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いろいろあったけど私の人生に乾杯 春のニースひとり旅#8


予想以上だったホテルの部屋に
無事チェックインでき

あとはもうなんの約束も制約もないひとり旅

部屋で飲んだ淹れたてのエスプレッソも効いて
また元気にビーチへ繰り出した


プロムナード・デザングレ
(イギリス人の散歩道)という
海岸沿いの遊歩道は、その名の通り
19世紀初頭にニースを好んで訪れていた
リッチな英国人たちの出資により建設されたそうだ

遊歩道から見下ろす小石の浜辺には
それぞれデザインの異なるレストランが並ぶ

ハイシーズンは人で埋め尽くされる浜辺も
3月下旬はまだ静かで最高

先ほどの散歩で目星をつけたレストランに降りていき
グレーのソファ席に陣取って
シャンパーニュをオーダー

#バブル世代の女ですから

しかし、やっぱり
海しか見えない場所がいいと

シャンパングラスを運んできたスタッフに
「すみません、あちらの席に移動してもいいですか?」と尋ねると

「もちろんですよ、マダム」と気持ちよい笑顔で
最前列のテーブルに置いていってくれた

(パリだとちょっとめんどくさそうに鼻を鳴らされる場面😂)


思えば、高校教師と18歳で学生結婚

尊敬する大好きな先生だったから
一生幸せにしてもらえるだろうと
あぐらをかいていたら約15年後

「人生をやり直したい人が現れたから
離婚してほしい」といわれ

娘を連れてパリに花留学する準備を進めたものの
ビザの関係で先に1人で出発

それからいろいろあったけれど
1年の滞在予定が
あっという間に22年(ざっくりしすぎ😂)

運命的といえるいくつかの出会いのおかげで
大好きな街パリで、好きな仕事だけして
暮らすことができている

いつも支えてくれる人たちの顔を思い浮かべ
温かく応援してくれる人たちに感謝しながら


私の人生に乾杯

「サイトウユミにパトロン」説
もあったそうだけど🤣
経済的な援助は一切、誰からも受けてませんから!

そんなゼロから、というかマイナスから
コネもツテもなくスタートさせた仕事の話しは

愛知県一宮市でパリスタイルの花教室を主宰している加納久美子さんが
インタビュー記事にしてくださり

noteでも紹介されているので
ご興味ある方はぜひご一読を


理想通り、時間に追われることなく
のんびりと南仏の太陽を浴びながら
ひとりアペリティフを満喫し

雲ひとつない空とはまさにこのこと
どんどん飛び立つ飛行機と
かもめを見送り

波を捉え

さて、今夜の夕食をどこでとろうかと
マセナ広場方面へと向かった

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