最安ではなく最高でもなく、最愛になる
最近、車を買った。半年近く待ってやっと納車された。眺めてるだけで幸せ。
が、そんな期間は、すぐ終わった。
手に入ったものは当たり前になるので、また新しい最愛を探してしまう。もしかしたら、今の自分にとって最高であって、最愛ではなかったのかもしれない。いや、1回目の最愛のピークが過ぎた後に来る2回目の最愛が来てこそ、本当の愛なのかも。手元にある内はまだまだわからない。
さて、最近、マーケティングの先生から教えてもらったことで一番刺さったこと。
最安、とにかく一番安いものを。最高、とりあえず一番高いもの、性能の良いものを。最愛は、支持、共感、愛着で選ばれる。
マーケティング戦略、今はその3択らしい。
最安は価格で比較され、最高は性能で比較され、最愛は欠点も含め愛される、とのこと。
じゃあ、自分はどこを目指したいのか。
転職後、物づくりに携わるようになって、とにかく高く売ること、と言う胡散臭いアドバイスをいつも疑問に思っていた。高く売る理由が、実は特に無い場合が多いからだ。いや、自己満足とか。手数料が高いとか。
価格が物の価値に合わないと、その物が出来るまで素敵なストーリーが、チープなただの言い訳になってしまうと思う。
高級百貨店でも高い価格のものが割引されて売られていたりする。売り場のレベルが合わないか、価格を上げたハードルをその物が超えられていないと言うことか。売れる理由なんて後付けでいくらでも言えるから、自分も含め、売れない理由と現実から目を背けてはいけない。
せっかくなら、自己満足じゃなくて、買ってくれた人に、幸せ、喜び、特別感を味わってもらえるような物を作りたい。
やっぱり、目指すのは最愛。その為には、愛される努力を欠いてはいけない。
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