味も、ほのかに効いていました。

【チーズ】ヤギのチーズ、カンタル産チーズ、カマンベール

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チーズもさすがで、どれもかなり良かった。 特にヤギのチーズが、フレッシュで、クセはほとんどなく、おいしくいただけました。 

【デザート】ラズベリーの一口デザート、とろけるチョコレートケーキ、ピスタチオのマカロン

【コーヒー】

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ラズベリーの一口デザートは、ストックホルム⇒パリで出たものと同じでした。 チョコレートケーキがおいしかった! さすがフランス。 コーヒーはセガフレードのものです。 コーヒーもおいしい。 

コロナ下なので料理はその都度運ばれてくるのではなく、メイン以外のお皿はトレイに盛られて一度にきましたが、楽しめました。 

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ギャレーは、コロナ対策なのか、普段より品目が少なかったです。 最初に出てきたのと同じおつまみしかなくて・・。

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成田に着く2時間前には朝食が出ました。 こんな内容です。

【ドリンク】フレッシュフルーツジュース、コーヒー

【パンとバター】

【乳製品】フロマージュ・ブラン

【フルーツ】フルーツコンポート

【メインコース】モッツァレラ・チーズ入りスクランブルエッグ、バターナッツ・カボチャと緑アスパラガス、西洋カボチャの種

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ジュースはオレンジです。 また、メニューにはホットチョコレートもあると書いてあったのですが、コーヒーか紅茶しかなかったのが、ちょっぴり残念でした。 でも、コーヒーやっぱりおいしいです。 パンは昼食のと同じものかブリオッシュだったので、ブリオッシュだけいただきましたが、やはり加熱がないとパサパサ・・。 フロマージュ・ブランとフルーツコンポートは量が多く、お腹いっぱいになりました。 スクランブルエッグは少々加熱しすぎで堅めでしたが、お味は良かったです。 緑アスパラガスが、見た目以上に美味でした。 なお、エアフラのカトラリーはクリストフルです。

私はその昔旅行会社にいた時、タヒチ、ニューカレドニアを担当していたので、エアフラには多大なご恩があります。 なのでこんなことはあまり申したくないのですが、エールフランスはサービス業をしているという感覚は少ないでしょうね。 いまだに国営企業体質な上、フランス人の国民性も加わり、エコノミー、ビジネスクラスに関しては「乗せてやってる」感がアリアリで、もう少し優しく接してもらえたら嬉しいなあと思います(CAさんなどはけっこう良くして下さる方も多いのですけれどね)。 コロナで大変な中運行して下さっているのに、不適切な発言でしたら申し訳ないです。 ただ、こうした時こそ、そのエアラインの本質が出るものだなあとは感じましたね。 あと、ファーストクラスに関しては素晴らしいと思います。

ストックホルム

スウェーデンについてはこれから3回に分けて書きますが、フライング(?)で少しだけ。 一番上の写真は『ドロットニングホルム宮殿』です。 現在王室の皆様が実際に住んでいるところで、ストックホルムの郊外にあり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。 

この宮殿はけっこう歴史があり、1756年に完成(着工はその100年ほど前)。 バロック様式の端正な庭園が印象的でした。

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下は、宮殿を裏から見たところ。 普段は内部を見学できるのですが、スウェーデンも11月24日から半ロックダウン的な政策を初めて取り入れたので、公共の施設はほぼ全てお休み中でした。 

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ちなみに、スウェーデンでは空港以外の場所では、マスクはほとんどの人がしていません。 私も送迎車の中以外ではほとんどしませんでした。

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スウェーデンのスタバとも言える存在が『Espresso House(エスプレッソハウス)。 スタバもあるにはあるのですが、エスプレッソハウスが圧倒的に多いです。 ちょっと入ってお茶してみました。 

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お菓子もおいしそう~! 実際この左上の黄色い「Saffransbulle」、中がしっとりモチッとして、蜜のようなものが少し入っており、おいしかった。

◆Tomte Latte (大 ; 約¥670 ; 税込)

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メニューの一番上にあって、シグニチャー品のようだったので、これをオーダーしてみました。 トムテはスウェーデン語でサンタのことらしいです。 クリームがたっぷりで、ラテはシナモンシロップでほんのり甘くされており、おいしい! クリームが良質です。 トッピングはカルダモン。

この後、ストックホルム郊外の素敵な古城ホテルについて書きたいと思います。 良かったら見に来て下さいね。 

スウェーデンの観光案内については、コチラのサイトをご参照下さい

letsgo-sweden.com/



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