見出し画像

全ての人に捧げたい応援歌 仮面女子の「ファンファーレ」

 昭和ポップスばかり聴いているが、たまには最近の音楽を聴くこともある。その中で、最近の音楽のクオリティの高さに驚くだけでなく、これまで聴いてきた昭和ポップスの魅力に改めて気付くこともある。

 今回は、そんな事に気付かされた1曲を紹介したい。これまで聴いてきた昭和ポップスではこういう気持ちにされたことはなかった。それが仮面女子の「MASK A RAID」というアルバムに紹介されている「ファンファーレ」という曲だ!

画像1

①出会いのきっかけ

 実はそれまでこの仮面女子というアイドルグループのことを名前や存在は知っていても、どんなメンバーがいてどんな楽曲を歌っているのかというところまで詳しく知らなかった。「ホッケーマスクを被ったアイドルグループ」というのが、知っていた唯一の知識だった。

画像4


 ところが、先日ヨコハマフットボール映画祭2021で上映された、FC東京を題材にした「ユルネバ2021〜眠らない街〜」という作品に、仮面女子の月野もあ、木下友里、森下舞桜、小島夕佳の4名が出演していた。私と同じ東京ファンの諸先輩方や仲間たち(私もエキストラとしてちょっとだけ映った!!)が参加している映画だったので、作品を楽しむ、応援するという2つの気持ちを持って映画を鑑賞していた。その劇中で挿入歌として流れていたのが今回紹介する「ファンファーレ」だった。

画像3

②良い曲だなと思った理由〜サビのメロディとコード進行、それから〜

 劇中で流れていた時は「サビのメロディ、コード進行が良いな」程度にしか感じなかったのだが、私の耳に妙に残ったので映画のエンドロールにクレジットされていた曲名を記憶し、家路に着く道中YouTubeで調べてじっくりと聴いてみることにした。いざ聴いてみると歌詞が心を奮い立たせるような内容で、何か突き刺さるようなものであった。

 「この歌詞、誰が書いたんだろう?」と率直に疑問に思った。調べてみると猪狩ともかという仮面女子のメンバーの子が書いていた。

画像2

 猪狩さんは、2年前に不慮の事故で背髄を損傷し、両下肢不随という後遺症が残り、車椅子生活になってしまったのだが、アイドル活動を続けている。そんな彼女の経験したことであったり、それらを踏まえた想い、感情、伝えたいことが歌詞の中に詰まっている。「だから、こういう歌詞が書けるのか」と感じたし、実体験が反映されているからか、リアリティがあり、深く心に刺さった。

③推したい理由〜チャレンジャーに対する応援歌〜

 一言で表現するのであれば

 全てのチャレンジャーに向けての応援歌である

 これが、私の推したい理由である。

 何か新しいことにチャレンジする際、新しい環境に飛び込む際に、様々な不安感やネガティブな感情を抱くことは、誰しもあったと思う。例えば、進学、就職、転職、異動etc人生の中で、チャレンジや環境の変化は付き物だが、そういった際に今までやってきたこと、ちょっとした成功体験を思い出して自信を持って行動することに背中を押してくれるような気がする。そんなワードが歌詞の中にたくさん散りばめられているのがこの「ファンファーレ」だ。

 余談ではあるが、先ほど紹介した映画「ユルネバ2021〜眠らない街〜」も詳しいストーリー内容については書けないが、チャレンジすることの大切さや仲間を頼ることは悪いことじゃないことを再確認させられる部分もあった。そんな映画を観た直後だったからか、「ファンファーレ」の歌詞の内容が深く胸に突き刺さったし、「オレも頑張ろう」と純粋に思えた。

④まとめ

 チャレンジすることに対して尻すぼみしたり、何事に対してもマイナス思考になってしまう方は多いかもしれない。実際に私もそうだ。常にマイナス思考だし、自信がない…自己肯定感はかなり低いと思う。

 だけど、今回「ファンファーレ」という曲に出会って、チャレンジする気持ちや闘う気持ちをどこか呼び起こさせられたような気がする。綺麗事かもしれないが、一度聴いて観て欲しい。背中を押される感覚になると思うから…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?