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今度生まれ変わったら何したい?

子どもの頃に、「将来大きくなったら何になりたい?」と大人たちに聞かれたことが、何度もあったと思う。私の幼稚園の頃の夢は「お蕎麦屋さん」だった。今思い返せば、高校生の時にお蕎麦屋さんでアルバイトしたことがあったので、その夢は叶ったのだと思う。

大人になるにつれて、現実と向き合ううちに夢は果たせないものだと、悲観的に感じるようになった。けれど、思い続けていれば夢は形を変えて叶うものだと最近気づいた。

今年のお正月に娘が帰郷し、ふとこんなことを私に言ってきた。
「ママ、10年くらい前にトイレのドアにこんな夢を書いてたね!10年後には、首都圏と地元と半々の生活をする!叶ってんじゃん!」

改めて気づかせてもらった。そうだ!10年前にそんなことを書いた時、その方法なんて、何も思いついていなかったのだ。けれど、10年後の今、その夢は確かに叶っている。10年前には今の仕事の発想など何もなく、またコロナで大変な状況になることも、まったく予想していなかった。

未来の夢を思い描き、それに執着することなく過ごしていると、なぜか夢は叶うものなのだ。それでは、「生まれ変わったら何したい?」と自分に問いかけてみた。

今度生まれ変わったら、映画製作に関わる仕事がしたいと思っていた。時代小説や時代劇映画が好きだし、生まれ変わったら、絶対叶えるぞ~と密かに思っていた。

けれど最近、生まれ変わらなくても叶う方法があるな!と気づいた。それは、時代劇映画のエキストラに応募すること。これなら素人でもできるじゃん!自由な時間を確保できる今の状態なら、応募に受かればできるはず!
なんでこんなささいな事に今まで気づかずにいたのだろうか?

これを気づかせてくれたのが、30代男性の進路相談にのっているときだった。彼の相談を受けながら、人生の棚卸しをさせていた時に、ハッと気づいたのだ。不思議なものである。

夢を「生まれ変わったら~」に先送りしなくても、今の人生で叶うなら、やったほうが絶対良い。彼の相談が終了したあと、私は早速映画のエキストラ募集を検索したのだった。近いうちにその夢も叶うはず!

映画のちょっとしたシーンに、時代劇の扮装をしたおばちゃん姿の私が、
登場する・・・考えるだけで楽しくなる自分がいた。


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