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パリ在住フラワーデザイナー/フォトエッセイスト パリスタイルのフラワーレッスン(対面・…

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パリ在住フラワーデザイナー/フォトエッセイスト パリスタイルのフラワーレッスン(対面・オンライン)と執筆活動を行なっています。著書『ブーケシャンペトル・ア・ラ・メゾン』『パリスタイルで愉しむ花生活12か月』『シャンペトルのすべて』ほか インスタグラムyumisaitoparis

最近の記事

南仏で最も心に残った場所 春のニースひとり旅#12

なんて素敵な教会なんだろう❤︎ たぶん今まで訪れた教会の中で一番好き 期せずして出会えたこともあり この旅で最も印象に残る場所になった 湧き上がる感謝の気持ちに コインを置いていこうと思ったのだが いや、待てよ、こんな渋い建物を寄附金で ピカピカに修復されては困ると思い直し #それはない  心の中でお礼をいって外に出た 先ほど快く席を設けてくれたレストランに 小銭を全部置いてきたせいもあるけれど… #フランス #南フランス #旅行

    • 鷲ノ巣村 Eze へ 春のニースひとり旅#11

      エズ行きのバス停を下見に行き ホテルから結構遠いのと 1時間に1本しかないことがわかったとき ちょうど目の前にやってきたバス 勢いで乗り込み 進行方向右側の席から紺碧海岸を眺め 脳内で「岬めぐり」を歌うこと約30分 Eze village エズ村に到着した 下調べしてなかったけれど 有名どころのバス停は必ず観光客が降りるし 人の流れを見れば、どこに向かったらいいのかもわかる ちょっとドキドキしたり こんなふうに野生の勘を働かせて取り戻すのも 一人旅の妙味 実はこの日、

      • これぞ1人旅の醍醐味 春のニースひとり旅#10

        日頃は心地いいベッドの中で いつまでもグズグズしていたい方 現金なことに旅先では 日の出とともに目が覚める ニース2日目も、サッと起きて外を見ると 神々しい光が美しい建物を照らしていた 宿泊したアロームホテルの朝食は毎朝7時に ヴェノワズリー入りの袋が 廊下のドアノブに掛けられるシステム 多くのホテルが「朝食なし」か バイキングスタイルの「朝食込み」のどちらかだが まだパンデミックの影響が大きいこの時期 誰にも会わず部屋で焼きたてのパンを食べられ 小腹を満たせたのはと

        • この景色に出会えただけで… 春のニースひとり旅#9

          コートダジュールのビーチで まぁまぁいろいろあった自分の人生に乾杯した後 有名な日本人シェフの海鮮専門レストランは 通常2人からしか注文できないブイヤベースが ひとりでも食べられる、というどなたかのブログを拝見 友達からも「ぜひシェフのイズムを感じてきて」 といわれていたので 街の中心、マセナ広場方面に向かった 広場にあるデパート ギャラリーラファイエットの近くにあるらしい しかし何度通っても 周囲をぐるぐるしても見当たらない お目当てのレストランは工事の足場の陰に

        南仏で最も心に残った場所 春のニースひとり旅#12

          いろいろあったけど私の人生に乾杯 春のニースひとり旅#8

          予想以上だったホテルの部屋に 無事チェックインでき あとはもうなんの約束も制約もないひとり旅 部屋で飲んだ淹れたてのエスプレッソも効いて また元気にビーチへ繰り出した プロムナード・デザングレ (イギリス人の散歩道)という 海岸沿いの遊歩道は、その名の通り 19世紀初頭にニースを好んで訪れていた リッチな英国人たちの出資により建設されたそうだ 遊歩道から見下ろす小石の浜辺には それぞれデザインの異なるレストランが並ぶ ハイシーズンは人で埋め尽くされる浜辺も 3月下旬

          いろいろあったけど私の人生に乾杯 春のニースひとり旅#8

          小さいけれどとっても魅力的なホテルに当たる 春のニースひとり旅 #7

          Aromeホテルのムッシューと約束した 14時ちょうど、一旦ホテルに戻った ムッシューはイタリア人の女性客と マシンガントーク中 「あなたはイタリア語も堪能なんですね」 女性客が外に出かけてから ムッシューに話しかけると 「ええ、私はイタリア人ですから! マダムサイトウも日本語がお上手でしょう?」 「はい、ペラペラですよ」 2人で笑いながら階段を上がる そういえば予約時に このホテルは三階建てでエレベーターはありません と明記してあった 荷物はすでに部屋に運ん

          小さいけれどとっても魅力的なホテルに当たる 春のニースひとり旅 #7

          ニースフォトアルバム 春のニースひとり旅 #6

          ホテルオーナーが教えてくれた ニースのおすすめを書いたこちらの記事 note公式マガジン「海外旅行」に ピックアップしていただいた noteを始めてちょうど1ヶ月 ご褒美を頂戴したみたいでうれしい ありがとうございます 5本(+1)の旅行記を書いたものの 気づけば、まだ第1日目の午前 やっとホテルに着いたところ😌 今回はニースの写真メインでお届けしよう #決してめんどくさくなったわけでは…

          ニースフォトアルバム 春のニースひとり旅 #6

          ニースの歩き方 春のニースひとり旅 #5

          黒いハイネックのセーターと 黒ぶちメガネがお似合いのムッシューが 華麗な身のこなしでペンを取り 地図の上に 「今、私たちのいるホテルはここです」 とニース最高峰のホテル ル・ネグレスコの2本後ろの通りに 印を付けた 「この辺りは『カレ・ドール(黄金の四角形)』と呼ばれるエリアで とても美しい建物が並んでいます まずはビーチに出て プロムナード・デザングレ (イギリス人の遊歩道と名付けられたビーチ沿いの道)を歩き この塔が見えたら左に折れ マセナ広場から緑の公園を通っ

          ニースの歩き方 春のニースひとり旅 #5

          Youは何しに南仏へ? 春のニースひとり旅 #4

          パリとは異なる檸檬色の ゴージャスな建物を見ながら ホテルのある通りへ あ、あった「Hotel」の看板! 胸を躍らせ近づくと 日に焼けて色褪せたカーテンが破れ 全体が白く干からびたような古い建物だった 「うっそーん」🙉 番地を確かめてみると 私の泊まるホテルは通りの反対側にあるはず (フランスは番地が奇数か偶数かで 通りのどちら側かわかります) 向かいの歩道に目を向けると、少し先に 南仏プロヴァンスを思わせる テラコッタ色がお洒落なホテルがあった よかったー😭本当

          Youは何しに南仏へ? 春のニースひとり旅 #4

          ホテルの選び方 春のニースひとり旅 #3

          旅行の際、ホテル選びのポイントってなんだろう?求めることは人によってかなり異なると思う 私はまず「立地」 今まで旅をした経験から 交通の便がいいところ 出歩くのに便利なところは 快適な旅になり、いい思い出が残る 例えばパリだと郊外に行けば安いホテルがある けれど一旦ホテルを出たら 往復するのは時間と交通費の無駄だから 重い荷物を持って 一日中クタクタになるまで歩き続けることになる 私は日本からパリスタイルの花の勉強に来る方々にレッスンをしていて 仕事柄、たくさんの旅行

          ホテルの選び方 春のニースひとり旅 #3

          空港からニース市内のホテルまで 春のニースひとり旅 #2

          あっという間のフライトが終わり シートベルト着用サインが消えた頃 「あれ?街なかまでどうやって移動するんだっけ?」と機内で慌てて検索😌 こんな気楽に旅ができるのも iPhone、Googleのおかげ🙏 #もうちょっとちゃんとしようよ 空港から市街地まで トラム2番線がおすすめ、ということで 空港を出て乗り場を探すが レンタカーの表示しか見当たらない それもそのはず トラムは出口のすぐ前を走っているのだった チケットを買うため自販機を探し トラムの線路を渡って左へ

          空港からニース市内のホテルまで 春のニースひとり旅 #2

          ひとり旅にニースを選んだ理由

          冬枯れのグレイッシュなパリは 時に涙が出るほど美しい けれど11月から続く日照不足は 何年住んでも辟易、というか 長く暮らすほど じわじわと堪えるようになった 冬季はウツになる人も多く イルミネーションやオペラなど 華やかなお楽しみがなくちゃ やっていけないのかも、と思う 「嗚呼〜😩  暖かい太陽の光を思いっきり浴びて 縮こまった心と身体を緩めたい〜」 これ冬の終わりの #切実な心の叫び 以前、仕事で 2月の南仏プロヴァンスに行ったことがある エクサン・プロヴァン

          ひとり旅にニースを選んだ理由

          春のニースひとり旅 #1

          朝6時 水栓を止め (パリは古い建物が多く ヴァカンス中に水漏れ発生なんて事態も あるあるなので) 部屋に向かい「行ってきます」と声をかけ 紫色の空の下 ゴロゴロゴロ〜っと威勢よく ヴァリーズを引いて出発 (しかし、出ようと思う時間と 実際出る時間にいつも15分の差がある不思議 #謎の15分 #消える15分) ふと「南に行こう!」と思い立ち 「パリ・ニース飛行機」で検索したとき 最初にヒットしたローコストチケットだと 往復44€、つまり6,000円ほどで パリとニー

          春のニースひとり旅 #1

          こんな日もある #パリ生活

          ウソかと思った4月1日の降雪と打って変わり 太陽がキラキラと差し込んだ今日 アパルトマンのすぐ下で 大規模に開催されている vide grenier ヴィットグルニエ (フリーマーケット)で掘り出しものを見つけて ディプロマコースの修了書用に発注した 額を引き取りに行こうと思っていた土曜日 ポカポカと日にあたりながら ぬくぬくしたベッドから起き上がる気がせず 気づいたら午後😌 もういい 今日はこのままどこにも行かず 誰にも会わない日にしよう こんな日はいつぶりだった

          こんな日もある #パリ生活

          ニースのネグレスコホテルからオンラインレッスン

          この日はニース滞在最終日 ステイしていたホテルは すでにチェックアウトしていたので 13時30分からのオンラインレッスンを どこからするか考えていたところ 敦子さんから「あちらのマダムにシャンパンを、 という感じで」と 初の「サポート」をいただいたので ニース最高峰ホテル、ル・ネグレスコのバーから 繋ぐことにした 奇しくもオンラインレッスンを受けてくださるのは 敦子さんを紹介してくれた アトリエコジー主宰、野崎三四子先生 yumisaitoparis ディプロマコー

          ニースのネグレスコホテルからオンラインレッスン

          バブル世代の女ですから…

          4泊5日のニース滞在中 ムダに周りをウロウロしたホテル ル・ネグレスコ 一泊くらいできないかしら?と検索するも 「(あなたのために)空いてる部屋はありません」 剣もほろろなオーラを放っていらっしゃる… 今回は「行っちゃう?」と勢いづく バブリーな女友達も エスコートしてくれる紳士もいない ひとり旅 しかし! 敦子さんに「おひねり」をいただいた私は これはもう行くしかない、と意を決して ドアを押した 「えきゅすきゅぜもわ」 マズイ、いきなり噛んでしまった😩 この

          バブル世代の女ですから…