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都会の一角で、92歳になった今でも、靴職人として、毎日街頭に座って靴を磨き続ける中村幸子さん。

怪我で正座が出来なくなった現在も、座ったまま、手で靴クリームを直接靴に塗り込み、それから磨きあげるのだそうです。

何故かというと、布で靴にクリームをつけると、布の方にクリームが染み込んでしまう為、手で直接刷り込んだ方が靴が美しくなるからだそうです。

そのせいで、中村さんの手には指紋がなくなったそうですが、手は洗えばいい.…それよりもお客さんが良くなればいい、と思ってやっているのだそうです。

中村さんの元には、大切な仕事の前に靴を磨いてもらいたい…と願うお客さんが多い。

中には、中村さんに磨いてもらったら、いいことがあった、仕事がうまくいくようになったから、是非また磨いてもらいたいというリピーターさんも多いと聞きます。

そんな中村さんにある記者が、仕事についてインタビューをした時、中村さんが答えた言葉が素晴らしいので、紹介しますね。

それは次のようなものです。

「仕事は大変だけど、辛いとは思いません。
仕事があって幸せって思わないとダメね。

だって普通、九十二にもなって仕事なんてないでしょ(笑)。
どんな仕事でも、させてもらえるだけで、ありがたいと思わなきゃ。

家にいたって、どうせテレビを観るくらいしかやることはないんだから。

人間、テレビばっかり観てると、あんましいいことないよね。長生きしないと思う。

私はいまも土日以外はずっと働いてるから
長生きしてると思うんですよ。
うちの母も百三歳まで働いてたけど、ホント、人間は働かなきゃダメ。」

長生きの秘訣は、仕事をさせてもらえる事に感謝する事だと言う中村さん。

40歳で始めたという靴磨きも、早52年の時が過ぎ、重労働であっても、人が喜んでくれる事を何より大事にしている中村さんの姿に、とても感動しました。

私も仕事に対して、そういう心意気で当たりたいなと改めて反省しました。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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