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【エッセイ】旅人からのギフト

旅人は何ができるのか

観光客と旅人

人が増えるほど治安は悪化し、雑多になるものです。
そうして魅力を失った観光地には次第に人が寄り付かなくなり廃墟になっていきます。

旅人は観光を消費してはいけません。

観光客ならいいでしょう。
消費することが仕事なのですから。

しかし旅人たるには素晴らしい人・文化・自然を心に刻んでください。
いつか貴方が観光客と旅人に与える立場になるのです。

石を追う旅人

サグラダファミリアに辿り着いて44年

外尾悦郎さんをご存知でしょうか。
彼はサグラダファミリアで44年間石を掘り続け、
芸術工房監督を任されています。

細かい来歴は記事を見てもらえればよくわかるので見て下さい。

彼は観光客?旅人?

私が定義する上で彼は旅人でしょう。
石を追って日本からフランスへ、さらにはスペインに流れ着いています。
今はできることを見つけ、文化を伝える立場にいるのです。

森の風を感じる朝

当時の年齢は25歳でした。
仕事を探しながらの旅は想像するだけでも厳しいものです。

しかし旅人はやるべきことを見つけました。
石の影に隠れたガウディと向き合い、同士となり同僚になったのです。

今や旅人はガウディの化身として若いカタルーニャ人達にガウディを教え、
石を掘ることで観光客と旅人達に感銘を与えています。

僕たちができること

僕ができること

出会い

僕が帆船と出会い5年経ちます。
帆船の経歴でいえばもっと乗っている人がごまんといます。
でも、僕にしかできないことがある。

ITで気軽に海を楽しんで世界中を巡る時代を作る。
SNSで帆船が浪漫じゃないことを伝えて体験してもらう。
DAOで古いもの、知識が存続する仕組みを作る。

やっと大学や仕事で学んだことが活かせる!

貴方ができること

今はなくてもいずれ見つけます。
旅人は「何か」を求めて旅をしているのですから。

観光もしくは旅での出会いがあって、
貴方の出来ることがみつかる。

そこには貴方だけが伝えられる旅人からのギフトがあるでしょう。

渡してあげて下さい。
次の旅人は「何か」を得るきっかけを待っています。

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