【ネタバレあり】映画プリキュアオールスターズF【感想】
こんちゃ❣ゆんです。
2023/9/15、記念すべきプリキュア20周年映画、
「プリキュアオールスターズF」
が公開されました!
結論から言いますと、
これです。
この映画、率直に言って、神です。
星評価をつけるとするならば、
とにかく、ブチ抜いてますね。笑
ネタが入ってしまいましたが、面白さ、クオリティーの高さは、全プリキュア映画の中でも群を抜いて突き抜けています!
プリキュアが好きであればあるほど、胸アツになれる要素が満載で、とにかく何回でも観たくなる仕掛けに溢れています!
また、初動・週末興収は4億1000万円と、プリキュア映画の中でもトップを走らんとする勢いに溢れています!
みなさん…
プリキュアが好きなんですね!(嬉しい)
そんなプリキュアオールスターズFですが、早速、どんな魅力があるのか、紐解いてみましょう。
涙腺爆撃の最高傑作
というのも、過去作の名シーンが、所狭しと散りばめられているんです。
なので、プリキュアの過去作を観たことがある人なら、「あ!このシーンめっちゃ良かったの覚えてるわ!」と、当時の胸アツ記憶が蘇り、目頭が熱くなってしまうんですね!
そして、このラッシュが、物語終盤に向けて、爆発的に増えてゆく…
当時の思い出補正が、ダイレクトに映画をブーストさせる、粋な仕掛けです。
推しプリの数が多いほど、ゴリゴリ感情が増幅する仕掛けになっているのは、脱帽でした。
話が哲学的というのは、映画ではプリキュアのコラボ・アクションに重点を置いているため、劇中で「なぜそうなったのか」「Fの意味とは?」という答えが明示されていない点にあります。
え、それってただの描写不足じゃね?
って思ったら、ちょっと待ってください。
この、すべてを説明せず、観客に考えさせる過程が、より映画への没入感を膨らませてくれてるんです。
「なぜそうなったのか」「Fの意味とは?」と考えを巡らせることによって、物語への関心をより増幅させます。
そして、オールスターズFに込められた断片的な描写を意識して拾い、自分の中でキャラクターや展開を補填し、自分だけの推しのプリキュアが活躍する第2のオールスターズが開幕する。
これがめちゃくちゃ良いんです。
そうやってストーリーの骨子の部分のみを描くことによって、プリキュアたちのアクションを力いっぱいに描写することで、推しのプリキュアがスクリーン狭し時間足らずとバキバキに走って、敵をなぎ倒していく。
これです、これが観たかったんです。
拳で語る、ヒーローガールしてるプリキュアが観たかったんですよ…!
ボクっ子プリムの真相
最大のネタバレになりますが、キュアシュプリーム(プリム)は敵です。
出自はわかりませんが、強さを求めて飛来してきた、未確認生命体のような存在です。
曰く、「プリキュアの強さを知るために自分もプリキュアになってみたくて世界を創造(再構築)させた」という、とんでもない力の持ち主です。
ここで上手いなと思ったのが、女でも男でもなく、中性的な存在としてキュアシュプリーム(プリム)を描写しているところなんですよね。
ボクって言ったら、男でしょ?
いやいや、女の子だってそう言うよ。
という、昨今の多様性に配慮したようなやり取りをバッサリ引き離して、そもそも男女で区切るような枠組みではないわ、ツッコミどころじゃないわと根底から覆してきたのは、上手いなと思いました。
そうです、キュアシュプリーム(プリム)は、未知の生命体なんですよ。
何を考察しようにも、彼とも彼女とも定義ができないんです。
そして、そんな未知数の存在においても、「誰でもプリキュアになれる」というメッセージ性を含ませたのが、本当にスゴイなと感じるんです。
「誰でも」の垣根を越えすぎでしょう!笑
これが、ダイレクトな感想でした。笑
プリキュアを愛する人たちへの最高のプレゼント
そしてこれは、最も重大なネタバレになるのですが、本編ラストにおいて、キュアシュプリームと相棒妖精のプーカは、敵対しながらも邂逅し、キュアシュプリーム・キュアプーカとして「ふたりで」共存していくことになります。
この演出がとても、とてもアツい…!
二人がまったく正反対のカラーと性格を持つことで二面性が強調され、この先、お互いがお互いを補完していくのであろうという想像が、脳内ですごく溢れてくるんです。
そして、ふたりといえば、そうです、レジェンド「ふたりはプリキュア」のオマージュですね。
ひろがるスカイ!プリキュアでもふたりを意識しているシーンはたくさん見られますし、映画プリキュアオールスターズFの劇中でも、キュアスカイとキュアプリズムだけは別格で、ふたりが求め合う関係性が特に強調されて描写されています。
それだけ、プリキュアにおいて、「ふたり」というワード、関係性は、重要なものとなっています。
そして、そんな「ふたり」の関係性を、キュアシュプリームとキュアプーカの二人にも反映させて、「特大のメッセージ」として観客にぶつけてきたところが、本当にアツいんですよね。
プリキュアである意味、ふたりが必要である意味、それを、映画を通して考えさせてくれる…
このあたりが、プリキュアのファンへのメッセージとして機能しており、よりプリキュアとは何かを考えさせてくれる仕掛けになっているんですよね。
これからもひろがっていくキュアシュプリームとキュアプーカの物語の続きも、ぜひ観たいです!
オールスターズ映画の新たな切り口
今までのオールスターズ映画って、ちょこっと顔出しして、ちょこっと喋って、ドヤ顔して、退場していくってパターンが多かったじゃないですか。
これだと、プリキュアの数が増えるたびに、時間枠も圧迫し、見せ場も薄くなって、映画のクオリティーが下がる要因になると思ってたんです。
ところが、プリキュアオールスターズFでは、「シュプリームによって引き裂かれた世界と想いを"繋ぐ”」ことが目的になるので、そのために、
という課題がすべてクリアされていて、「オールスターズ全員に役目が与えられている=出演する意義がある」という点が、ファンにとってとても嬉しい仕様になっているんです!
これです、これ。
これがあるから、推しプリがいる人は、絶対に観て欲しいんです。
劇場でもう一回活躍するあなたの推しプリが、必ず見れるから!
ひろプリチームもしっかり活躍している
このあたり、ひろプリを追っている人にとっては、納得の活躍だったと思います!
特に、登場したてホヤホヤのキュアマジェスティがピンチを救うシーンは、胸が震えましたね!
観客(女の子)と一緒に、「おおおお!」と歓声を上げそうになる瞬間でした!
クオリティーの高さに驚愕する
とにかく、プリキュアに求める要素が全部揃っている上に、質もしっかり担保されているんですよ。
笑いあり、涙あり、アクションありは当然として、それらが大スクリーンで、ド迫力で、美麗作画で、怒涛の待ったなしで展開されていく。
どんなシーンにおいても、すごくプリキュアたちが動いてくれて、キラキラと煌めきを輝かせながら、激しく美しく活躍していく。
もう、こんだけアツい演出が70分ずっと流れていたら、自然と心の中でミラクルライトを振っちゃいますよ。笑
んで、起承転結・緩急の流れが、非情に上手いんですよね。
ジェットコースターの、カタカタカタ…と少しずつ頂きに上がっていくような緊張感とタメがあり、その後、皆の想い、ミラクルライトによる応援が一手に集中した瞬間に、まるでビッグバンが起こるかのようなプリキュアたちによる猛攻が始まっていく。
ラストは、プリキュアオールスターズのすべての力を繋げて、これまでにない強敵を、打ち倒す。
そして、食卓の最後を飾るデザートのように、メッセージ性をまとめ、余韻に浸らせる。
エンディングは、ひろプリに先導されながら、歴代の名シーンを眺め、推しのプリキュアオールスターズに想いを馳せる。
もう、完璧なコース料理、アトラクションを体感したかのような満足感です。
なぜプリキュアオールスターズFは人々の心を動かしてやまないのか?
観た人が口を揃えて「素晴らしかった」と言う本作、プリキュアオールスターズはなぜここまで感動させたのでしょうか?
それは、人が感動するプロセスに沿ったシナリオが展開されているからです。
ここで、人が感動を爆発させるための7つのプロセスついて触れてみましょう。
プリキュアオールスターズFでは、どのシーンがどの部分に当てはまると思うか、考えてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
プリキュアオールスターズFは、キレイに、上記の感動プロセスに当てはまっていると思いませんか?
特に、「③ボトム」における、シュプリームに敵わないというどん底の絶望感から、「⑤上昇」でプリキュアオールスターズが乱れ咲き、ミラクルライトを振ってガンガン気持ちがアゲアゲになって、「⑥クライマックス」で平和が訪れてヨッシャー!となり、「⑦プラスアルファ」で「このあとどうなるの…?」「来年映画決定!?やったー!」と感情をブチ上げる流れは、まるで遊園地のアトラクションに乗っているかのようなエンターテインメントそのものであると言えます。
この演出が丁寧で、「プリキュアオールスターズが活躍して欲しい」「プリキュアが続いて欲しい」という皆の期待に120%以上応えてくれたからこそ、プリキュアオールスターズFは皆から素晴らしいと評されるに至ったと言えそうです。
プリキュアが活躍するのはもちろん嬉しいのですが、このように、脚本演出の構成の面からみても、「上手く出来てるなぁ」と感動できるのも、凄かったわけなんですね。
ちなみに、感動させる方法(感動に至るまでのステップ・メカニズム)については別途記事に書いておりますので、興味がある方はぜひご参照ください。
映画だけに限らず、すべての芸術・創作物に当てはまる内容ですので、クリエイターの皆さんや、感動をしっかりと味わいたい皆さんに対しては、ハッとさせられるような内容になっています。
シナリオの妙
シュプリームがプリキュアを体験するために世界を再構築したっていうシンプルな設定が、すべてを活かしてくれてると思うんですよね。
なので、「どこかで見た景色がある(過去作を思い出させる構築物がある)」という展開に違和感を感じないし、想いを繋げて世界を復活させるために、過去作のサブキャラたちが世界中でミラクルライトを振ってくれるという展開にも意味があって、胸アツになれるんですよ。
プリキュアだけじゃなくて、プリキュアに出演していた人や世界もオールスターズ仕様になっている。
そしてそれが、70分という一見短い枠の中で、まるで幾重もの世界が見えるように、「深くて広い」世界を演出している。
これが、スゴイんですよね。
70分って、正直もっと観たいと思った人が自分を含めてたくさんいたと思うんですが、それを気にさせない表現の仕方で、体感70分以上の物語を楽しませてくれてるんですね。
なので、プリキュア好きな人は絶対に損しないから、絶対に観に行って欲しいと発信しているんです。笑
次回はあるのか?
私が観た劇場では、次回予告がなく、エンドロールが終わったあとにそのまま退場案内となりましたが、情報によれば、次回の映画プリキュアの制作も決定しているようですね!
とりあえず、FがFinalじゃなくてよかった…
でも、オールスターズの設定は、前述もしましたように、本作を超えるアイデアやシナリオが今のところ思い浮かばないので、ひょっとしたら、次回作のオールスターズが出たとしても、惰性に終わってしまう危惧もあります。
故に、今後は、プリキュアオールスターズは映画としては登場しないのではないか?
あるいは、今後もプリキュアが続けば、周年記念作品として、新たにオールスターズが制作されるのではないか?
という確実性のない未来の観点から、「F=Final?」として表現したのではないかと、現状では思っています。
もう本当に、繰り返して言ってますけど、プリキュアオールスターズFは、有終の美と言っても差し支えがないくらい、プリキュアオールスターズの最高峰をぶっちぎった内容になっていますからね。
そういう意味でも、「続きはあなたの心の中にある」という、観客自身に物語の続きを想像させる作りにしたのかもしれませんね。
悪を倒した!良かったね!という勧善懲悪で終わるのではなくて、空虚感、虚無感を残した、完全には解決しない幕引きにした内容は、観る人にとってはスッキリしない終わり方になるのかもしれません。
でも、そうやって続きを想起させる終わり方にすることによって、いつまでもプリキュアオールスターズは自分たちの中に居続ける、そんな粋な計らいにしたように、自分は感じました。
復活のミラクルライトで心を震わせろ
ミラクルライトはやっぱり、切っても切り離せない!
このアイテムがあるから、観客はプリキュアと一緒になれるんです。
観客…特に女の子にとって、ミラクルライトは、プリキュアというLIVEに参加するための必須アイテム。
プリキュアに会うために、おめかしして、好きなグッズを厳選して買ってもらって(あるいは自分で買って)、プリキュアと一緒に冒険して、プリキュアという存在を感じるんです。
これが…本当に、グッとくるんですよ。
プリキュアたちを力いっぱい応援して、そのアンサーとして、プリキュアがパワーアップして、活躍する。
その姿を観て、観客は心を奮い立たせる。
生きている心地がする。
これが、「夢」、プリキュアというエネルギーの塊を共有すること。
ミラクルライトを通じて、観客の想いとプリキュアを「繋ぐ」ことができるんですね。
極論、この繋がりを感じたいために、わたしたちは、プリキュアオールスターズを観に行っているんだと思っています。
なぜなら、私達は、プリキュアを通じて、みんなと感動を共有したいから。
プリキュアと一緒に、生きていきたいから。
この構図は、絶対、無くしてはならないと思っています。
ミラクルライトって、本当にすごいなあって思います!
「F」の意味を考える意義
プリキュアオールスターズ「F」について、考えられる要素を挙げてみました。
この視点でプリキュアオールスターズFを解釈していくのも、また違った味が出て、面白いと思います!
ぜひ、みなさんの「F」も教えて下さいね。
オールスターズを際立たせる演出
今まで、オールスターズ戦って、ラスボス一体VSオールスターズという構図が多くて、プリキュア強い感がイマイチ感じられなかった印象が強かったんですよね。
そうなると、今までの推しのプリキュアが、一年かけてバキバキに成長したのに、晴れ舞台のスクリーンでそんなに活躍しないっていう流れになるので、ちょっとさみしい気持ちもありました。
しかし、あえて「ザコ敵」を導入することによって、推しのプリキュアたちがバッタバッタと敵をなぎ倒す演出が確保されて、とても爽快感に溢れましたね!
劇中でも、キュアプリズムが、「お前も増えるんかい!」というようなツッコミを敵にしています。笑
そして、膨らみすぎたプリキュアのパワーインフレに対して、いよいよ、対抗できる全知全能レベルの敵(シュプリーム)が出現しました。
プリキュアオールスターズの戦闘力にも微動だにしないその佇まい、戦闘力は、相対的に「こいつめちゃくちゃ強いんじゃないか」と思わせることに成功しています。
そして、そんなシュプリームがプリキュアとして再出発する幕引きとなるとどうでしょう?
とても、映画限定で収まるようなポテンシャルではないことは明白です。
何かのきっかけで、キュアシュプリームは、テレビに出演してほしいし、なんなら、キュアシュプリームとプーカで、一本シリーズが作れそうなくらいの設定を秘めています。
ぜひ、キュアシュプリームの活躍は、今後も観てみたいですね!
秘められたメッセージ性
プリキュアオールスターズFにおける「繋ぐ」っていうのは、絆を繋ぐっていう意味もあるだろうし、メタ的に、過去のプリキュア(オールスターズ)と、現在のプリキュア(ひろがるスカイ!プリキュア)と、未来のプリキュア(キュアシュプリーム、キュアプーカ)を繋ぐっていう、壮大なメッセージも込められているんじゃないかと思いました。
今作では、プリキュアに、時間や次元の概念を多分に含ませていると思うんですよね!
なので、敵も壮大になったというか、スケールが宇宙規模で大きくなったというか…。
そのように、どんどん星の海へと概念が拡大しているので、哲学的と評することができるんですね。
なぜプリキュアオールスターズFはスゴイのか
胸を奮い立たせる珠玉の音楽たち
バトル、ドンドコドンドコBPMが高めでギターがギュインギュインなるロック調のカッコいい曲が流れるかと思えば、物語パートでは、しんみりとしたピアノやストリングスで格調高く聴かせてきたり、挿入歌はつい口ずさみたくなるようなメロディアスな曲であれば、テーマソングは胸に染み入るような感情を増幅させる珠玉のバラードがある。
正直、音楽好きの観点からでも、めちゃくちゃクオリティが高いのが、プリキュアオールスターズFなんです。
みんなゲットしてねとはさすがに言いませんが、プリキュア好きな方、特にひろがるスカイ!プリキュアを現行で追っかけている方、プリキュアオールスターズFで感動した方は、関連CDはゲットしておくことをオススメします!
というのも、音楽は、記憶を彩ってくれるから。
プリキュアオールスターズFで得た最高の想い出を、自宅でも、車の中でも、楽しんじゃいましょう。
(特に、主題歌の、いきものがかりの「うれしくて」で流れる「うれしくて きらきら…」は、聴くだけでプリキュアオールスターズFの物語を思い出し、涙が溢れそうになります。優しいメロディーが心を突いてきます…。マストバイですね。)
ファンが沸き立つ細かい演出
ラストバトル直前で、怒涛のミラクルライトタイムが始まりますが、その中で今までのプリキュアの物語を彩ってきた数々の仲間たちが、「さらっと」ミラクルライトを振って、応援してくれるシーンがあります。
もう、本当に一瞬のシーンなのですが笑
この一瞬のシーンの中に、「え、この人も応援してくれてるの!?」っていうキャラクターが混じっており、現役世代のプリキュアシリーズに出ていたキャラクターが見つかるたびに、ものすごくテンションが上がってくるんですよ。
例えるなら、小学校の時に仲が良かった友だちが引っ越しで地方に離れてしまったのに、結婚式とか成人式でサプライズで登場してくれたような嬉しい感覚に陥るとでも言いますか。
登場シーンがピンチもピンチの最中なだけに、余計に「ありがとおおおおおお!」と、プリキュアでも何でもないのに、やたらと心が燃え上がってしまうのですね。
そして、サブキャラだけに限らず、歴代プリキュアのエンブレムが登場したと思ったら、まるでピンチのプリキュアを鼓舞するかの如く名シーンが流れ始め、「忘れかけていた想いが繋がった!」とでも言わんばかりに、歴代プリキュアが元の世界から崩壊しかけている世界に舞い戻ってくるわけですね。
もう、ここで、涙腺が崩壊ですよ。
プリキュアを信じてよかった。
プリキュア頑張れ~って応援していてよかった。
私達が信じ続けて応援していたプリキュアが、時を超えて、世代を超えて、世界を越えて、スクリーンの目の前で復活するわけなんですよ。
もう、これ、めちゃくちゃ泣けます。
お子さんより、お母さんとか大きいお友達が号泣してしまったのは、たぶん、ここの想い出補正が最強にブーストしまくったからと思います。
これがあるから、プリキュアオールスターズFは、とんでもなく最高って言いたくなっちゃうんですね。
ただ、そんな名シーンを矢継ぎ早に詰め込みすぎたのか、ミラクルライトは各々が自然のタイミングで振ってくれ的な放置プレーになっていたのは、少し残念な感じもありました。
女の子は、ミラクルライトを振って、プリキュアを応援したいんですよ…。
感動はしましたが、LIVE感はやや薄れてしまった感じはありましたかね。
もうちょっと、ミラクルライトを振るタイミングの誘導があってもよかったのではないかと思いました。
現行を主軸に置いたヒーローガール性
オールスターズそれぞれに見せ場があったとはいえ、物語の進行の主軸は、ひろプリメンバーによるものでした。(特にソラちゃん)
やっぱり、プリキュア映画って、オールスターズも嬉しいんですけど、その年に成長し続けている、現行プリキュアの活躍が一番観たい気持ちが強いんですよね。
そんな現行プリキュアの晴れ舞台とも言えるスクリーンで、大画面をいっぱいに使って、ド迫力のヒーローガールスカイパンチを放ってくれたキュアスカイが観れただけでも、感涙に咽ぶことでしょう。
音響の効果もあってか、スカイパンチの振動が胸に伝わってきて、敵でもないのに私がスミキッタ状態になってしまいました。
他にも、戦いのキーポイントでは、キュアプリズム、キュアウィング、キュアバタフライ、そしてキュアマジェスティが関わってくるので、ひろプリの活躍が観たい!という人も、満足できる内容になっています。
ただ、例年の単発映画と比べたら、流石にバランス配分が、どうしてもオールスターズにも振られてしまうので、そこはどうしても、ひろプリ成分が薄くなってしまう部分は避けられませんでした。
ひろプリ推しな人にとっては、嬉しいような悲しいような、贅沢な悩みに溢れてしまいそうですね。
ましろとラビリンの夢の共演
ましろんファンと、ラビリンファンは、この邂逅を待っていました。笑
前から言われていますが、ましろの声と、ヒーリングっどプリキュアのラビリンの声は、同じ声優の加隈亜衣さんが担当されています。
ずっと、ずっとネタにされ続けてきた、「中の人が同じ」のましろとラビリンが、満を持して、プリキュアオールスターズFの世界で、共演しちゃいます!
自分はヒーリングっどプリキュアは未視聴だったのですが、率直に言うと、「声とキャラクターの使い分けが凄え!」と、感動してしまいました。
ラビリンのキャラクターについては知らなかったのですが、ましろん以外の同じ声優さんの他キャラクターが配置されたことによって、逆にましろんのキャラクター(個性)がしっかり浮き彫りになった、ましろんってこういうキャラクターだったんだと改めて気付かされたというのが、ひろプリファンからの視点でした。
というのも、ましろんの喋り方が、名詞で終わるような、現代の若者っぽさを醸し出すような感じと改めて気づいて、ましろんってやっぱりこういう喋り方をするよなと、再認識したからです。
ましろんの息遣い、ましろんの声のトーン、ましろんの喋り方…
キュアプリズムのファンにとっては、「そこを強調してほしかった!」というキュアプリズム感満載のセリフとツッコミが、スクリーンから放たれていたことでしょう。
ましろんを感じたいのです。
ましろんを求めたいのです。
私たちは、ソラちゃんばりに、ましろんに会いたいのです。笑
このあたり、ひろプリの、ミラーパッドレッスンの話の内容にちょっと近いものがあって、ひろプリファンはニヤニヤできる展開になっていましたね。
ソラちゃん、ちょっと、映画でもましろんを求めすぎですよ…。笑
ちょっと話がズレてしまいましたが、ラビリンの登場シーンはとても印象的ですので、ファンの方は、ぜひましろんとラビリンとのどかの掛け合いを劇場で観に行ってみてください。
こういったクロスオーバーができるのも、オールスターズならではの楽しみですよね!
オールスターズである意味
プリキュアオールスターズFはなぜうさぎがモチーフなのか?
キュアシュプリーム、プーカ、プリキュアオールスターズFのタイトルロゴで散見されるうさぎのモチーフ。
この、うさぎには一体、どういった意味が込められているのでしょうか?
うさぎモチーフには、一般的には、下記のような意味合いが込められています。
また、過去にも、うさぎにまつわる物語やイベントは、下記のようなものがありました。
また、うさぎって、可愛くて、女の子からの人気も高いですよね。
上記をまとめると、プリキュアオールスターズFにおけるうさぎモチーフの意味合いは、「秋に送るファンタジー」「元祖とされるセーラームーンへのテーゼ(プリキュアという一つの作品が続いてきたことを示した)」ものがあるのかもしれませんね。
映画限定のイベントやアイテムを逃すな
劇場オリジナルグッズは、例年よりも爆速で売り切れになっている印象があります。
特に、オールスターズ声優さんから一言コメントが添えられている「パンフレット」、歴代のパンフレットが一つに閉じられたプレミアムコレクション「ムービープログラム」は、まじで絶対に買えと推したくなるほどの神アイテムです。
地域によっては、映画館で即完売し、遠出して別の映画館に行かないとゲットできなかったという事例もありましたので、お祭りが終わらないうちに、みなさんもゲットしてくださいね。
また、アニメディアとアニメージュによる、表紙のクロスオーバーも実施されています!
横に並べると一枚の絵になります。
これはアツい!
スカイチームも、プリズムチームも、どちらにも推しがいて、唸っちゃいますよね。
プリキュアオールスターズFを本気で観るための豆知識
映画館の席はどこに座ったら良い?
せっかくの映画館での上映。
プリキュアたちの大スクリーンでの活躍を、余すところなく観たいですよね?
そこで本項目では、座る席によってどんな違いがあるのかを解説しました。
私はこの資料を参考にして、「とにかくでっかくみたい席」でプリキュアオールスターズFを観ましたが、映画が身体と心にめちゃくちゃ訴えかけてきて、とても新鮮な体験を得ることができました。
席って、とても大事です。笑
下記の資料を作ってくださった方へ、最大の賛辞を送ります。
プリキュアオールスターズFに込められた意味をゆっくり紐解いてみたい
プリキュアオールスターズFに込められたメッセージを読み解くために必要な洞察力についての資料も準備しました。
映画を意識して洞察していくことによって、映画に隠されたメッセージや、気づかなかった表現に気づくことができて、より一層、深くプリキュアオールスターズFの世界を味わうことができるようになります。
「答えは一つじゃない」
観る人それぞれの解釈の違いや、受け止め方の違いがあるからこそ、虹色に輝くプリキュアオールスターズFがあると思うんです。
「私はこう思ったけど、あなたはどう思った?」
このように、プリキュアオールスターズFを介して、価値観や想いを「繋ぐ」ことによって、新たな世界が「ひろがる」と、とても楽しいですよね!
ぜひ、あなただけのプリキュアオールスターズFの世界を感じて、創っていってくださいね。
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