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納得すること、理解することの使い分けと重要性

プライベートや仕事・勉強をする中で、自分自身や他の人と物事を決める際に納得したり理解したりする場面が多いと思います。

納得すること、理解することですが、個人的には状況によって重視するポイントを持たないと、無駄に時間を浪費してしまうため重要視しています。
今回は納得すること、理解することの使い分けや重要性について、個人的に思っていること、実践していることをまとめました。



仕事/ビジネスにおける理解と納得

最初に仕事/ビジネスにおける納得と理解について話します。

仕事をする中で、他の人と関わり合いながら進める場合、相手と認識を合わせて設定した目標に向かい進めていくことになります。

この認識合わせや設定する目標部分で、意見がずれることがありますが、このずれに対して「納得して進める」と「理解して進める」では、意思決定スピードや作業のスピード感に大きく影響がでる場合があります。

納得して進める場合、「相手に意図を伝える」->「相手との意見のずれ部分を調整する」->「最終的な内容をFixさせる」流れになりますが、「相手との意見のずれ部分を調整する」ところに時間が取られることがあります。


実際、過去の自分はプロジェクトに関わるメンバー全員が納得してから進めるという方法をとっており、その結果スムーズに意思決定できたプロジェクトでは予定と大きくずれることなく遂行できたのですが、意思決定できなかったプロジェクトでは、そもそもの方針決めに1ヶ月以上かかるなど、遅れを生み出していました。

そうした経験もあって、どうすれば良いか考えてたどり着いたのが、「関係者が状況を理解したら、意見が割れている場合は意思決定者が決めていく」というものでした。


関係者が状況を理解したら、意見が割れている場合は意思決定者が決めていく

何かプロジェクトを複数人で動かす場合、ビジネスの現場では意思決定者がいるはずです。もしいないなら、プロジェクト開始時点で決めるか、進んでいるプロジェクトならすぐに決めましょう。

意思決定者が決まったら、プロジェクトに関わるメンバーの共通認識にするため、「意見が割れて時間がかかりそうな場合、上がっている内容を理解した上で意思決定者が方針を決める」ことをチームに周知します。

後は、意思決定する際に最初のポイントは関係者が理解した上で納得する形、それが無理な場合は上がっている意見を理解した上で、意思決定者が判断する形で進めます。


こちらのやり方に変更して以降、平行線で方針がいつまでも決まらないといった状況に陥ることがなくなりました。

上記の場合、別に意思決定者が参加者全員が理解せずとも決定して良いのではと思うかもしれませんが、ただですら自分の考えと違う方向性で進めるとなった場合、行うことを少なくとも理解してないとモチベーション低下にもつながるため避けた方が良いと思っています。
納得してなくても理解をしてくれている場合、不満はあれど「自分の考えるベストではないけど、その方向性もある」という考えに至りやすく、モチベーション低下などを一定ですが抑えることがしやすくなります。


ここまではビジネス面でのお話をしてきました。
上の内容を読んで、プライベートでも同じような形でもいいのではと思うかもしれませんが、プライベートはビジネスよりも「納得すること」の重要性が高いです。

プライベートでの納得と理解

プライベート、特に家族や仲のよい友人などの場合、ビジネスのように論理的な方向性で進めるのは難しいですし、そんなことをしていると別れる原因に繋がることも考えられます。

プライベートにおける納得は、感情的な部分の影響が大きいため、相手が理解したら進めるやり方では拗れてしまいます。また、例えば夫婦やカップルの場合、明確な意思決定者を立てるのが難しいですし、立ててしまったら意思決定者にならなかった側のストレスは計り知れません。

一方で、プライベートにおいてはビジネスほど関係者が多くなることは少ないと思うので、納得するまで話し合う、それでもうまくいかない場合は親や親族、仲の良い友達に第三者で入ってもらい、話し合うことを重要視した方が良いと思います。
何事も定量/定性の情報を元に、論理的に進めたい人にとってはストレスかもしれませんが、プライベートにおいては感情的な部分をビジネスより重要視する方が、長く付き合う中では有効な場合があると思います。

この辺りは、一緒にいる人のタイプにもよるので、ビジネスのように明確な正解はないですが、ご参考までに。



私のこれまでの経験を元に、プライベートとビジネスでの納得と理解について話してきました。

少しでも仕事を進める際やプライベートで生活する中で、考え方がお役に立てば幸いです。

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