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京都【レクラ ; Yugen】 神戸【順徳】

9月には関西方面へ2回、計8日、旅行へ行きました。 その中で開拓した飲食店のうち、ふらりと気軽に行ける3軒について書いてみたいと思います。

レクラ(L'éclat)

京都に昨年オープンしたばかりで、有名フレンチ『MOTOI(モトイ)』の姉妹店という位置付けです。 ジャンルはクラシックなフレンチをベースにした洋食、と申せばよろしいでしょうか。 料理はコース仕立てではないので、その場で好きなもの好きなだけ、アラカルトでお願いすることができます。 このお店は同じ京都にある大好きなイタリアンレストラン『TAKAYAMA(タカヤマ)』のソムリエである南さんに教えていただきました。 ちなみに、南さんもMOTOIのご出身。 ソムリエさんが通う店というだけあって、レクラはワインも充実しています。

上の町屋風の建物が外観。 素敵ですよね。 地下鉄の丸太町駅からすぐ。 キッチンがよく見えるカウンター席にご案内いただきました。

メニューは思ったより豊富で、その日だけのおすすめ料理もいろいろ。 頼んだお皿はほとんど同行者さんとシェアしました。 以下、内容です。 値段についてはメニューにあったものだけ記載しています。

まず、お店からのお通しで以下の2つが出ました。

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左がベーコンを使ったキッシュ、右はイベリコ豚の生サラミ+茄子のペーストです。 どちらも非常に美味でした! これは期待が広がります。

◆Richard Cheurlin / Carte d'Or  (グラス ; ¥1,600 ; 税込)

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シャンパーニュをグラスでいただきました。 リシャール シュルランです。 おいしい~! シャルドネが30%入っているので、ほど良い酸味があり、バランスが良いです。 さすが、ワインに力を入れているお店。

◇レクラのポテトサラダ (¥800 ; 税込)

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こういうメニュー、惹かれてしまいませんか? マヨネーズは少なめで、生クリームが多め。 とてもおいしいポテサラでした。

◇ボタンエビ 

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その日のおすすめメニューにも載っていない、スペシャル料理でした。 軽く火を通し、ヴィネグレットソースでシンプルに。 上のハーブはペリーラ(紫蘇のベビーリーフ)、さらに9月なので菊花もかかっています。 トマトは大原のもの。 エビは絶妙な火の通し方で、甘くておいし~い! 1人1尾ずつだったのですが、3尾くらい食べたかったです。 

◇フランス ランド産 フレッシュフォアグラ カナール 冷製テリーヌ 自家製ブリオッシュと (¥2,300)

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左に添えてあるのは赤ワインとイチジクのゼリー。 フォアグラは大変おいしかったですが、2人で食べるには小さすぎました 笑(大好物なので、たくさん食べたいんです)。 あと、少々柔らかすぎたかな。 キッチンにしばらく前から切って出されていたのですが、バターやガトーショコラなどと同様で、マニア(?)としては、冷えて堅いフォアグラが好きです。

◇オニオングラタンスープ (¥1,200)

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強烈なおいしさでした! 玉ねぎの分量がとても多く、まず甘い。 しかも、甘いだけではなく、奥深さがあります。 雑味がないのに「濃厚」という、この店の特徴が出ている一品。 パンもほど良くカリッとしていい。

◇黒毛和牛フィレカツサンド (¥4,900)

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1人分ずつ分けて盛り付けて下さいました。 カツは、パンにはさむ仕上げ前に、再度サッと揚げています。 カツは見ての通り分厚く、ソースはワインが効いていてフレンチ風。 レクラのすぐ近所にある『Kurs(クルス)』さんのパンが、京都だけあって、また美味! パンはカリッとさせています。 デミグラスソースは4日かけて作っており、マスタードもほど良く効いています。 私が一番好きな牛カツサンドは、東京の『蕃 YORONIKU』と、『炭火焼肉ふちおか』のものですが、これはその2軒に次ぐおいしさ。

◇いくらご飯 

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これも、ボタンエビに続いて、メニューに載っていないスペシャル料理でした。 1人分ずつ分けた盛り付け。 いくらとご飯の分量がちょうど良く、おいしかったです! 和食の店ではないので、ご飯自体は普通(?)な感じなのですが、全体では文句ないお味。 量もこれだけあると嬉しい。

◇ガトーショコラ クラシック (¥950)

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ガトーショコラは、しっかり冷えているところがまず良かったです。 ガトーショコラもなかなかおいしかったのですが、アイスクリームが特に美味でした! アイスクリームはこの店にしては珍しく、外注品だそう。

◆カプチーノ

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エスプレッソは、ネスプレッソです。 おいしいカプチーノでした。 このお店では、乳製品はタカナシ乳業のものを使っています。


どの料理も丁寧で、しかもガツンとしっかりした味で、大満足でした。 これだけ食べて、お酒をちょこっと1杯くらい飲んで、1人1万円強です。 小栗シェフを始め、スタッフさんが皆大変感じが良いのも素晴らしい。 シェフはMOTOIの前は東京の『ラ・ロシェル』にも3年ほどいたことがあるそう。 ボトルワインも揃っていますし、またすぐに来たいお店です。


YUGEN

2年前、2018年にオープンした日本茶スタンドです。 店名は「幽玄」から取ったそう。 この店のことは、神戸で今回もカプセルに2泊滞在した、お気に入りの「神戸レディススパ」に置いてあった抹茶スイーツを特集した雑誌で知りました。 とても魅力的に見えたので、早速行ってみた次第です。

場所は京都の四条河原からすぐと便利。 静かな仏光寺通に位置しています。 夜の写真で恐縮ですが、築約100年の町屋を改装した、小さいけれどとっても素敵な空間なんです。 外に2席、中に2席あり、立ち飲みも可。

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東京でベンチャービジネスに没頭していたというオーナーの須藤さんは、小さい時から自分で抹茶を点てて飲んでいらしたそうで、忙しい毎日の中で逆に日本茶や日本文化の大切さに気付き、このお店を開きました。

YUGENでは、宇治のものを中心に、各地から選んだ高品質のお茶だけを扱っています。 メニューにはお煎茶も数種類あるのですが、名物は抹茶ラテ。

抹茶ラテはアイスとホットがありまして、まだ9月で暑かったのでアイスを注文しました。 アイスの方がプラカップなので見た目が美しいですし、お味をホットと比べても、どちらかと言えばアイスがおすすめです。 どの1杯も須藤さん自らが心を込めて作って下さるところが素晴らしい。 

◆MATCHA LATTE / iced / Lサイズ 甘さMORE (¥720 ; 税込) 

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甘さはZEROから一番甘いMOREまで4段階あり、MOREにしました。 それでもスタバのように甘すぎ(?)ず、甘党の私にはこれでちょうど良い感じです。 予想通りおいしかった! たっぷりの牛乳の上に温かい抹茶が注がれ、美しいですね。 抹茶ラテは一般的に粉っぽさが気になることが多いのですが、ここのものも、その粉っぽさはありました。 でもおいしいです。 少しずつ抹茶を牛乳に混ぜたりして、味の変化も楽しみました。 

ちなみに、同行者さんが注文したhotはこんな感じ。

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店内には所狭しと茶器がディスプレイされ、茶葉を購入することもできます。 また、須藤さんが抹茶ラテの作り方の動画を作っていらっしゃるので、リンクを貼っておきます。 良かったらご覧下さいね。

YUGENは場所も良く人気のお店なので混んでいることが多いですが、おすすめです。 良かったら行かれてみて下さい。 

順徳

最後は神戸の老舗中華料理店、『順徳』です。 有名なお店ですが今まで行ったことがなく、今回お友達が予約してくれて初めて行く機会ができました。 お昼の時間帯に4人で訪問。 店舗は3階建てで、人気店だけあって満席でした。 通されたのは2階のお席。 お得なランチセットもありましたが、いろいろ食べたかったので、アラカルトで注文し、シェアしました。 

◇ミル貝 (¥2,300 ; 税別)

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葱に埋もれてしまっていますが、おいしかったです! ミル貝は素材が良いし、胡麻油の風味も香ばしく、センスの光る味付けでした。 

◇アナゴのレモンあんかけ (¥1,800 ; 税別)

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これもおいしかった! 揚げ方が良いですし、甘酢のお味もgood。

◇酢豚 (¥1,500)

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鉄板のおいしさでした。 私はこのようなパイナップル入りも好き。 

◇ネギ汁そば 小 (¥600)

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このお店の看板メニュー、ネギ汁そばを、1人1つずつ最後にいただきました。 私は小サイズ。 名物だけありますね。 優しい味なのですが、身体に染み渡るおいしさで、中華材料の出汁がとてもちゃんとしています。 塩味もややしっかりめにつけてあり、とても適切。 大満足のおそばでした。

当日急遽訪問を決めた順徳でしたが、4人で楽しい時間を過ごすことができました。 この日は大学の同級生で兵庫県在住のKちゃんが来てくれて、約1年ぶりの再会も果たせました。 本格的で味わい深い広東料理がいただけるこのお店、特にネギ汁そばは必食ですね。



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