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ブルーアーカイブ:先生になりました その3

これの続きで「Final. あまねく奇跡の始発点編1章~4章」までになります。めっちゃ良かったことを先に伝えておきたいです。

あと、ストーリーが更新された都度書いているので、各章によってテンションがちょっと違うかもしれません。

1章 シャーレ奪還作戦

それぞれの学園で起きた騒動のその後が知れて良かったです。非常対策委員会の設立の際はこれまでに登場したキャラクターが揃い踏みで、まさに最終編の名前にふさわしい始まりでした。

シャーレがカイザーPMC占領されたとき、まさかのRABBIT小隊が活躍。カンナの改心もあって実質、カルバノグの兎1.5章じゃんと思いました。

スチルのクオリティも枚数も気合が入っていると感じました

そして、15話でPV4で使われた「RE Aoharu」が流れました。こんな使い方はズルいと思いましたね。本当に。

もー続きが待てませんね!

2章 虚妄のサンクトゥム攻略戦

2周年から始めた自分はこのエピソードからリアルタイムで参加しました。

まず驚いたのはゲマトリアがやられたことですね。これまでのストーリーで散々めちゃくちゃやってきた奴らがボロボロになった姿には何か感慨深いものを感じると共に、これから戦う相手がとんでもない存在なんだとドキドキしました。

そして、例のシロコの大人になったバージョンの娘が本当にシロコだということが明かされました。神秘が反転して恐怖になった姿だそうです。キヴォトスの生徒たちは皆神秘を持っていたと思うので、全員反転する可能性を秘めているんですかね?モチーフを考えるとゲヘナ組とかチェリノとかヤバそう……。

各サンクトゥムへの攻勢では、学園を跨いだ生徒の絡みがあったのがめっちゃ良かったです。こういうの欲しかったんですよね。しかもスチルがめっちゃかっこいい!しかもいっぱいある!ちなみに、これらのスチルはメインストーリーではなくアーカーイブ/イベントストーリー/虚妄のサンクトゥム攻略戦にあるので、見返したい人はぜひ参考に。

このホシノの表情好き
このアルちゃんの立ち姿もセリフも好き

そして最終サンクトゥムのペロロジラ戦ではあれが来ましたね。そう、カイテンジャーです。どうしてカイテンジャーが出てきたのか新参の自分にはよくわからなかったですが、かっこよかったのでオールオッケーです。戦闘パートもめちゃくちゃ気合入ってました。ありがとう……カイテンジャー!ありがとう……カイテンロボ!

3章 アトラ・ハシースの箱舟占領戦

このエピソードからかなりシリアス度が上がりましたね。

ホシノのこのセリフが感慨深いものがありますね

印象的だったシーンは「ウトナピシュティムの本船(2)」でヒマリが静かにリオにキレるシーンですね。これまで嫌い嫌いと言ってはいたものの、具体的ではありませんでしたが、ついに本当にキレました。ヴェリタスの放任具合を見るに、ヒマリは自立を重んじる主義でさらに、後輩思いな人物です。そりゃあリオは責められて当然だなと思いました。

そんなヒマリに対して、ハナコがオイディプス王の寓話を話すシーンも良かったです。リオが騒動を起こしてしまった最大の過ち、それは彼女が「ミレニアムの生徒会長だったこと」だと説き、無事にリオが作戦に参加できるように取り計らいました。こういったケアができるのはハナコの良いところですね。他の生徒ではなかなか出来ないと思います。好き。

PV4が流れましたね

そして、このエピソード最大の山場「「勇者」の資格」です。ここはマジでずっと泣きながら見ていました。

アリス、お前が勇者だよ

アリスがリオのことを仲間だと伝えるシーンが良かったです。「序盤のボスが後半で仲間になる……」にはクスッとさせられました。なによりも、リオがアリスに許されると思うことでようやくリオが救われたのが良かったです。ミレニアムでの騒動の後、すぐ逃げてしまったリオには罰を与えられる機会も、罪を許される機会もありませんでした。しかし、今回の一件でヒマリから責められるという罰を受け、アリスから仲間だよと言われて許されました。真にリオは救われたと思います。

この無言のシーンはクルものがありました

ケイがアリスの代わりに消えるシーンはもうやばかったです。アリスが「勇者」というなりたい自分になったのと同じように、ケイもなりたい自分になり、やりたいことをやったんだと思います。めっちゃ良かったです。

アリスの「勇者だから」という行動原理を見て気づいたんですけど、先生の「先生だから」「大人だから」という行動原理と似ている気がします。アリスや先生のような、行動した結果がどうなるか勘定に入れず、いかなる場合でも「自分はこうであるから」と行動する姿は、イマヌエル・カントの義務論(定言命法)に似ている気がします。だから何なんだと言われたら何もないですが、魅力的ですよね。先生の影響を一番受けているのはひょっとしたらアリスなのかもしれません。

4章 プレナパテス決戦

感無量とはこのエピソードのためにある言葉ですね。明かされたプレナパテスの正体とシロコ・テラーの真意をドキドキしながら見ていました。

これ、皆が好きなやつね。

シロコ・テラーの独白はスチルの迫真さもあって胸が締め付けられました。しかし、もっと驚いたのはプレナパテスの思惑が明かされるところです。

プレナパテスもとい別の時間軸の先生は自らが死のうとしているときに、シロコ・テラーに対して「あなたのせいじゃない」と伝えるため、大人の義務を果たすため、色彩を受け入れて嚮導者となり、別の時間軸の「成し遂げた」自分と出会うまで歩み続けたんです。最初から最後まで先生だったんですよね、プレナパテスは。「神秘」だ「恐怖」だなんだかんだ言われても、それが生徒であるというただ一点で、先生はすべてをかけて助けるんですよね。もう言葉が出ないですよこれは。

そして、今回のストーリーの「最終編」はブルアカの最終じゃなくて、プレナパテスにとっての最終編だったことがわかります。成し遂げられなかった彼(彼女)が最後まで進み続けたお話だったんです。

3章のところでも書きましたが、先生の行動原理に結果は関係ないんですよね。あるのは前提である「先生である」と「大人である」だけなんですよ。かっこいいですよね。いや、嘘です。完徹しすぎててちょっと引きました。無名の司祭が「理解不能」と言っていた方に共感しました。

最終編で一番好きなシーンです。

シロコがシロコ・テラーに目出し帽を渡すシーンはもうだめでした。いや、だって目出し帽ってコメディシーンの象徴だったじゃないですか!流れるBGMはUnwelcome Schoolですよ!それが、こんなにしっとりとしたシーンで、Lo-Fiっぽいバラードで流されたら、ズルいじゃないですか。もう。

読了後、お仕事画面でプラナちゃんが出てきたり、ゲーム起動時のロード画面が新規スチルになったり、BGMが「RE Aoharu」になったりするのも良かったです。なんというか、終わったんだなと感慨深くなりました。

とりあえず一区切り

ブルアカのメインストーリーはこれで一区切りですかね。自分も感想文をここで一区切りにしたいと思います。ブルアカを初めて2ヶ月弱、長いようで短かったと思います。あ、別に引退するとかではないですからね。これからもコツコツと遊びたいと思います。

月並みなことはダサいのであんまりやりたくないんですが、これだけは言っておきたいです。ブルーアーカイブの開発の皆さん、特にストーリー総括のisakusanさんや各スチルやキャラデザ、BGMを担当したクリエーターさん、本当に良い体験をさせてくれてありがとうございました。これからも陰ながら応援していきたいと思います。では、また~。

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