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人工知能とどのように向き合っていくか

人間がAIに勝てるもの、これこそが感情であると思う。
今コラムを書き始めたが、面白いコラムというのはAIに書けるのだろうか。

人間の感情というのは非常に不可解で果てしなく難解である。そこに、ある程度のアルゴリズム(規則性)があったとしても、それは流行のようにコロコロ変わる。感情の生まれも、原因も、時間とともに大きく変化する。それをAIが分析するのは不可能に近いだろう。

コラムの面白さは人間にしか理解できないのではないか。AIの思考回路のように、人間の感情の生まれる過程もブラックボックスになっていると思うからだ。自分でも無意識にでているものだから、あえて言語化することは難しいはずだ。だから、人間がAIの思考回路を理解できないように、AIも人間の感情の生まれる過程は分からないし、お互いに理解できるはずがない領域がそこにはある。

「好き」という感情がその代表例である。たとえ自分の好きな人の好きなところが言えたとしても、なぜその人が好きなのか本能的な部分は自分でも分からないからだ。このような感情や愛といった人間が自然ともつものを、AI(人工知能)の反対で、ナチュラルインテリジェンス(以下NI)という。2045年には、AIが人間の知性に追いつくシンギュラリティという現象が起こるらしいが、そのときにこそ、NIがとても大切になってくると思う。

今日も私は様々な感情を生み出している。今は想像もつかないが、NIだけが唯一のコミュニケーションツールとして使われる、人間の感情のみが溢れる空間が実現されたら、今危惧されているAIに支配されるかもしれないという怖い未来もなくすことができるのではないか。これからの未来でAIにどんな対抗策を講じてくるのか、これからの将来が楽しみだ。


著者:ゆっぴー

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