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けん玉ワールドカップ2022

KWC2022(kendama World Cup2022/2022.7.30-31)に出場した、けん玉歴2年5か月、中学1年生の僕の感想です。

忘れてしまいそうな今の気持ちを記録しておきたくて書きました。

"僕の憧れるけん玉プレイヤーが初めて決勝に出た時に、タイムスリップできるとしたら、聞いてみたいこと"に、僕がこたえる形で書きました。
いつか大先輩達に直接聞いてみたいです。


1)ワールドカップに出ようと思ったのは?
全力で今年やって、どれだけできるかを知るため。もちろんいつか優勝するため。

2)けん玉をはじめてから決勝を意識したのはいつで、それはなぜですか。
2022年の技が発表されて、できそうな技を組んでみて、その点数をRyoga(※1)くんに伝えた時に、「決勝行けるかもな」と言われて、初めて“決勝に行く”という発想を受け入れた。“決勝に行きたい”と思ったのは、本番1か月前になって、できる技とできない技の区別がついた時、点数が予想していたより厳しくて、ギリギリだったから。それを飛び越えられるチャンスが今来てると思った。

RYOGAくんと

3)どんな練習をしたか。そのことがどんな結果に結び付いて、それを今どう思っているか。
まずは予選練をやって80を超えた時に、決勝ラダー練をやった。でも、決勝ラダー練をやってると、いっぱい技をきめれて楽しいから、予選が疎かになっていく感じがした。僕は“決勝に出た自分”が欲しかったから、『予選が自分の決勝』となって、『決勝に出ることが、すなわち自分の優勝』と気づいて、予選に対するモチベーションが上がった。 

全体の5個というまとまりに対する意識を変えたり、Youtubeで予選の動画を観て覚悟する練習や、立ち位置のイメトレをした。イメトレの中で技を決める確率を上げることで、現実的に本番でも決める自信がついた。

予選できめれたのは、自宅の練習の時に本番でやってるイメージをして、本番の時に、周りを全く観ずに、けん玉だけを見たから。あと、この時、こうしてこうするという技のコツの細分化を口に出したり、説明を考えたりすることで、技のことだけを考えて集中できたから。また、自分がどう見られてるかではなく、自分が技をどう見ているかに集中するように心掛けた。努力すればするほど、技術はついてくるから、本番で決めるために大切なのは、マインドだと思った。

実際にやった練習は、模擬とイメトレ。目標点数は、KMC(kodamira cup (※2))63pt、KWC(kendama world cup2022 (※3))72pt の予定で始めて、72→74→78→80→82→80→82ptと変更していった。今回は、80ptフルマークを目標に出て、2023年に決勝を目指そうかと思っていた時に、コダマン(※4)に「来年目指してる位やったら、今年82ptで攻めて、失敗した方が、意味がある」とアドバイスをもらって、82ptにすることを決意した。なぜなら、マックスの80ptをとって決勝に行けないより、82ptに全力で挑んで失敗して決勝に行けない方が、決勝に“行けない”理由として納得できると思えたからだ。

このような決意をもって、練習したことで、本番の広島は、広島を想像して練習している自宅のリビングそのもののように感じることができた。本番の時の周りの声は全く覚えていない。集中できたのは、技の事を考えることで、練習と同じ頭になったからだと言える。イメトレは成功したのだ。82ptの予選に決めて、フルマークしたことで、81ptボーダーを超えて決勝に進むことができた。

予選フルマークの喜び(3回目で初)

努力すればするほど、技術はついてくるから、大切なことは本番その技術を発揮するための、マインドコントロールを練習することだと学んだ。まず、コダマンが「82ptでいけ」と言ってくれなければ僕は82pt設定していないし、決勝にも行けてない。また、今満足してないと思う。だから、まずはそこまで僕を想ってアドバイスを下さったコダマンとそれを応援してくれた仲間に感謝している。簡単なことではないけれど、できるかもしれない80ptよりも、できないかもしれない82ptに挑戦すること、結果ではなく、攻める意識をもつことに意味があるのだ。

しかし、中には勝率の低さを無謀と感じる人もいるだろう。確かに、やりすぎる挑戦は意味がない。また、無謀である。そこで、練習の中で自分の実力や限界を理解し、その上でそれを少し超えてみることが、深謀な挑戦といえるのだ。練習を積み重ねることで、その挑戦が成功する可能性を1%でも上げて行くことが、上達していくということだと僕は思う。

4)決勝を視野にして、どんな意識で予選にのぞみましたか。
フルマークをとにかく目標にして、最後はこれができないと決勝に行けないと思って気持ちで刺した。ミスする度に、それを全て忘れて、今までの練習を振り返って、一回一回「これで決める」というリズムを意識して、大切に臨んだ。

5)自分は何で決勝に上がれたと思いますか。
まずは自分の努力が一番。次に、練習の仕方が良かったと思う。そして、一人でやってたら、ここまでできなかったと思う。一緒に練習してくれたコダミラ(※5)のみんな、毎日仲良くけん玉楽しんでくれたRyogaくん、前日にシンクロしてくれたシンノスケくん(※6)、神すぎるプレーを見せてくれたYASUくん(※7)、青空けん玉でみたHigh Receipt.s (※8)のかっこいいプレー、練習の環境を作ってくれた家族、その家族ごとを支えてくれて、ずっと一緒に悩んでくれたコダマンがいてくれたから。

キューさん @ooocueooo ありがとう
コダミラ (予選現地参加組)
大阪けん玉JAMから4人 決勝進出
コダマンと
青空けん玉

6)決勝では何を目標として舞台でパフォーマンスしましたか?
「9-2を決める」「フルマークする」「楽しむ」「最後笑う」

7)他の人のプレーを見て、自分は来年どうしていこうと思いましたか
「一つ崖を超えていく」壁だと同じ高さのイメージだから違う。登らないと。

 8)7)のために何をしようと思いますか。
「KWC2022の100トリックをワンメイクする」
「今できるトリックの麗度を上げる(美しく決めれるようにする)」
「上手い人に知ってもらうために、話す」
 仲良くなったら、応援しあえるから、僕は盛り上がる。

9)3回目のKWCの感想は?
楽しかった。成長を実感した。

2020年 32pt/248位
2021年 61pt/84位
2022年 82pt/33位 / 決勝29位

10)来年の目標は?
予選85pt(決勝20位以内)とります!


[※]
1 ) 
Ryoga : Dreamkendama pro player , @ryoga_k  , (KWC2021 8th)
2 ) 
KMC(kodamira cup):コダミラ(けん玉コミュニティ)内のKWCと同ルールの大会
3 ) 
KWC(kendama world cup):グローバルけん玉ネットワーク主催のけん玉世界大会
4 ) 
コダマン : 師匠 , @zoomadanke
5 ) 
コダミラ : けん玉コミュニティ, kodamira kendama school & salon , @kodamira_official
6 )
シンノスケ : ALL pro player , @shinnosuketogo  , (KWC2022 4th)
7 )YASU : KROM pro player ,High_receipt.s crew, @yasu_hc  , (KWC2021&C&F2021 champion)
8 ) 
High Receipt.s : けん玉界最強のクルー , @high_receipt.s

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