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どうしていつも わたしは間違える なにを伝えるか 贈るか 守るか どうしていつもわからな…
あの人が19で世を去ったとき 残した言葉の身体は 私が一生分かけて紡いでも 髪の毛1本にも…
つめたい海の底で きみが息を潜めて からだを小さくしている きみを傷つける者の怒号が響き…
雨風のしのげる 所にいたいんだけど、 時々雷もほしいなぁ いや、当たらないよ、 当てない…
ちゃぽん と水に 身体を入れると こどものような 手が見えた おふろの中の わたしは 無…
きみに触れると いつもは牢獄のようなこの身体が 歓びを感じる きみの無防備さや 気ままさが …
あなたを罵った夜に 今からその痛みと 期待と 諦念を 引き受けて生きていくのは 私だと知る 私が唯一 この世界に遺すものは 言葉だけど 言葉は あなたには届かずに 海の底へ ゆっくりと落ちていくから あなたはそこにいて、 もういいよ
よく考えていました あなたでない人を 恋人と呼ぶとき、 私はどんな瞳をしているのか どんな…
世界は変わっていなかった 相変わらず空には雲ひとつなく、 訪ねた映画館はもぎりがいなくて…
雨の日は 傘で顔を覆えるから好き 隠された私の瞳は 誰かを睨め付けることも 君に笑いかけ…
泣きたいのに 涙が出ない そういうことがよくある 泣きたい、泣きたい と心の中で呟いてみ…
寂しいひと 寂しいひとが好き 傘に入るのを遠慮するひと 満員電車で反射した自分の顔を見つ…
ポケットに未来が入るなら 過去はどうやって 持っていけばいい 背負うのは重いが 踏んで歩く…
ことばがかれている 忘れはてた男の奥にある ダムが開いて 私の失物を押し流す 未だに手を伸ばし続ける君に 別の号車から影が 降り立ち、 一家みんなで 夢からさめる